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『医療費ハンドブック』(平成6年版)
厚生省保健局調査課 監修 199403 法研,260p.
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last update: 20191225
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厚生省
保健局調査課 監修 199403 『医療費ハンドブック』(平成6年版),法研,260p. 3010+ ※r
■内容
「監修にあたって」(本書3ページより)
我が国の国民医療費は毎年1兆円ずつ増加を続け、平成5年度には24兆3千億円に迫るものと見込まれている。人口構造の高齢化等により今後も医療費が増加していくことが予想されるが、医療保険制度を長期的に安定したものとしていくためには医療費の動向分析が不可欠となっている。また、平成4年度から政管健保、平成5年度から健保組合に中期的財政運営の導入が図られ、個別の保険者においても医療費分析の必要性が高まっている。
医療費の動向分析といっても、医療保険制度は適用から給付まで多岐にわたることから、取り扱うデータの種類、内容も複雑多岐にわたっており、動向分析も多様な角度からみる必要がある。例えば、医療費総額を全体の動きでみたり、医療費を制度別に受診率、1件当たり日数、1日当たり医療費といった3要素で分析したり、地域別に比較したり場合によっては年齢構成を補正してみることも必要である。さらに、医療費を患者サイドや医療供給サイドから分析することも必要となる。
本書は医療費の基礎的な動向・構造分析を体系的にまとめたものである。単に分析結果を示すだけではなく、基本となる考え方、具体的な計算式等についても言及したものであり、医療保険に関係している方々や医療に関心のある方々にも実践的に役立つものを目指したつもりである。また、見開き2ページを単位として、左のページに解説、右のページにグラフという、見易くわかりやすい構成を心がけた。本書が有効に活用され、保健事業の運営に大いに役立つことを期待する次第である。
平成6年3月
厚生省保健局調査課長 野々下 勝行
■目次
第1部 医療保険制度を取り巻く状況
1.国民医療費
2.老人医療費
3.制度別医療費の状況
4.中期的財政運営
5.需要側からみた医療費
6.供給側からみた医療費
7.医療費の地域差
8.最近の医療費の動向
9.医療費の増加要因と適正化
第2部 医療保険制度の概要
10.医療保険制度の概要
第3部 医療費の分析
11.統計の基礎
12.医療費分析の方法
第4部 人口・経済・調査
13.人口
14.経済
15.調査
第5部 その他
16.用語の解説
17.統計表
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
岩﨑 弘泰
UP: 20191225 REV:
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