『カレン・アンの永い眠り――世界が見つめた安楽死』
Battelle, Phyllis 1977 Karen Ann: The Quinlans Tell their Story, Doubleday & Company, Inc., New York
=19790420 常盤 新平 訳 講談社,339p. ASIN: B000J8HJH0 1400
■Battelle, Phyllis 1977 Karen Ann: The Quinlans Tell their Story, Doubleday & Company, Inc., New York=19790420 常盤 新平 訳,『カレン・アンの永い眠り――世界が見つめた安楽死』,講談社,339p. ASIN: B000J8HJH0 1400 [amazon] ※ b d01 ts007a
◇訳書あとがき 常盤 新平 337-339
「原書が発売されたとき、『週刊現代』の連載が決まって、私が翻訳を担当した。たしか十回ほどの連載だったし、紙数が限られていたので、全体の百五十枚程度しか訳出できなかった。私が翻訳を引き受けたのは、ひとえに内容がすぐれていたからである。また、以前にニューズウィーク誌やタイム誌でカレン・アン事件を読んで、興味を抱いていた。その後、本書は一部が日本版の「リーダーズダイジェスト」にも「カレン・アン――植物人間の生と死」という題名で、載った。」(p.339)
◇言及
玉川桂(東京都、一九六八年発症、七二年病名判明)は一九七三年三月に胃にチューブを入れる手術をした後で呼吸困難・意識不明になり、気管切開、人工呼吸器をつけた。「現在、この種の病気に対する医療の常道としては、呼吸困難に陥っても、気管切開→人工呼吸器(生命維持装置)までして、患者の生命の維持をはからないそうである(『カレン・アンの永い眠り』講談社刊。その他より)。私どもの場合、医療の常道が守られなかったことはさいわいだった。」(玉川[1983:64-65])
玉川 よ志子 19830525 『終わりに言葉なきことがあり』,講談社,229p. 1200