|
>HOME >WHO
よこすか・しゅんじ ・横須賀 俊司 ・よこすか・しゅんじ ・関西学院大学大学院→鳥取大学→県立広島女子大学 ・障害学研究会関西部会 2002・2003 ・障害学会 ◆20030315 「男性障害者のセクシュアリティを考える」 障害学研究会関東部会 第31回研究会 レジュメ↓ ◆20001024 (横須賀さんにさまざまな体験を話していただく中から、「障害」「健常」の社会的意味について考える。) 神戸大学障害学セミナー 於:関西大学 ◆2000 「自律生活とアドボカシー」 北野誠一他編『講座 障害をもつ人の人権3』 有斐閣、280-287頁 ◆20000227 「男性障害者のセクシュアリティを考える」 第5回障害学研究会関西部会報告 ◆19990625 「書評・『障害学への招待』」 『季刊福祉労働』83 ◇『障害学への招待』 ◆1999 「ピアカウンセリングについて考える」 北野誠一他編『障害者の機会均等と自立生活』 明石書店、174-189頁 ◆1999 「自立生活センターと障害者の『文化』」 『鳥取大学教育地域科学部紀要』第1巻 第1号、21-30頁 ◆1999 「男性障害者のセクシュアリティ」 『リハビリテーション』No.410,1999年,32-34頁 ◆1996 「ノーマライゼーションに求められるもの――多元主義の思想」 『社会福祉学』37-1,日本社会福祉学会 ◆19931030 「障害者の介助制度」 定藤・岡本・北野編[1993:107-128] ◆199303 「「障害者」福祉におけるアドボカシ−の再考――自立生活センタ−を中心に」 『関西学院大学社会学部紀要』67:167-176 ◆19920625 「「障害者」の自立と自立生活センター」 『ノーマライゼーション研究』1992年年報:090-102 ◆19910901 「キリン記念財団助成研究の担当者になるに当たって」 『めいんすとりいむ通信』010:03 ◆2003/03/15 「障害とセクシャリティ」 障害学研究会関東部会 第31回研究会 *レジュメ 1 はじめに 2 頸随損傷者 (1)頸随損傷による身体への後遺症 @運動機能障害 A感覚、知覚の麻痺 B体温調節の不具合 (2)頸随損傷による性機能等への影響 @性欲 A勃起 ・心因性勃起と反射性勃起 B性的快感 身体感覚の喪失による代替的満足感 C射精 ・90%の人に射精障害が起こる。バイブレーター法、電気刺激法、くも膜下薬物注 入法などによる人工射精法がある (3)頸随損傷者が抱える性の問題 @周囲の偏見 A性情報不足 B性の機会の欠如 C関係性の困難 D性機能障害 3 頸随損傷者になること/であることの不自由 (1)頸随損傷者になることの意味 @身体機能の喪失 ・身体から何かを差し引いた結果が現在の身体=あったものが失われた感覚→失わ れたものを取り戻したい A帰属集団の変更 ・健常者というマジョリティから障害者というマイノリティへの転落。既得権を手 放さざるを得ないうえに、さらに不利益を背負い込まなくてはならないという二重の 損失を被る B象徴としての男性の喪失 (2)男性頸随損傷者の苦悩 ・性交へのこだわり→「男らしさ」を生きる 4 創造の可能性を拒否する頸随損傷者 (1)健常者としての頸随損傷者 (2)情報やテクノロジーによる欲望の増幅 @性情報との接触 A器質性勃起不全治療というテクノロジー a 陰圧式(吸引式)勃起補助具 ・陰茎にプラスチックやガラス製の円筒をかぶせ、血圧測定用のゴムポンプを逆に つけ、中を陰圧すると陰茎に血液が流れ込み勃起する b 血管拡張剤の注射 ・血管拡張剤を陰茎海綿体に注射すると5分くらいで勃起し、1〜2時間持続す る。 c プロステーシス ・海綿体に物理的支柱を埋め込む。海綿体に埋め込むシリンダー、陰嚢内に設置す るポンプ、膀胱近くに埋め込む貯留器の3つの部分が接合されており、ポンプを作動 させることで貯留器内の液体がシリンダーに出入りする d バイアグラ ・海綿体に散財している平滑筋の締め付けが緩んで、海綿体の動脈に血液が流入し 勃起する。その際、海綿体を囲んでいる白膜が静脈を押しつぶして血液が逃げていく のを 防いでいるので勃起が持続するのである。バイアグラは平滑筋を弛緩させる 働きをもつ B増幅された欲望 ・まず、バイアグラを使ってみようと思ったきっかけは、結婚を機に、ひょっとし たら、この薬を使えば頸随損傷の私でも、勃起して満足できるセックスができるので はないかと期待したからです。 私のような頸随損傷者であっても、自分自身の喜びを得たいのです。 彼女を満足させて、喜ばせたいのです。 心の交流はもちろんですが、身体をとおしての交流も、私たち夫婦には必要で す。[資料、1999:35] ・次に体験談をお話しします。数ヶ月前に友人から譲り受けてバイアグラを使いま した。理由は当然、勃起させたかったからです。性の喜びを感じたかったからです。 いよい よ使ってみての感想ですが、期待したほどの成果はなかったのですが、で も存在は有り難いのでこれからも継続的に使っていきたい、というのが正直な気持ち です。[資料、1999:35] ・私のような生活保護の需給者だって、充実した性生活がほしいのです。差別を許 さない文化として、すべての人が人としての当たり前の生活の質を持った生活ができ るようになる文化の創造として、私は脊髄損傷者の性生活の充実を考えていきたいと 思います。[資料、1999:36] 5 終わりに 参考文献 ・倉本智明(1999)「障害者男性のセクシュアリティをめぐって」『MEN’S NETWORK』 1999年1-2月号、メンズ・センター。 ・宮田親平(1999)『ハゲ、インポテンス、アルツハイマーの薬』文藝春秋。 ・山本直英(1998)『性の人権教育論』明石書店。 ・横須賀俊司(1991)「脊髄損傷者の性的問題とその課題−生理的側面を中心に−」 『障害 者の福祉』第11巻第6号、42-4頁。 ・横須賀俊司(1999)「男性障害者のセクシュアリティ」『リハビリテーション』第 410号、 32-4頁。 ・(資料)1999年6月6日『第1回日本せきずい基金設立準備会医学講演会』日本せき ずい基金設立準備会。 ◇障害者と性 ◇障害学 ◇障害者(の運動)史のための資料・人 ◇WHO |