『センの正義論――効用と権利の間で』
若松 良樹 20030625 勁草書房,285+21p.
■若松 良樹 20030625 『センの正義論――効用と権利の間で』,勁草書房,285+21p. ISBN-10: 4326153717 ISBN-13: 978-4326153718 \3,150 [amazon]/[kinokuniya] ※
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
若松 良樹
1958年宮城県に生まれる。1988年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、成城大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■内容(「MARC」データベースより)
知の「巨人」センの理論を手がかりに、功利主義と権利論とも異なる第三の道を求める。彼の理論を「正義論」でなく「不正議論」と解釈し、多様なものを多様なままにし、最低限不正を見逃さないことの大切さを訴える。
■目次
序論 正義の女神
第1章 功利主義の目隠し
1・1 帰結主義
1・2 厚生主義
1・3 総和主義
第2章 世界は滅ぶとも権利は守られるべきか
2・1 帰結主義は行為主体を抹殺するか
2・2 ノージックの目隠し
第3章 天秤に何を載せるのか
3・1 どうやって利害を比較衡量するのか
3・2 どうやって自由を表現するか
第4章 天秤の使い方
4・1 権利は天秤を拒否するか
4・2 どうやって「正義」を問うべきか
第5章 正義の女神は必要か
5・1 権利をどうモデル化するか
5・2 正義の女神は権利にとって邪魔者か
5・3 権利は何のために必要なのか
結語 不正義を申し立てる声に耳を傾けて
注
あとがき
参考文献
索引
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:山本 晋輔