基本的なことは『税を直す』(村上慎司・橋口昌治との共著、青土社、2008)に書いたからそれを読んでいただければと思う――加えて宣伝させていただくと、この本で橋口が担当した「格差・貧困に関する本の紹介」はこの主題に関して出されている書籍を網羅的に紹介した文章で大変役に立つものになっている。その後に書いたものとして、「所得税の累進性強化――どんな社会を目指すか議論を」(『朝日新聞』2010-5-27「私の視点」)、「右のものを左に――唯の生の辺りに・4」(『月刊福祉』2010-8)、「多くあるところから少ないところへ、多く必要なところへ」(『月刊公明』2010-10)、「ためらいを一定理解しつつ税をなおす」(『生活協同組合研究』2010-12(419):13-21)がある。また、最初にあげた本について解説し補足したものとして、その本の(私の執筆部分)のもとになった連載の一回として書いた「『税をなおす』の続き――連載 54」(『現代思想』38-7(2010-5):26-37)がある。これは全文をホームページで読むことができる。「生存学」で検索すると最初に出てくるサイト(http://www.arsvi.com)で、その「中」を「税」で検索すると、あるいはこの文章の題で検索すると、それらの文章の全文を読むことができる。また、残念ながら手間かけられず、最新(今年)の情報は今のところ載せられていないが、2009年から2010年にかけてそれなりにまともに税制を再検討しようという動きがあった時期についての情報等、言論・議論の推移についてもある程度のことがわかるようになっている。それらをご覧いただきたい。