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吉村 夕里

よしむら・ゆり
Yoshimura, Yuri : English Page

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/yy03.htm

last update:20100316

http://www.kbu.ac.jp/kbu/gakubu/shinri/kyoin.html(京都文教大学臨床心理学部 准教授)
http://www.kbu.ac.jp/kbu/gakubu/pdf/KENKYU_P_YOSHIMURA_YURI.pdf(研究活動報告)
http://www.kiswec.com/enjo.html (京都国際社会福祉センター)


■略歴
平成15年 3月 龍谷大学大学院社会学研究科(修士課程)社会福祉学専攻 修了
平成15年 9月 関西福祉科学大学大学院社会福祉学研究科(博士後期課程)臨床福祉学専攻 自主退学
平成20年 3月 立命館大学大学院先端総合学術研究科先端総合学術専攻(一貫制博士課程)修了

■学位
平成15年3月社会福祉学修士(龍谷大学)
平成20年3月学術博士(立命館大学甲第528号)http://www.ritsumei.ac.jp/acd/mr/lib/thesis/abstract/2008/k_528_j.htm

■職種
臨床心理士資格・精神保健福祉士資格

■研究分野
精神障害をもつ人のソーシャルワークと心理臨床・援助専門職のテーチィングメソッド

■所属学会
日本社会福祉学会 日本保健医療社会学会 日本心理臨床学会 日本質的心理学会 日本集団精神療法学会など

■業績
【著作】
◆「精神保健福祉分野のソーシャルワークと心理臨床」、共著、平成17年3月、創元社、鑪幹八郎監修、川畑直人編、心理臨床家アイデンティティの育成(pp.340-359)
http://www.sogensha.co.jp/booklist.php?act=details&ISBN_5=11336

◆20080301 「精神障害をめぐる組織力学――全国精神障害者家族会連合会を事例として」
 『現代思想』36-3(2008-3):138-155

◆20091220 『臨床場面のポリティクス――精神障害をめぐるミクロとマクロのツール』 ,生活書院,263p. ISBN: 4903690482 ¥3675 [amazon][kinokuniya] ※ m.

吉村夕里『臨床場面のポリティクス――精神障害をめぐるミクロとマクロのツール』表紙

【論文】
◆「自我形成論 自分の障害に気づき始めた子ども」、共著、1985年、『発達』21、ミネルヴァ書房、pp.104-108
◆「麻痺がないのに極端な運動遅滞を呈した重症児一例 〜wallonの発達理論の立場から〜」、共著、 1986年、児童精神医学とその近接領域、 27 、pp.261-272
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jscap/journal/27/27-5.htm
◆「自我形成論」(話題提供)、共著、1992年、浜田寿美男・山口俊郎編、『私というもののなりたち』、ミネルヴァ書房、pp. 239-260
◆「リラクゼーションを取り入れた集団療法」、単著、1996年、月間ナースデータVol.17 No7、pp.19-24
◆ 「家族と心理教育」(話題提供) 、2002年、新宮一成・角谷慶子編 、『精神障害とこれからの社会』、ミネルヴァ書房、pp.85-101
◆「精神障害をもつ人の生活世界のアセスメント 〜リハビリテーションにおけるソーシャルワークの視点〜」(修士論文)、単著、平成14年、龍谷大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻修士論文pp.1-59
◆「精神障害をもつ人の生活世界のアセスメント 〜リハビリテーションにおけるソーシャルワークの視点〜」、単著、平成16年3月、龍谷大学大学院研究紀要11号(pp.73-92)
◆「精神障害をもつ人に対するボディワークの試み」、単著、平成17年3月、京都文教大学人間学部紀要第7集(pp.47-56)
http://nels.nii.ac.jp/els/110004847401.pdf?id=ART0007926426&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1268583255&cp=
◆「精神障害をもつ人とツール ―手帳福祉におけるアセスメントの制度化―」、単著、平成17年3月、立命館大学先端総合学術研究科博士予備論文(pp.1-85)
◆「精神科デイケアにおける家族療法 ―家族支援プログラムの枠組みをめぐって―」、単著、平成18年3月、京都文教大学人間学部紀要第8集(pp.29-43)
◆ 「精神障害をもつ人に対するアセスメントツールの導入 ―臨床ソーシャルワークの新たな問題」、共著、平成18年3月、質的心理学研究第5号(pp.121-143)
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0987-3.htm
◆「精神医療論争 ―電気ショックをめぐる攻防―」、単著、平成19年3月、立命館大学大学院先端総合学術研究科 コア・エシックスVol3(pp.375-390)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2007/yy03.pdf
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/ce/2007.htm
◆「電気ショックの歴史と研究動向」、単著、平成19年3月、立命館大学大学院先端総合学術研究科、Birth,Vol.1(pp.1-11)
◆「臨床場面における身体やモノの布置:統合失調症の人へのグループアプローチから」、単著、平成20年3月、京都文教大学人間学部紀要第10集
http://nels.nii.ac.jp/els/110007125740.pdf?id=ART0009062234&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1268583176&cp=
◆「「飲まずに噛んだ」「噛まずに飲んだ!」 ―グループホームにおける相互行為」、共著者:上田宣子・藤澤枝美子・青木信雄・細馬宏道・吉村雅樹、平成20年3月、聖泉論叢15号 聖泉大学短期大学部(pp.303-324)
http://nels.nii.ac.jp/els/110006966702.pdf?id=ART0008875375&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1268583229&cp=<br> ◆「専門職の統制力 ―精神障害をめぐるマクロとミクロのツール―」、単著、平成20年3月、立命館大学大学院先端総合学術学研究科課程博士論文
◆ 平成18年度〜20年度科学研究補助(基盤研究C)報告書「ヒューマンサービスを共通基盤とする援助専門職等の現任者訓練に関わる研究」、共著・監修、平成21年2月(108p)
◆ 「当事者が参画する社会福祉専門教育 ―精神医療ユーザーと協働する視覚教材づくり―」、単著、平成21年3月、京都文教大学 臨床心理学部研究報告 創刊号(pp.21-40)
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007198449
http://nels.nii.ac.jp/els/110007198449.pdf?id=ART0009159990&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1268583021&cp=

【学会発表・報告など】

◆「髄膜炎後遺症児一例の睡眠リズムと発達の関連について〜重障児療育における生理指標の検討〜」、共同、1984年、第31回日本小児保健学会
◆「精神保健相談中の合同家族面接について」、単独、 1991年、第30回日本公衆衛生学会近
畿地方会
◆「肥満の改善状況と自覚症状の関連について 第1報」、共同、1990年、第29回日本公衆衛生学会近畿地方会4 
◆「肥満の改善状況と自覚症状の関連について 第2報」、共同、1991年、第30回日本公衆衛生学会近畿地方会
◆「精神障害者に対するボディーワーク」、共同、1992年、第31回日本公衆衛生学会近畿地方会
◆「宇治保健所の精神保健相談の変遷 第4報−成人中期−」、1992年、 第51回日本公衆衛生学会
◆「家族教育、家族会活動の意義と方法」、 第16回精神保健業務研修会パネラー、1992年
◆「宇治保健所における老人痴呆相談とサービスの実態」、共同、1993年、第52回日本公衆衛生学会
◆「老人精神保健相談の実態と課題」、共同、 1993年、第36回病院・地域精神医学会
◆「境界例が疑われる男性の面接経過」、単独、1994年、第15回臨床心理士研修会
◆「老人性痴呆疾患相談指導事業における困難事例の分析」、1994年、第53回日本公衆衛生学会
◆「精神障害者に対するボディーワーク」、共同、 1996年、第10回公設精神科リハビリテーション施設研究協議会
◆「精神障害者に対するボディーワークの効果〜デイ・ケアプログラムでの実践から〜」、共同、 1997年、日本集団精神療法学会第14回大会
◆「精神障害者のボディーワークの考察〜デイ・ケアプログラムでの評価の実施から〜」、共同、1999年、 日本集団精神療法学会第16回大会
◆「精神科デイケアにおける家族への総合的支援について〜家族療法実施事例の分析から〜」、共同、1999年、第13回公設精神科リハビリテーション施設研究協議会
◆「ケアマネジメントの手法を使用したデイ・ケアでのアセスメント〜実施事例の分析から〜」、共同、2000年、第14回公設精神科リハビリテーション施設研究協議会
◆「ソーシャルワーク実践における利用者の参加と協同(U)―生活理解への支援ツールの展開―」、共同、平成15年10月、共同発表者:長澤真由子・太田義弘・中村和彦、第51回日本社会福祉学会、四天王寺国際佛教大学
◆「痴呆性高齢者の"強み"に着目した施設内ケアアセスメントの試み」、共同、平成16年9月、共同発表者:田中広美・太田澄子・青木信雄、第5回日本痴呆ケア学会、朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
◆「精神障害をもつ人に対するツール使用の合意形成プロセス ―アセスメントにおけるソーシャルワーク技術の問題―」、単独、平成17年5月、第31回日本保健医療社会学会、熊本学園大学
◆認知症高齢者のQOL向上を目指したケアプランの作成」、共同、平成17年10月、共同発表者:青木好美・桑原陽・田中広美・青木信雄、第6回日本認知症ケア学会、島根県民会館
◆相互交渉はいかに構成されるのか ―統合失調症の人を対象とした面接場面の分析から―」、単独、平成18年7月、第42回日本心身医学会近畿地方会、京都テルサ
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006423240
◆エコマップを活用した強みアセスメントの試み、共同、平成18年10月、共同発表者:玉城栄之助・青木信雄 他、第7回日本認知症ケア学会大会、札幌コンベンションセンター
◆ 援助専門職の現任者訓練に係る課題@ ―受講生のニーズと教育演習プログラムの内容は合致しているのか―」、共同、平成19年9月、共同発表者:所めぐみ・浅野貴博、第55回日本社会福祉学会、大阪市立大学、報告要旨集(pp.396)
◆「援助専門職の現任者訓練に係る課題A ―受講生のニーズと教育演習プログラムの内容は合致しているのか―」、共同、平成19年9月、共同発表者:浅野貴博・所めぐみ、第55回日本社会福祉学会、大阪市立大学、報告要旨集(pp.397)
◆口頭発表「主観的満足度評価を活用した生活環境の提案」、共同、平成19年10月、共同発表者:玉城栄之功・太田澄子・桑原陽・青木信雄、第8回日本認知症ケア学会大会、マリオス(盛岡市民文化ホール)
◆ポスターセッション「強みを日常生活支援に活かす為の課題」、共同、平成19年10月、共同発表者:桑原陽・田中広美・玉城栄之功・青木信雄、第8回日本認知症ケア学会大会、マリオス(盛岡市民文化ホール)
◆「認知症高齢者の強みの支援とQOL維持〜グループホームでの看取りを経験して〜」、共同、平成20年9月、共同発表者:河合純子・桑原陽・太田澄子・青木信雄、第9回日本認知症ケア学会、かがわ国際会議場
◆「認知症高齢者困難場面解決の為の検討方法」、共同、平成20年9月、共同発表者:玉城栄之功・太田澄子・桑原陽・青木信雄、第9回日本認知症ケア学会(ポスターセッション)、アルファあなぶきホール
◆「サービス利用者/サービス提供者がともに参与できるナレッジデザインの探究〜ユーザーが参画する教育モデルの確立をめざして」、共同、平成20年10月、共同発表者:所めぐみ、日本社会福祉学会第56回全国大会、岡山県立大学
◆「当事者が参画する社会福祉専門教育(その1)〜精神医療ユーザーと協働する映像教材づくり〜」、単独、平成20年10月、日本福祉文化学会第19回全国大会、平安女学院大学
◆ 「当事者が参画する社会福祉専門教育(その2)〜車イス使用者の日常のなかに存在するバリアに関する映像教材づくり〜」、共同、平成20年10月、共同発表者:木村善男、日本福祉文化学会第19回全国大会、平安女学院大学
◆「社会福祉教育における「当事者」参加・参画についての探索的研究 ―映像教材制作プロジェクトを通じての学習モデルの考察―」、共同、平成20年11月、共同発表者:所めぐみ、日本社会福祉教育学会4回大会、東海大学湘南キャンパス
◆「暴言のみられる認知症高齢者への強みに着目したケアの効果:強みアプローチ前後の意識調査を通しての考察」、共同、平成21年10月、共同発表者:美野喜則・田中広美・玉城栄之功・桑原陽・青木信雄、第10回日本認知症ケア学会(ポスターセッション)、東京国際フォーラム
◆ 「社会福祉教育のナレッジデザインへの利用者の参画とコミュニティ形成に関わる研究」、単独、平成21年10月、日本社会福祉学会第57回全国大会(特定課題セッションV)、法政大学多摩キャンパス
http://www.gakkai.ne.jp/jsssw/program/specific2.html
◆ 「介護現場におけるスピリチュアルケア」、共同、平成21年11月、共同発表者:青木信雄、2009年度日本スピリチュアルケア学会学術大会(口頭発表)、聖トマス大学

【その他】

(学外研究資金による研究活動・科学研究費補助金等含)
◆平成18年度科学研究費補助(基盤研究C)研究代表者「ヒューマンサービスを共通基盤とする援助専門職の現任者訓練に関わる研究」
◆平成18年度学術研究高度化推進経費 共同研究「認知症グループホームケア実践の相互行為分析による解明」
◆平成21年度科学研究費補助金(基盤研究C)研究代表者(3年間) 社会福祉教育のナレッジデザインへの利用者の参画とコミュニティ形成に関わる研究(課題番号21530626)
http://kaken.nii.ac.jp/ja/r/50388211

■言及

◆立岩 真也 2021/03/10 『介助の仕事――街で暮らす/を支える』,ちくま新書,筑摩書房,238p. ISBN-10 : 4480073833 ISBN-13 : 978-4480073839 820+ [amazon][kinokuniya]
 「そして次に、基本的には、支援(全般)、たとえば介助と相談支援は分かれないと捉えたほうがよいと考えます。「専門職」の人は受け入れ難いかもしれませんが、また仕事の厳しさによって加算があってもよいとは思いますが、そう考えたほうがよいと私は思います。一つに、基本的に、両者は人の生活に必要だという点では同じです。一つに、とくに「精神(障害)」の人の場合、話を聞いたり引っ越しの手伝いをしたりすることについて、相談支援――そもそも「相談」という言葉を使うのがよろしくないというのも萩原さんの本で言われているまっとうなことの一つです――とそれ以外の支援とを分けてどちらなのかと問う必要もありません。経験値といったものの差異はあり、分業はときに必要で有効だとしても、基本は連続的なものと見たほうがよいということです。萩原さんから、幾度か(幾度も)いつ終わるともわからない延々とした、また突発的で不定形な仕事のことを聞いてきました。そしてそれに萩原さんはっきり「意気」を感じています。それは、吉村夕里さんがその博士論文、をもとにした著書『臨床場面のポリティクス』(2009、生活書院)を書いた動機でもあります。今「面接」の場で何が起こっているかをたんたんと記していくその本は、自分たちがしてきた、そして今できなくなっている、そしてこれからするべき「ソーシャルワーク」の仕事は、机を隔ててマークシートをチェックしていくとか、そんなものではないはずだという思いから書かれています。
 カウンセリングの技法とか理論とかそんなことをいろいろと論じることはもちろん大切でしょう。しかし、「ソーシャル」ワークとはそういうこと(だけ)ではない。そう言うと、それは一部の「熱い」人たちのことだと返されるかもしれません。しかし、支援がどういうものであるべきか、あるしかないかは、…]きちんと言えます。そして」(pp.184-185)


UP:20071123 REV:20080228, 0829, 20090310, 20100122, 26, 0316, 20210328
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