本書に書かれているように、著者は2010年4月に私の勤め先の大学院に入学した。その時すでに、最初の著書『声に出せないあ・か・さ・た・な――世界にたった一つのコミュニケーション』(生活書院)があったような気もしていたのだが、それは間違いだった。その本の刊行は2012年5月。著者は東京に住む人だし、来る時には介助者こみだし、そう頻繁に京都に来れない。やはり本書に書かれているように、教員たちは、東京に仕事に行ったついでに、著者に会ったりした。調べてみたら、私が天畠の事務所を訪問したのは2018年8月。事務所があるのは武蔵野市なのだが、最寄りの駅は三鷹駅。1985年から1995年まで三鷹市に住んでいた私は、その面会の後、23年ぶりということになるのか、住んでいたあたりにあって時々食べに行っていた「ハルピン」という店が立派になって経営を続けていることを確認し、食べて飲んでいい気分になった〔隣同士の2軒になっていた→食べログ:[食べログ]/[食べログ]/〕。そのことと、事務所にプリンターがないようだったので、そのぐらい買いなさいよと言ったのぐらいしか覚えていない。加えて、演習への参加はしばしばオンラインで、だった。Zoomがかくもはびこる前のことで、スカイプを使ったと思う。