『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』
Stiglitz, Joseph E. 200609 Making Globalization Work, W W Norton & Co Inc, 384p
=20061130 楡井 浩一 訳,徳間書店, 414p
■Stiglitz, Joseph E. 200609 Making Globalization Work, W W Norton & Co Inc, 384p
ISBN-10: 0226259935 ISBN-13: 978-0226259932 [amazon]/[kinokuniya] =0061130 楡井 浩一 訳,『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』,徳間書店, 414p ISBN-10: 419862254X ISBN-13: 978-4198622541 1890 [amazon]/[kinokuniya] ※ e05
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
自由化と民営化を旗頭にしたグローバル化は、すべての国、すべての人に未會有の恩恵をもたらすはずだった。ところが今、われわれに訪れたのは、一握りの富める者のみがますます富んでいく、世界規模の格差社会だった。一体これはなぜなのか?ノーベル賞経済学者スティグリッツが、アメリカのエゴにゆがめられたグローバル化のからくりを暴き、すべての人々に利益をもたらす新システムを提言する。
内容(「MARC」データベースより)
グローバル化はすべての国と人に恩恵をもたらすはずだった。ところが、訪れたのは世界規模の格差社会だった。これはなぜなのか? アメリカのエゴに歪められたグローバル化のからくりを暴き、新システムを提言する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スティグリッツ,ジョセフ・E.
2001年「情報の経済学」を築き上げた貢献によりノーベル経済学賞受賞。1943年米国インディアナ州生まれ。エール大学はじめオックスフォード、ブリンストン、スタンフォード大学で教鞭をとる。1993年クリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加、95年より委員長に就任し、アメリカの経済政策の運営にたずさわった。97年に辞任後、世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストを2000年1月まで務める。行動する経済学者として、世界を巡りながら経済の現状を取材し、市場万能の考え方を強く批判。現行のグローバル化がもたらす様々な弊害に警鐘を鳴らす。2002年の著書『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』(小社刊)は、世界38カ国で翻訳刊行され、世界的ベストセラーとなった。続いて2003年『人間が幸福になる経済とは何か』(小社刊)では、アメリカの狂騒の90年代を分析した。現在はコロンビア大学教授
楡井 浩一
1951年北海道大学卒業。英米のノンフィクション翻訳で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
日本の読者へ グローバル化と日本の歩むべき道
序 不平等を軽視して経済効率を重視する人々
第1章 不公平なルールが生み出す「勝者」と「敗者」
第2章 発展の約束―ワシントン・コンセンサスの失敗から学ぶ
第3章 アメリカを利する不公正な貿易システム
第4章 知的財産権を強化するアメリカの利権集団
第5章 天然資源の収奪者たち
第6章 汚染大国アメリカと地球温暖化
第7章 多国籍企業の貪欲―グローバルな独占を阻止する
第8章 債務危機への道すじ―借りすぎか?貸しすぎか?
第9章 外貨準備システムの崩壊と「ドル大暴落」
第10章 民主的なグローバリズムの道
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:鹿島 萌子