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『アメリカ医療の悩み』

西村 由美子 編 199505 マイサル出版会,259p.


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■西村 由美子 編 199505 『アメリカ医療の悩み』,マイサル出版会,259p. ISBN-10:4377310445 ISBN-13: 978-4377310443  \2140 [amazon][kinokuniya] ※

■内容(「BOOK」データベースより) アメリカ社会最大の問題の一つ、医療制度改革に、政治生命を賭けて挑戦した「クリントン改革」は、なぜ座礁したのか。国民皆保険改革を阻んだ問題点を、包括的に解明したスタンフォード大学医療政策チームの共同研究の成果。
内容(「MARC」データベースより) 医療費の削減、公的医療保険の問題など、アメリカが直面している医療改革のさまざまな政策課題を具体的に明らかにし、論点を整理する。スタンフォード大学医療政策チームの共同研究の成果。

■目次
医療制度改革への挑戦――まえがき
なぜ改革は難しいか――プロローグ
  医療改革ならず
  政策策定過程が内包する問題
  包括的改革から手直し型改革へ
I 米国の医療制度――何が問題か
 1 米国の医療制度――しくみと問題点
   医療という巨大マーケット
   医療制度の構造と機能
 2 勤労者と医療保険
   企業による医療保険の給付
   急増する医療保険コスト
   従業員による費用分担の導入
   企業のコスト抑制策と医療制度改革
   退職者医療制度
 3 高齢者の長期療養・介護政策
   加速する米国の高齢社会化
   連邦政府および州政府による政策
   政策実現を妨げるもの
   今後の課題と展望
 4 医療費のコスト・シフティング
   赤字に転ずる病院経営
   回収できない医療費請求
   病院医療費のコスト・シフティング
   拒まれるコスト・シフティング
   コスト・シフティングへの批判
II 制度改革――そのダイナミズム
 1 議会における立法過程
   政策決定の力学
   下院/上院/委員会
   議案目録への記載
   下院の特別規則と上院の全会一致の承認
   本会議での審議
   両院協議会の招致/最終行動
   医療改革法案の立法過程
 2 ロビイストの活動
   「ハリーとルイーズ」
   ロビイストの政治学
   メディアの普及とロビー活動
   草の根の底力
   クリントン大統領の改革とロビイスト
   主要団体の政治的立場
 3 連邦政府と州政府
   政策の実施主体・州政府
   州による医療制度改革
   連邦政府と州政府の確執と協調
III 新しい医療制度――どう作るか
 1 クリントン法案を読む――クリントン法案とその対案
   クリントン法案/マクダモット法案
   チェイフィー法案/クーパー法案
   グラムおよびマイケル法案
   広範なコンセンサスの形成
   法案審議の開始
 2 マネージド・コンペンションの導入
   医療制度と市場原理
   自由市場の競争力を活かすコスト抑制策
   市場での弱者対策
   皆保険制度の実現
   財源の確保
   〈インタビュー〉コスト意識のある医療改革
 3 保険制度改革の指標
   保険へのアクセスを拡大する
   皆保険制度を実現する
   無保険者問題を解決する
   給付すべき内容を決定する
   多様性への対応
   国民が「安心できる保証」の実現
   まずは部分的にでも改革を
   〈インタビュー〉
  2 制度改革?そのダイナミズム
3 新しい医療制度――どう作るか

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:三野 宏治 
UP:20090512 REV:
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