『優生操作の悪夢――医療による生と死の支配』
天笠 啓祐 19940228 社会評論社,198p.
last update:20110614
■天笠 啓祐 19940228 『優生操作の悪夢――医療による生と死の支配』,社会評論社,198p. ISBN-10:4784501347 ISBN-13:978-4784501342 2200+ [amazon]/[kinokuniya] ※ eg eg-bg ms
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
臓器移植、安楽死、脳死、遺伝子操作いのちの選別がはじまっている。生を支配し、死を翻弄する先端医療。
内容(「MARC」データベースより)
患者に対して有害となることは行なわず、分け隔てなく平等に最期まで尽くす…ことが終焉を迎えようとしている。臓器移植、安楽死、脳死、遺伝子操作-。生を支配し死を翻弄する先端医療の実際を明らかにする。
■目次
序章 生命の質が問われるとき
森鴎外の死生観
日本における安楽死問題の始まり
安楽死協会から尊厳死協会へ
東海大学安楽死事件
医師会も尊厳死容認へ
T
1章 生きる価値なき生命
マルサス主義の出現
ネオ・マルサス主義
ダーウィニズム
選ばれた民
優生学的思想の台頭
生命を断つ根拠
安楽死計画
2章 優生学が導いた安楽死法制化
アメリカにおける優生学的運動
「人間機械論」
安楽死法制化運動
積極的安楽死と消極的安楽死
積極的安楽死の容認
3章 遺伝子レベルの優生学
遺伝子的衰退論
XYY論争
IQ論争
ソシオバイオロジー論争
論争の影響
4章 歯止めなき遺伝子「治療」
遺伝子差別
遺伝子組み換え実験の成功と体外受精の始まり
遺伝子治療の一番乗りへの焦り
広がる出生前淘汰
道を開くレトロウイルス
医療が人間を改造する
U
5章 戦前における国家の出産管理
堕胎罪の出現
社会防衛のための保健衛生
人口増加政策
サンガー夫人来日の衝撃
産児制限運動
国民優生法の成立
「産めよ殖やせよ」
6章 時代を逆行する優生保護法と母子保健法
復活した翼賛組織
優生保護法の成立
人口の量的調整
母子保健法の成立
障害者の発生予防
「産む産まないは女の権利」
7章 出生前管理
母子管理強化
国民総管理システムへ
産み分けを促進する人工授精
「不妊治療」とは
V
8章 変貌する医学・医療
病院の産業化
バイオエシックスが果たした役割
続発する事件の数々
ME化の進む日本の医療機器
医薬品産業の肥大
バイオ医薬品
9章 日本における医療政策と「民族の質」
バイオ技術の発達
臨調行革路線
民族の質
管理と隔離の強化
日本における生殖操作
10章 選別する医療
脳死は社会的合意を得られたか
医療費総抑制政策
医療法改正
老人福祉の切り捨て
治療拒否
逆ユートピア
■引用
■書評・紹介
■言及
◆立岩 真也 2013 『私的所有論 第2版』,生活書院・文庫版
◆立岩 真也 19970905 『私的所有論』,勁草書房,445+66p. ISBN-10: 4326601175 ISBN-13: 978-4326601172 6300 [amazon]/[kinokuniya] ※
*作成:樋口 也寸志