『流体都市を構築せよ!――世界民衆都市ニューヨークの形成』
高祖 岩三郎 20070902 青土社,386p.
■高祖 岩三郎 20070902 『流体都市を構築せよ!――世界民衆都市ニューヨークの形成』,青土社,386p. ISBN-10: 4791763599 ISBN-13: 978-4791763597 \2730 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
権力・財力を誇示し聳え立つニューヨーク高層ビル群の中に、遅れて辿り着いた移民たちにとって、メトロポリスで生き延びるための活路とは――。街角を舞台にパフォーマンス、グラフィティから様々なデモンストレーションまで、無産の世界民衆による多彩でダイナミックな身体表現に、国際都市の新しい躍動と可能性を発見する。画期的な都市ユートピア論。
■目次
プロローグ
都市とユートピア
第1部 都市と建築の相克
1 メトロポリスの構成素
2 係争としての公共空間
公共空間や如何に?
ロゴのついた公共空間
構造的都市殺し
公共空間と共通空間
3 建築とその外部
建築理論あるいは建築家の外の意識
「9・11」あるいは建築的悲劇
第2部 芸術都市
4 反白壁論
前向上 アート界の労働について
労働力と空間の再利用について
白い壁の拡張
結語 二つのイースト・ビレッジ
5 アートとアクティビズムの間で
前向上 作品、行為、労働
建築空間を切り刻め!――ゴードン・マッタ=クラークの反建築的直接行動
スペクタクルとパフォーマンス
巷の百花繚乱、あるいは新しい「アート=大衆運動」
結び 万人アーティスト説
6 「その名」を公共圏に記しつづけよ!
まえがき――地下鉄という舞台
ライティグ小史
ライティング方法論
アートの二重拘束とライティング(あるいはグラフティ)の自律性
第3部 身体/共同体/歴史
前説 身体による建築
7 ハーレム伝
前向上 アフロ・アメリカンの三つの時/三つの場所
ハーレム・ルネッサンスの魂と身体
カリブの旋風
マルコムXとブラック・ナショナリズム
黒人身体の力
8 東亜移民論
前向上 「グローバル都市」における移民の場所
東亜移民の仲介性について
不可視のグローバル家庭内労働者たち
結び アジア(マイノリティ)という集合について
9 ラテン系界隈の小宇宙、あるいはエル・バリオについて
前向上 身体による建築、あるいは「リズム」について
エル・バリオ小史
エル・バリオ逍遥
結び 非在のコミュニティ
エピローグ ニューヨークから千のアメリカへ
あとがき
■著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
- 高祖 岩三郎
- 批評家/翻訳家、Autonomedia,VOL編集委員。1980年以降、ニューヨーク在住。画廊スタッフ、グラフィック・デザイナーを経て、翻訳/執筆活動に従事
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治