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『雨のち曇り、そして晴れ――障害を生きる 13の物語』

社会福祉法人 NHK厚生文化事業団編 20100825 日本放送出版協会,287p.

last update:20101205

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■>社会福祉法人 NHK厚生文化事業団編 20100825 『雨のち曇り、そして晴れ――障害を生きる 13の物語』,日本放送出版協会,287p. ISBN-10:4140814276 ISBN-13:978-4140814277 \1470 [amazon][kinokuniya] ※ d00b

■内容


すべての人に読んでもらいたい!
障害と向き合った13人の力強い感動的な物語!
交通事故で車椅子を強いられた若者、初めてのわが子が障害児だった若き父親、医療事故で身体の機能を失いながらも向学心を失わない若者、20年間進行する自らの病いと向き合い、障害のあるわが子を見続けてきた母親……。境遇や障害の種類は違っても、それぞれの生き方をつかんだ13人の感動的な物語。

・「BOOK」データベースより
境遇や障害の種類は違っても、それぞれの生き方をつかんだ13人の感動の物語。

■目次


僕が愛した人、愛をくれた人 (岡山県・吉村 章)
 赤いセロハンを貼ったような光景
 現実を思い知らされた彼女の一言
 頭がおかしくなりそう
 心のトゲを抜いてくれたヒロシの説教
 車椅子での初めての外出、僕を大きく変えた一日
 歩み始めた第二の人生

生きる (千葉県・中村 和子)
 初めて白い杖をついた日
 光を失うことより耐え難かったのは
 白い杖が教えてくれたこと
 仲間から教わったこと
 母には見える娘の笑顔

私たち夫婦の普通の家庭 (熊本県・浦上 誠)
 私の子どもに限って
 筋ジストロフィー診断が下って
 夫婦をつなぎとめた交換日記
 同時に学んだ2つのこと
 2人目の神様

親子連動型軽度発達障害 (兵庫県・笹森 理絵)
 マカロニサラダに混ざった刻みピクルス
 数字がからむと途端にボロボロに
 長男が変なのは私のせい?
 神経を病んで出会った一冊の本
 連動していた親子
 生き方を変えてみた

「障害を越えて」ではなく (東京都・小佐野 美知子)
 障害は越えるべきもの?
 リハビリテーションは何のため?
 「介助」って知っていますか?
 彼と出会って、今
 こんな生活もあるんです
 綱から降りて地上を歩ける日を夢見て

泣かれても笑っちゃおう (東京都・松兼功)
 久しぶりの甥っ子との再会
 驚きのかたち
 弟夫婦のしつけ
 半年後、再び上京した甥っ子
 ビックリ+大人の働きかけ=障害力

私の結婚 (兵庫県・徳澤 麻希)
 私たちのなれそめ
 彼の大きな勇気
 子どもという大きな問題
 もう一つの大きな問題・住宅
 両親の意外な反応
 新居での結婚生活
 いっそう強まった絆

コミュニケーションの階段 (神奈川県・松山 良子)
 息子からの電話
 ずっといい子だった一人息子
 始まった息子の反乱
 問題は私?
 息子の一人暮らし
 フィルターを取り除く

知的障害のある息子に背中を押されて (大阪府・江口 敬一)
 異国で障害のある息子が生まれて
 後に大きな意味をもつことになったアドバイス
 息子の就業
 息子、ホームヘルパー資格に挑戦
 テキストが自分の障害を理解するきっかけに
 ホームヘルパー3級から2級へステップ・アップ
 遂にやって来た父親の役割と出番
 特例子会社YKK六甲株式会社の設立と運営
 地域で支えるネットワークの必要性

人と時代に恵まれて (大阪府・藤野 高明)
 はじめに
 不幸の始まりは不発弾
 強いられた13年の不就学
 人生を切り開いた点字との出会い
 20歳の中学2年生
 真夏の大学生
 最初の授業
 教職
 わが生きがい

「あ・か・さ・た・な」で大学に行く (東京都・天畠 大輔
 14歳で障害者になった私
 「あ・か・さ・た・な」でコミュニケーション獲得
 新たな光へ
 障害者の大学受験
 たくさんの仲間に支えられた大学生活
 「あ・か・さ・た・な」は心のコミュニケーション

いとしい日々 (東京都・横田 真司)
 出発
 四人
 鳥
 祭り
 春
 それから
 鳥越祭ふたたび

私が私であるために (静岡県・島崎 とし子)
 父の残したもの[1991年]
  父の病床の傍らで
  苦い記憶
  病名を知って不自由になった心
  変わっていく私
  自立
  新しい人生
  父の残したもの

 筋ジス母さんのドキ・メロ日記[1995年]
  生まれた!
  障害者の育児の秘訣
  こんなはずじゃなかったのに
  ついたあだ名はオッパイ屋
  苦渋の選択
  ウルトラマンをマグマ大使にしていた私
  ドキ・メロ日記は今日も続く

 ときが来たら、ちゃんと話すね[2004年]
  あれから10年
  病気の兆候
  フラッシュバック
  過去の私が救われる
  Dの学校生活
  憧れと現実
  かけがえのない家族
  Dのやさしさ
  ときが来たら、ちゃんと話すね

 私が私である証し[2009年]
  何をするにも心の中でかけ声
  受け入れても、受け入れても、新しく発生する不都合
  息子への告知
  Dの中学校生活
  つらい出来事
  私が私である証し

あとがきにかえて NHK障害福祉賞の45年
この本のブックデザインについて (ミルキィ・イソベ)

■書評・紹介

http://www.npwo.or.jp/info/2010/amenochikumori.html
http://plaza.rakuten.co.jp/srmurata/diary/201011030001/



*作成:竹川 慎吾 更新:岩田 京子
UP: 20101115 REV: 20101205
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