『自治と当事者主体の社会サービス
――「福祉」の時代の終わり、マイノリティの権利の時代の始まり 増補改訂版』
大谷 強 19990531 現代書館,236p.
last update:20100703
■大谷 強 19990531 『自治と当事者主体の社会サービス――「福祉」の時代の終わり、マイノリティの権利の時代の始まり 増補改訂版』,現代書館,236p. ISBN-10:4768434150 ISBN-13:978-4768434154 \3150 [amazon]/[kinokuniya] ※ ds
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
本書はこれまでの「福祉」を総括し、新しい社会サービスの政策を論じ、今後の方向を見定めようとしたものである。
内容(「MARC」データベースより)
これまでの「福祉」を総括し、新しい社会サービスの政策を論じ、今後の方向を見定める。社会サービスの当事者主体への政策転換を新しく書き下ろした、95 年刊の増補改訂版。
■目次
まえがき
第1章 災害の中での障害者生活
1 地震の発生を地域の暮らしを破壊した災害
2 施設入所を中心にした政策の浮上
第2章 復興からノーマライゼーションの実現へ
1 障害者たちのネットワークの力
2 地域での生活の再建にむけての取り組み
3 日本社会の土台からのつくり直し
第3章 自己決定権からみたノーマライゼーション
1 第二次世界大戦中のナチスの経験からの出発
2 人権概念の広がりと当事者の決定権
3 公民権運動と自己決定の権利
4 日本におけるノーマライゼーションの現状と課題
第4章 障害者基本法の意義と問題点
1 心身障害者対策基本法の問題点
2 障害者基本法への改正過程
3 障害者基本法で改正された内容と評価
4 改正されなかった条項
5 残された権利法の課題と今度の障害者の政策
第5章 当事者主体の障害者基本計画づくり
1 障害観の転換が基本計画の土台
2 住民自身が主体になった計画づくり
3 障害者基本計画の理念と政策の原則
4 ニーズを掘り起こす調査と計画の策定作業
5 たて割りを克服する政策の再編成
第6章 社会保障の予想される変化と効率的な運営
1 社会保障全体の見直し
2 給付費の将来予測と負担の増加
3 医療から福祉への重点の移行
4 私たちの推計による福祉需要の将来予測
5 私たちの推計方法
6 私たちの推計結果から得られる生活像
7 医療の改革と福祉との連携の重要性
第7章 保健福祉計画の住民からの点検
1 保険福祉計画の策定から新ゴールドプランへ
2 住民の作成への参画による計画の具体化
第8章 対策としての福祉から自立支援のサービスへ
1 福祉行政のサービス化への歩み
2 家族による介護から社会的な自立への支援
3 お世話や介護から積極的に自立の支援
4 家庭内の暮らしから地域での暮らしへの広がり
第9章 住民の豊かさと人権を保障するシステム
1 利用者としての住民像
2 個人の尊厳と住民の介護を受ける権利
3 在宅サービスのコスト論
4 在宅サービスを担う必要労働者数の算出
5 大量の職員の有効な労務管理
6 持続的・総合的で柔軟な組み合わせ
7 権利侵害に対する救済ルールやアドボカシー
第10章 公的介護保険の導入の利点と問題点
1 税金と保険料との財源確保の比較
2 利用する権利の保障とアドボカシー
3 サービス供給量の増加策
4 利用者からのサービス向上を求める可能性
5 自治体行政の介護に対する責任のもち方
6 地域でのケア・マネージメント
7 介護保険とアドボカシー
8 新しい介護システムに求められる基本的な課題
第11章 予算にあらわれた政策転換
1 予算案からみた国際障害者の十年
2 ゴールドプラン時代の福祉関係予算の分析
3 新ゴールドプランと九五年度予算案
第12章 社会サービスの当事者主体への政策転換
1 政策立案から実施、点検までの市民の主導権
2 市民本位の制度から権利の実現の過程に
3 自治体責任の明確化と市民の計画への参画
4 介護保険への横並びを急ぎすぎた障害者政策の改革案
5 権利擁護の中途半端な提案から本格的な権利擁護に
増補改訂版へのあとがき
*作成:櫻井 浩子