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『ADHD注意欠陥・多動性障害――親と専門家のためのガイドブック』

Munden, Alison[マンデン・アリソン]& Arcelus, Jon[アーセラス・ジョン]1999 The ADHD Handbook: A Guide for Parents and Professionals on Attention Deficit / Hyperactivity Disorder =20000707 市川 宏伸・佐藤 泰三 監訳 紅葉 誠一 訳,東京書籍,210p.

last update:20101021

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■Munden, Alison[マンデン・アリソン]& Arcelus, Jon[アーセラス・ジョン]1999 The ADHD Handbook: A Guide for Parents and Professionals on Attention Deficit / Hyperactivity Disorder
=20000707 市川 宏伸・佐藤 泰三 監訳 紅葉 誠一 訳 『ADHD注意欠陥・多動性障害――親と専門家のためのガイドブック』,東京書籍,210p. ISBN-10: 448776176X ISBN-13: 978-4487761760  1890 [amazon][kinokuniya] ※

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
ADHD(注意欠陥・多動性障害)はとくに小学校の教室での問題が多く取り上げられる発達障害です。子どもが注意を持続できず、また忘れたり物をなくすことが多い、落ち着いて席にじっと座っておれずに授業中でも歩きまわる、順番を待つことができず、話に割り込んだり勝手におしゃべりをしてしまうなどで悩まれている場合は、まずADHDの可能性が考えられます。ADHDはまた、ほかの学習障害(LD)、自閉症やアスペルガー症候群といった発達障害との関連性も深い障害です。障害の理解や治療教育に際しては、生かじりの知識では偏った誤解につながる場合が少なくありません。本書はADHDの理解に必要な最新かつ確かな基礎知識を、世界的視野に立ちながらコンパクトに凝縮してバランスよくまとめた一冊です。
内容(「MARC」データベースより)
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の理解に必要な最新かつ確かな基礎知識を、世界的視野に立ちながらコンパクトにまとめる。全国の診断・治療機関、国内外の支援団体、参考図書なども掲載する。

■目次

献辞
謝辞
まえがき
第一章 ADHDとは何か
 DSM-IVとICD-10の診断基準(比較表)
 DSM-IVとICD-10の重要な違いについて
第二章 ADHD児の特徴
 ADHDの中心病状
 ADHD児の多動性
 ADHD児の衝動性
 注意が散漫で、集中力を持続できないADHD児
 友達づくりの難しさ
 ADHD児の学習障害
 家庭における問題
 これら以外の問題
  (神経)精神医学的障害/ほかの精神保健的問題
 まとめ ADHDの病状
 まとめ ADHDのその他の問題
 まとめ ADHDと合併しやすい障害
第三章 ADHDに似た病態
 ADHDに似た病状を引き起こす身体的障害、薬物など
  視覚、聴覚障害/てんかん発作/頭部外傷による後遺症/各種の急性、慢性疾患/栄養不良/睡眠不足
  (睡眠障害あるいは環境によるものを含む)/麻薬の影響や処方箋の副作用
 ADHDと間違えやすい精神障害
  自閉症スペクトル障害(自閉症ならびにアスペルガー症候群)/強迫性障害/トゥーレット症候群/
  行為障害/愛着障害/うつ病、その他の情緒的問題/不安障害/精神障害
 まとめ ADHDと紛らわしい病態
第四章 ADHDはどれくらいの割合で起こるか
第五章 ADHDについての進化論的ならびに生物学的解説
 狩猟民族・農耕民族説
 進化論、生物学、そして適応障害としてのADHD
第六章 ADHDの原因に関する科学的事実
 遺伝学
 神経解剖学――脳の構造的な異常の結果だろうか
 神経生理学――ADHDの病状は脳の機能異常を反映しているのだろうか
  脳波測定/血流の研究/代謝活動の研究
 神経化学――ADHDの病状は脳内化学物質と関係しているのだろうか
 栄養学、毒物学ならびにアレルギー作用
 栄養――ADHDは子どもの食べ物と関連するだろうか
 外傷――脳の障害はADHDの原因だろうか
 心理―社会的要因
第七章 ADHDの診断
 ADHDの判定に必要な情報
  病状の経過と対応/病歴/精神医学的経過/教育歴/親と子の気質、性格、関係ならびに社会的状況
  家族歴/社会的状況の評価/他の専門家からの情報/犯罪歴
 身体診察と検索
 検索
  子どもの観察/血液検査/他の神経学的検査
 各種の評価
  行動評価/より一般的な情緒・行動障害のスクリーニング(選抜試験)/作業持続検査
 まとめ ADHDの判定に必要な情報
第八章 治療チーム
 教育心理士
 行動問題の支援機関
 校医ならびに養護教諭
 社会福祉サービス
 心理士
 家族療法士
 同居家族による療育とボランティア機関
 親向けの支援グループ
 まとめ ADHDの治療チームの構成
第九章 医学的治療
 中枢刺激薬
  リタリン
  デキサドリン
 三環系抗うつ薬
  イミプラミン
 抗精神病薬
  ハロペリドールならびにクロルプロマジン
 降圧剤
  クロニジン
  プロプラノロール
 薬物の組み合わせ
 治療薬の今後の動向
 まとめ ADHDの投薬治療・種類・用量・副作用
第十章 心理学的治療
 親の教育と行動療法
  ABC分析/まとめ ABC分析/正の強化
 家族療法
 個人療法(精神力動療法)
 問題解決能力
 結論
第十一章 教育
第十二章 社会福祉サービスならびにボランティア機関
 社会福祉サービス
 ボランティア部門
 給付金
第十三章 ADHD児の長期的展望
第十四章 成人のADHD
 疫学――成人のADHDの割合はどれ位でしょうか
 成人の診断と診断基準
  ユタの診断基準
 成人のADHDと合併する可能性のあるその他の精神疾患
 ADHDが人生に与える影響
 成人のADHDの症状評価と診断
 成人のADHDの治療
  薬物治療/成人のADHDに対する薬物以外の治療
監訳者あとがき
 

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:片岡 稔
UP: 20101019 REV: 20101020
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