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山井 和則

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◆山井 和則 19910920 『体験ルポ 世界の高齢者福祉』,岩波書店,岩波新書,226p. ISBN-10: 4004301866 ISBN-13: 978-4004301868 [amazon] ※ b a02 a06
◆今村 千弥子・外山 義・山井 和則・真田 順子・林 玉子 編 19940401 『グループホームケアのすすめ――いま痴呆性老人は何を求めているか』,朝日カルチャーセンター,187p. ISBN-10: 4900722022 ISBN-13: 978-4900722026 \2000 [amazon] ※ b l a02 4swe
◆山井 和則・斉藤 弥生  19940810 『スウェーデン発 高齢社会と地方分権――福祉の主役は市町村』,ミネルヴァ書房,223p. ISBN-10:4623024415 ISBN-13:9784623024414 \2200 [amazon][kinokuniya] ※ 4swe p02 (新規)
◆山井 和則・斉藤 弥生 19940920 『体験ルポ 日本の高齢者福祉』,岩波新書,240p. 780
◆山井 和則 19950703 『家族を幸せにする老い方』,講談社,277p. ISBN-10: 4062077191 ISBN-13: 978-4062077194 [amazon] ※ b a02 a06
◆山井 和則 20000403 『グループホームの基礎知識』,二見書房,221p. ISBN: 457600557X ISBN-13: 9784576005577 1575 [amazon] ※ a02.a06.
◆山井 和則 20021225『全国訪問ルポ こんな介護施設を選びなさい 安心できる老いのための最重要ポイント 』,青春出版社,252p,ISBN-10: 4413018664 ISBN-13: 978-4413018661 , 893 [amazon] ※ a02.a06.
◆山井 和則 20040803 『なぜ国会は福祉を後回しするのか?――熱血!国会議員ふん戦記』,オークラ出版,235p. ISBN:4775503987 ISBN-13: 978-4775503980 1714 [amazon] a06

◆山井 和則 19910710 「北欧の現状から対策を考える」,青木・橋本編[1991:121-143]* ts2007a
 「一九八九年、イギリス、スウェーデン、デンマーク、アメリカ、シンガポールで八か月間、老人ホームに住み込んだり、ホームヘルパーの方にお供しながら、勉強をさせていただきました。それは、残念ながら「いかに日本の高齢者福祉が遅れているか」を、この目で確認する旅でした。」(山井[1991:121])

◆2003/01/17 民主党議員、厚生労働省社会・援護局長と議論
 山井和則衆議院議員のメールマガジン
◆2003/02/26 『やまのい和則の「国政に福祉の風を!」』第387号
◆2003/05/
◆2005/02/ 『やまのい和則の「国政に福祉の風を!」』第625号より

◆2003/01/17 民主党議員、厚生労働省社会・援護局長と議論
 山井和則衆議院議員のメールマガジン

>   メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
>  障害者の支援費制度について、民主党として緊急の申入れ
>  を厚生労働労働省に対して行いましたので、取り急ぎその
>  内容を報告します。
>
>   詳しくは、後ほどまた報告しますが、今日10時からの
>  障害者施策PTで、厚生労働労働省の担当課長さんから
>  ヒアリングを行った後、「このままではいけない」と
>  急ぎ文案を考え、午後に持ち込んだものです。
>
>   急なことでしたので、坂口大臣とは会えませんでし
>  たが、石毛えい子代議士、堀利和参議院議員、岡崎トミ子
>  参議院議員とともに、社会・援護局長さんと40分に渡って
>  議論をしました。          やまのい和則 拝
>
>
>   ==========================================
>                    2003年1月17日
> 厚生労働大臣 坂口 力 殿
>          民主党    政策調査会長 枝野 幸男
>           「次の内閣」厚生労働大臣 五島 正規
>            障害者施策推進PT座長 石毛えい子
>
> 障害者の支援費制度に関する緊急申し入れ

 

◆山井和則議員のメールマガジン(転載)

>      - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -
>            第374号(2003/01/21)
> 。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆

(中略)

>  ◆こう書くと初日は気楽そうだが、実は、
>   障害者支援費制度のホームヘルプ上限設定の問題で、
>   私は和服姿で国会内を走り回り、いろんな議員と議論。
>
>   正直言って、厚生労働部門でもそんな問題があることも
>   知らない議員もいて、つくづく障害者福祉に関心のある議員は
>   少ないと痛感。
>
>  ・午後3時半からの坂口大臣とのアポがとれる。
>   そのため、介護報酬を議論する厚生労働省の
>   介護給付分科会の傍聴は欠席。
>
>  ・午後3時半から支援費制度について
>   五島正規、石毛えい子、堀利和、私、私の秘書の海野君、
>   合計5人で坂口大臣と面会。
>
>  ◆先週金曜日の坂口大臣への緊急申し入れの手渡しである。
>   簡単に説明する。2つ要望。
>
>  ・昨年末に、唐突に行われた市町村障害者生活支援事業と
>   障害児(者)地域療育等支援事業の一般財源化の撤回。
>
>   これは、施設から地域へという
>   支援費の基本理念を実現する目玉の施策だったのに、
>   昨年末に突然、一般財源化になり、
>   補助金が打ち切られました。
>
>   多くの自治体や障害当事者から非難ごうごうです。
>
>   この件については、時間にも限りがありましたので
>   十分に議論できませんでしたが、
>   坂口大臣はそもそもあまり関心も持っておられませんでした。
>
>  ・次に障害者のホームヘルプの上限設定について。
>   厚生労働省は近々、障害者のホームヘルプについて
>   国庫補助金交付基準を地方自治体に対して発表しよう
>   としている。
>
>   たとえば、知的障害者は月に50時間、
>   全身性障害者は120時間などというように。
>
>   しかし、この基準より上回ってすでにホームヘルプを
>   利用している障害者の現に存在し、
>   その人々にとっては国庫補助金交付基準の設定は、
>   今までよりもホームヘルプが減る懸念があります。
>
>   従来から厚生労働省は
>   「支援費制度で今までより
>    受けられるサービスが減ることはない」
>
>   「サービスに上限は設けない」
>   と言ってきたわけであり、今までの支援費制度の説明と
>   大きく異なるという重大な問題点が、
>   この国庫補助金交付基準の設定にある。
>
>  ◆私たちは、事実上の上限になりかねないこの基準の設定を、
>   唐突に一方的にすることを撤回し、
>   じっくり当事者団体とホームヘルプの限られた予算の配分や
>   交付基準について話し合うべきだと申し入れました。
>
>   実際、この問題では先週、1000人もの障害者が
>   厚生労働省に押し寄せ、抗議行動を起こしました。
>
>   しかし、私たちの申し入れに対して、坂口大臣は、
>
>  「この基準はホームヘルプ利用の上限ではない。
>   国から補助金を出す以上、予算配分上、基準を示すのは当然」
>
>  「予算に限りがある以上、公正、公平に財源を配分するために
>   何らかの基準は必要」
>
>  「支援費制度は全国一律のサービスを提供することを
>   目指しており、現在、大きく市町村に進んでいる町、
>   遅れている町があるなかで、将来的には全国一律に
>   サービスを利用できるようにすることが必要」
>
>  「既にホームヘルプ事業が進んでいる自治体は、
>   財源が足りなくなるかもしれないので、
>   必要に応じて激変緩和措置として予算を上乗せし、
>   サービスの低下を防ぐ」
>   などと答えられた。
>
>   これは、坂口大臣の考えというよりは、
>   今まで聞いている厚生労働省の主張そのままである。
>
>  ◆坂口大臣は私が尊敬し、信頼する政治家の一人である。
>   昨年、国会で坂口大臣と最も多くの時間論戦をしたのは
>   私である。しかし、今日の坂口大臣の回答は、
>   厚生労働省の全くの代弁であり、
>   坂口大臣ご自身は障害者福祉や支援費制度、
>   今回の問題の本質については
>   それほど詳しくないのではないかと思わざるを得なかった。
>
>   たった30分の申し入れであったので、
>   私も言いたいことの半分も言えなかった。
>
>   しかし、私がどうしても納得できないのは、
>   この論理でいけば、
>   ホームヘルプサービスが進んでいる福祉先進都市では、
>   支援費制度により近い将来サービスが低下するということだ。
>
>   遅れている自治体はサービスが底上げされるだろうが、
>   進んでいる自治体に住んでいる重い障害の人々にとっては、
>   サービスが大幅に減る危険性がある。
>
>   当然、これは死活問題である。
>   すでにそのサービスを前提として生活している
>   障害者がいるのである。
>
>   福祉が進んでいる自治体で
>   長時間のホームヘルプサービスを既に受けている人々は、
>   長年の血のにじむような運動の結果、
>   そのサービスを築き上げてきたのだ。
>
>   そのような先進都市でのサービスが引き下げられる
>   なんてことは、今まで厚生労働省の支援費制度の説明で
>   聞いたことはなかった。
>
>   今までは、
>   「支援費制度で必要なサービスが選んで利用できます」
>   「サービスが減ることはありません」
>   「サービスの上限は設けません」と説明してきたのに、
>
>   支援費施行3ヶ月前になって、
>   「将来的には支援費制度によって
>    進んでいる自治体のサービスが低下するのは仕方ない」
>
>   ということを言い出すのはあんまりではないか。
>   それならそれで、
>   「支援費制度はそういう問題点もありますよ」と
>
>   正々堂々と厚生労働省は当初から説明すべきであった。
>   昨年の臨時国会でも3ヶ月も議論する期間はあったのに、
>   当時は、支援費制度のマイナス面は明らかにせず、
>   今になって一部の障害者の死活問題になることを
>   強行することはおかしい。
>
>   そもそも日本の知的障害者は、約45万人で
>   そのうち13万人もが入所施設で暮らしている。
>
>   これは、欧米の数倍の多さであり、その原因の1つが、
>   遅れた在宅サービスなのだ。
>
>   そして、
>   支援費制度はそのような遅れた在宅サービスを引き上げ、
>   望めば地域で、在宅で障害者自身の自己決定により
>   暮らせる社会をつくることが目的ではなかったのか。
>
>   臨時国会で、私も2度、支援費制度のことをとりあげ、
>   そのたびに、
>   「支援費制度によって、障害者が地域で暮らせる
>    社会づくりを進めたい」という
>   力強い答弁をもらっていた。
>
>   にもかかわらず、そのような在宅福祉サービスが進んだ
>   自治体のサービスを支援費制度が減らすとは・・・・。
>
>   そうではなくて、そのような福祉先進自治体に
>   一般の自治体が追いつくように底上げするのが
>   支援費制度ではなかったのか。
>
>   これは私個人の思いではない。
>
>   多くの障害者や福祉関係者が
> そのような「夢」と「希望」を
>   支援費制度に対して抱いていた。
>
>   国際的にも
>   「多くの障害者を施設に入所させすぎている。
>    なぜ、地域で生活させないのか」と
>   厳しい批判を浴びている日本において、
>   21世紀の「脱施設」の障害者福祉を実現するのが
>   支援費制度ではなかったのか。
>
>   期待が大きかっただけに私たちのショックは大きい。
>
>   たかが障害者のホームヘルプの上限問題ではない。
>   支援費制度を厚生労働省と共に推進してきた多くの仲間が
>   「裏切られた」という気持ちをいま持っているのではないか。
>
>   私も予算に限りがあることはわかる。
>   すぐにバラ色の福祉が実現できないことはわかる。
>
>   しかし、どう考えても年末の市町村障害者生活支援事業と
>   障害児(者)地域療育等支援事業の一般財源化と、
>   今回のホームヘルプの国庫補助基準設定は、
>   あまりにも唐突であり、
>
>   障害者当事者や関係者にも何ら事前の相談もなく、
>   今まで厚生労働省が言ってきた
>   「支援費制度による地域移行」と逆行している。
>   明らかな「政策転換」である。
>
>  ◆民主党は明日21日(火)も朝10時から11時まで、
>   障害者の当事者の方々、地域で障害者の生活支援の
>   コーディネーターを招いて勉強会をする。
>   これからも継続的に勉強と共に厚生労働省との交渉を
>   続けていきたい。
>
>   今回の騒動は、日本の障害者福祉の未来がかかった問題だ。
>
>   21日(火)午後は、厚生労働省で障害者福祉担当の
>   全国部長会議が行われる。
>   また、18日に課長会議が行われる。この場で厚生労働省は
>   国庫交付金補助基準を説明するかどうか。
>
>   数百人の障害者が、
>   明日も厚生労働省に抗議に行くことになっている。
>
>   繰り返すが、この問題は障害者にとって死活問題である。
>
>   通常国会初日に新たな戦いが始まった。
>   メルマガ読者の皆さんからのご意見やアドバイスを頂ければ
>   嬉しいです。
>
>   11時40分。いま東京駅に着きました。
>   今日のメルマガがこれで終ります。
>   長いメルマガですみません。
>              やまのい和則 拝
>
>   ■お知らせ■
>   ■やまのい和則を囲む新春の集い
>    特別ゲスト 福岡政行先生(白鴎大学教授)
>    http://www.yamanoi.net/kai/2003/02/11.htm
>
>   日時 2月11日(火・祝)午前11時〜午後1時30分
>   場所 京都醍醐プラザホテル
>      宇治市六地蔵奈良町74-1 Tel0774-32-3231
>   会費 3000円(要予約)
>
> ■「障害者支援費制度」勉強会
>   http://www.yamanoi.net/kai/2003/02/15.htm
>
>   日時 2月15日(土)午後2時〜4時
>   会場 文化パルク城陽 第4会議室(西エレベータ3F)
>      城陽市寺田今堀1 0774-55-1010
>   入場無料
>   予約不要
>
>   いずれもお問い合わせ 
>    やまのい京都事務所
>       電話0774-54-0703 Fax0774-54-0705
>       メール kyoto@yamanoi.net

 

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     やまのい和則の
      「国政に福祉の風を!」
   - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -
          第376号(2003/01/24)
 。★〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★

  メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
  今は23日晩10時半。青山宿舎です。

 ★ここ3日間は障害者福祉の支援費問題で走り回っています。
  今日は雨の中を厚生労働省前で障害者の方々100人と共に
  2時間立っていました。今も身体が冷えています。

  また、今日は衆議院予算委員会で
  菅直人代表と小泉首相の一騎打ちがあり、
  私も委員会室の後ろの席に座り、菅さんを応援しました。

 ■23日(木)
 ・朝10時から厚生労働省の介護給付分科会を
  秘書の上田君と共に傍聴。

  今年4月の介護報酬の見直し内容が決まりました。
  詳しくは後日報告しますが、
  在宅重視やケアマネ評価はわかりますが、

  全体的にこれでサービスの質がアップするのかどうか? 
  特に介護報酬が下がったサービスについては
  質が下がるのではないかと心配です。

  グループホームは少しだけ夜勤加算がつきましたが
  不十分です。夜勤加算がついたのは有難いごとですが。

 ・11時から12時まで衆議院予算委員会。
  これは新聞でも報道されているが、
  菅さんが「小泉首相は公約を守っていない」と
  厳しく追及したのに対して、

  「この程度の公約よりももっと大事なことがある」と答弁。
  「この程度」という表現に委員会室に失笑がもれる。

 ◆その他の質疑でも小泉首相は
  質問にまともに答えようとせず、逃げの姿勢。

  これから党首討論などで菅さんは
  小泉さんを追い詰めていくだろう。

  なお、経済再生プランの中で、
  「雇用誘発効果のある公共事業を重視すべき」 
  「グループホームを増やす」
  「老後の安心につながる介護などを重視」

  などと菅さんは発言され、私としては有難かった。

 ・12時から厚生労働省前へ。
  今週ずっと障害者の当事者の方々が100人規模で
  厚生労働省の正面でチラシまきをしておられる。

  私もこの3日間、通い詰めている。
  前号で説明した障害者のホームヘルプの利用上限に
  つながりかねない基準を厚生労働省が出そうとしている
  ことに対する抗議行動だ。今日は10時半から3時まで。

 ◆この問題を簡単に説明する。
  4月から障害者福祉において支援費制度が始まる。
  今まで厚生労働省は
  「支援費制度になっても、
   今まで利用してきたサービスは減りません」

  「自治体はホームヘルプサービスの上限を設けず、
   必要なサービスを提供するように」

  と、説明してきた。

  しかし、年明け、支援費制度スタート3ヶ月前になって突然、
  「知的障害者月50時間(1日1時間半程度)、
   全身性障害者は月120時間(日に4時間程度)」

  などの予算配分の基準を地方自治体に示す意向を示し、
  それを発表する課長会議が28日にある。

  予算上の基準と言っても、自治体にとっては
  これが事実上の目安となりかねず、
  今までそれを上回るホームヘルプサービスを利用していた
  障害者にとっては、寝耳に水の話で、

  「自分たちの生活が成り立たなくなる」
  「映画や買い物に行く時間が大幅に減る」
  「施設に入らざるを得なくなる」と大反発している。

  一生にかかわる死活問題だ。

  厚生労働省は「予算にも限りがあるので基準は必要」
  と主張する。それもわかる。しかし、それならば今まで
  「支援費になってもサービスは減りません」
  とPRすべきではなかった。

  おまけに、いま怒って抗議行動をしているのは、
  福祉が進んだ先進自治体に住んでいる障害者だ。

  つまり、長年の運動でやっとホームヘルプ時間を増やし、
  重度の障害がありながらも地域で生活できるようになったのに、
  「支援費は全国一律のサービスを目指すので、
   今まで遅れている自治体はサービスが増えるが、
   サービスが多い地域は今後どうなるかわからない」

  という趣旨の話を聞けば、
  「そんな話は今まで聞いてなかったぞ」となる。

  これから30年、40年生活していくのに、
  支援費制度で将来的にはサービスが減るかもしれない
  という不安を与えられたら、抗議行動になるのも仕方ない。

  そもそも日本は施設に入っている障害者が
  欧米の数倍の割合であり、異常だ。

  在宅サービスを増やして、
  望めば地域で暮らせるようにする「地域移行」のために
  支援費制度が導入されるはずだったのに、

  ここに来てホームヘルプの利用に歯止めをかけるのはおかしい。

 ◆話は戻り、12時、厚生労働省前に戻る。
  今日の雨は冷たかった。風も冷たかった。おまけに私は傘なし。
  40人くらいの車椅子の障害者がレインコートは着ているが、
  ずぶぬれになりながら厚生省前におられる。

  支援者や介助者を含めて100人くらい。私もぶるぶる震える。
  みんなが風邪を引かないか心配。

  でも、前述のように障害者の方々にとっては、
  毎日の生活の命綱であるホームヘルプの利用を
  減らされるのは死活問題なのだ。

  だから、ずぶぬれになりながらも抗議行動をされている。

  私は厚生労働省前でこんな抗議行動に加わるのは初めてだ。

  今回、参加している理由は、
  本来、このような支援費制度の根本的な問題は、
  国会議員が国会できっちり議論して詰めておくべき問題だ。

  今回の混乱の原因は国会にもある。私は責任を感じている。
  だから、障害者の方々の抗議行動を
  黙って見ていることはできない。
  他には誰も国会議員が来ていない。

 ◆また、厚生労働省にも言い分はあるだろうが、
  今回のホームヘルプ上限問題は、一方的な決定で、
  障害者側に何ら事前の相談もなく、あんまりである。

  さらに、この1週間の連日の抗議行動で
  病人が出そうなのである。

  実際、火曜日の行動責任者であった車椅子の男性は、
  大阪から駆けつけ、半日、厚生労働省前に居て、
  翌日から体調が悪化して寝込んでしまった。

  そもそも体調が悪かったのに、
  じっとしていられぬと大阪から駆けつけたのだ。

  私でも風邪を引きそうな寒い中、
  もともと身体の弱い重度の障害者が半日いるのだから
  危険極まりない。

 ◆たとえば、昨日会った車椅子の男性Aさんは、
  「サービスが減るなら自殺します」とまで言っていた。

  Aさんは全身性障害者で、
  毎日5時間のホームヘルプ利用で月に150時間利用。
  しかし、厚生労働省の基準は月120時間。

  ただ、これはその自治体の全身性障害者の平均値なので、
  一方で120時間も利用しない人がいれば、
  その分、Aさんは120時間以上利用できるかもしれない。

  しかし、それはまだ4月にならないとわからないし、
  来年、再来年はどうなるのかは全く不明。

  つまり、今まで通り150時間利用できるかもしれないし、
  120時間に減るかもしれないのだ。こういう状態だから、
  障害者はみんな不安になってしまっているのだ。
  思い詰めているのだ。

  この150時間は10年以上、役所に要望し続けて
  「やっとここまで」増やしてもらったものなのだ。

  私は当然、「そんなこと言ったらダメですよ」
  「死なないで下さいよ」と、何度もAさんに念を押した。

 ◆今日も多くの障害者の方々が震えだし、
  厚生労働省ビルの1階の部屋に入れてもらった。

  昨日は、同じく全身性障害者であるALSの患者さんと
  ご家族の話を聞いた。
  「ALSを患う母の介助のために仕事を辞めた」
  と話す息子さんは、

  「今でもホームヘルプ時間が少ないのに、
   これ以上減らされたら家庭が崩壊する。
   先日も介護に疲れた妹が発作的に母を殺そうとして、
   やっとのことで止めた」

  と涙ながらに話しておられた。

 ◆また、21日火曜日に会った知的障害の女性のCさん(50歳)も、
  涙ながらに私に訴えた。

  Cさんは、1日4時間(月120時間)
  ホームヘルプサービス(家事援助、外出介助)を利用し、
  一人暮らしをしている。

  しかし、今回の基準は知的障害者では月50時間。
  もちろん、前述のようにその都市に月50時間も利用しない
  知的障害者が多ければ、その分、Cさんは50時間以上
  サービスを利用できるかもしれないが、

  それは所詮「かも」であって、
  今年は減らなかったとしても、将来的には、
  今までのサービスが減らされる危険性は高い。

  「もう施設に戻るのは嫌だ」と泣くCさんに、
  「何年前まで施設におられたのですか」と尋ねると、
  「5年前」とのこと。
  「それまで何年間、施設におられたのですか」との問いには、
  「30年」とのこと。

  「30年」と聞き、私は絶句した。

  「施設は嫌だ。自由がない。街にも出られない。
   一人暮らしのほうがいい。
   ヘルパーさんと一緒に買い物にも行ける。
   今の生活を続けたい。ホームヘルプが減らされたら、
   一人暮らしができなくなる」と泣くCさん。

 ◆私は、厚生労働省は
  Cさんが施設に戻らねばならなくなるような
  支援費制度にはしないと信じている。

  実際、来年度のホームヘルプの予算も280億円と
  前年より15%アップである。

  しかし、このCさんやAさんの例を出すまでもなく、
  責任ある説明がないから、障害者の方々、それも重度で
  「やっとのこと」で在宅生活をされている方々が
  不安に苦しんでいるのだ。

 ◆話は戻るが、午後2時半には雨の中、
  菅直人さんが厚生労働省前に激励に来てくださった。
  そして、ずぶぬれになった車椅子の方々一人一人をまわり、
  「寒いですけれど、頑張ってくださいね。
   私たちも応援しますよ」と励まされた。
  また、
  「自分が厚生大臣の時に介護保険を創設したが、
   高齢者福祉と違って、
   障害者福祉は長年、障害当事者の方々が
   運動を重ねて築き上げて来られたものだ。
   支援費制度で今まで利用しているサービスが
   受けられなくなるということはあってはならない」と、
  スピーチをされた。

   私はずぶぬれになり、悪寒がしたので午後3時すぎに、
  服を着替えた。

  しかし、障害者の方々は着替えることもできなかっただろう。
  おそらく何人もの方が、
  今頃、風邪で寝込んでしまわれたのではないか。心配だ。

 ◆弱ったお年寄り、障害者の方々が自己決定により、
  住み慣れた地域で暮らせる社会を実現すること。

  これは、私の政治の最優先課題である。
  いや政治家うんぬん抜きに、
  私の人生のライフワークである。
  生きている意味でもある。

 ◆厚生労働省と障害者の方々の、今回の戦いは不幸である。
  お互いの目的は本来、
  障害者福祉を向上させるという同じ目的であるからだ。 

  「支援費制度の導入により、サービスは向上させる、
   間違っても低下させない」ということを
  厚生労働省がきっちり約束し、
  厚生労働省と障害者の方々と再び、前向きに
  障害者福祉の向上の議論をできるようになることを願っている。

 ◆今のところ厚生労働省は、経過措置で
  「今後1,2年、サービスは低下させない。
   それ以降のサービス基準については、
   検討会で改めて協議する」という姿勢のようだ。

  しかし、当事者が心配しているのは、
  ここ1,2年のことではなく、「2年目以降」「将来的に」
  サービスが低下しないのかということだ。

  「今後1,2年」だけでなく、「将来的に」どうなるのか、
  前向きな方向性を厚生労働省に打ち出してほしい。

  28日の全国課長会議で厚生労働省が
  「ホームヘルプの補助金基準」を発表したら、
  障害者団体は、2000人の史上最大の抗議行動をする構えだ。
  けが人や病人が出てはならない。
  その前に厚生労働省が当事者の不安を解消できる約束をし、
  両者が歩み寄ることを祈っている。

  長くなりましたが、今日のメルマガはこれで終ります。
               やまのい和則 拝

  なお、25日(土)は、先日メルマガでお知らせしたように、
  早稲田大学で行われる
  自由の森大学(学長:筑紫哲也さん)冬季特別講座で、
  20分間、
  「福祉の主役は市町村
   −施設・病院からグループホームへー」

  と題して私が基調報告をします。
  筑紫さん、田原総一朗さん、福岡政行先生も
  私と同じパネルディスカッションに参加されます。

  当日受付もあるそうですので、下記をご覧ください。
  http://www.yamanoi.net/mail_b/03/01/mg_f_375.htm

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 ■お知らせ■
  ■やまのい和則を囲む新春の集い
   特別ゲスト 福岡政行先生(白鴎大学教授)
   http://www.yamanoi.net/kai/2003/02/11.htm

  日時 2月11日(火・祝)午前11時〜午後1時30分
  場所 京都醍醐プラザホテル
     宇治市六地蔵奈良町74-1 Tel0774-32-3231
  会費 3000円(要予約)

■「障害者支援費制度」勉強会
  http://www.yamanoi.net/kai/2003/02/15.htm

  日時 2月15日(土)午後2時〜4時
  会場 文化パルク城陽 第4会議室(西エレベータ3F)
     城陽市寺田今堀1 0774-55-1010
  入場無料
  予約不要

  いずれもお問い合わせ 
   やまのい京都事務所
      電話0774-54-0703 Fax0774-54-0705
      メール kyoto@yamanoi.net

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 ★やまのい和則の「国政に福祉の風を!」★
     (2003/01/24 現在 読者数 1076)
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>           第387号(2003/02/26)
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>  メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
>  簡単に、今日の今年初の委員会質問を報告します。
>
>  昨日25日に衆議院厚生労働委員会が今年初めて開かれ、
>  20分間、坂口力厚生労働大臣の所信表明を聞きました。
>
>  それを受けて、今日は野党の5時間15分の質問。
>  うち、11時から50分間、障害者の支援費制度
>  (相談事業の一般財源化など)とホームレスの自立支援策
>  について私が質問しました。
>
>  結論から言えば、坂口大臣の答弁は、ほとんどゼロ回答。
>  支援費制度の要である相談事業の補助金が打ち切られたことに
>  ついては、「今後も主体的に地方自治体で相談事業を続けてもらう」
>  という型どおりの答弁でした。
>
>  ただわかったのは、要は、昨年8月の概算要求の時には、
>  相談支援事業は重点の補助金事業であったのに、年末に財務省と
>  折衝して、その財源が獲得できなかったので一般財源化したとい
>  うことらしいです。
>
>  まあ、当たり前と言えば当たり前のことですが、そのことを正直に
>  言わず、「補助金を打ち切っても、ますます相談事業は増えていく」
>  というような趣旨のことを言うから、聞く方は納得できないのです。
>
>  ホームヘルプ問題や相談事業について当事者と共に検討会をいつ
>  発足させるのか、その検討会のメンバーには知的障害者や相談事業の
>  コーディネーターを入れてほしい、当事者団体とも早急に大臣に会って
>  ほしい、などの要望もしましたが、すべて「検討する」という答弁。
>
>  なお、「介護保険と支援費制度の統合を考えているのか?」という
>  質問に対しては、「検討課題の1つ」という趣旨の答弁でした。
>
>  まとめるならば、50分間の質問によっても、厚生労働省の
>  支援費制度や相談事業に対する「やる気」は感じられませんでした。
>  つまり、「地方自治体に頑張ってもらう。厚生労働省からも強く働きかける」
>  という趣旨の答弁なのです。
>  財政的に厳しい地方自治体に相談事業を丸投げするのでは、先が見えません。
>
>  また、「このような支線費制度にする!」という力強い思いが
>  感じられませんでした。
>
>  地域での生活支援を目指す障害者福祉の現場の方々の「不安」を
>  解消する答弁ではなく、将来像も見えませんでした。
>
>  この調子では、今後の議論も前途多難です。
>
>  介護保険と障害者福祉との統合について賛否両論があります。
>  読者の皆さんのご意見をお聞かせください。

           (中略)
           
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◆とみたさんより

重複して受け取られる方はすいません。

民主党のやまのい議員のメルマガから転載です。

 [略]

 2つ目は、私が今年1月から取り組んでいる障害者の支援費制度について、
 来週月曜、5月26日から検討会がスタートすること決まり、
 そのメンバーが決まったことです。
 その検討会の内容とメンバーを巻末に添付します。

◇ 来たる5月26日(月)2:30−4:30に、障害者の支援費制度に
 ついての検討会の第一回がスタートします。
 文末のようなメンバーです。

 残念ながら、私が要望していた知的障害者の当事者はメンバーに
 入りませんでした。
 ただ、生活支援のコーディネーターは委員に入りました。
 私の知り合いも多くメンバーとして参加しています。

 この検討会は、5月に1回、6、7月に2回ずつを予定しており、
 その後、1年以上かけて月1回以上のペースで進められます。

 「将来の財源のあり方についても検討」という言葉が入っていますが、
 これは私が国会質問でも坂口大臣に要望した
 「介護保険と支援費制度の統合」を視野に入れた議論も行うという意味です。

 5月26日(月)2:30−4:30の第一回会合は霞ヶ関であり、
 傍聴可能とのことです。希望者は厚生労働省にお問い合わせください。
「傍聴希望者が多いと思いますよ。車いすの方々も多く傍聴に来られると
 思いますので、対応できるようにしてください」と、私も担当者に要望しました。

 なお、この検討会に先立ち、今週中にも懸案となっていた当事者団体と
 坂口大臣の話し合いが持たれるようです。

  ======================================================
   障害者(児)の地域生活支援の在り方に関する検討会(案)
   →別掲


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◎さる16日(水)は、100名以上の障害者の方々から「障害者自
立支援法案」に対する 要望を民主党の議員団で聞きました。
その後、小雨が降る中、全国から集まった 数百人の障害者の
方々からも国会の玄関で要望を聞きました。
 今回の障害者自立支援法案は、プラス面もないではないです
が、それ以上に、 大幅な自己負担のアップ、サービスの切り
下げであり、障害者の方々にとっては 到底受け入れられるも
のではありません。
 粘り強く厚生労働省や与党と戦い、交渉をしていきます。

 今回の「障害者自立支援法案」は、このままでは「障害者自
立『阻害』法案」 「障害者『自己負担増』法案」です。いく
ら何でもこの法案の内容で、 「障害者自立支援法案」という
名前をつけるのは「看板に偽りあり」です。

◎また、介護保険改正法案については、介護保険の年齢拡大も
玉虫色で先送り。
 介護予防については意味不明の法案です。
 全国の介護現場の方々が不安に感じています。厚生労働省に
は、一日も早く 具体的な内容を明らかにしてほしいと思いま
す。

 ちなみに、私の知人の介護施設でも昨年、筋トレマシン一式
を700万円で 購入したそうです。しかし、今ではほこりをか
ぶって誰も使っていないそうです。
 その理由は、筋トレに適したお年寄りとそうでないお年寄り
の区別が難しく、こまめな医師の診断や危険防止のためのスタ
ッフの付き添いが必要なので、持続が難しいとのことでした。
 さらに、お年寄り本人も進んで筋トレマシンを使用する意欲
のある人が少なかったようです。
 もちろん、筋トレマシンでうまく行っている事例もあるでし
ょうが、非常に コストと人手がかかることは事実です。
 かたや「介護保険の給付が増えすぎているので削る」と言い
、かたや高額で 人手もかかる筋トレマシンを推進するという
厚生労働省の方針は理解に苦しみます。

 この点、厚生労働省は、「介護予防の筋力トレーニングは、
筋トレマシンが なくても、セラバンド、ダンベル、太極拳、
有酸素運動(ジョギング、水泳など)でよい」とのことですが
、先輩議員である玉置一弥議員は、「それならゴルフや マー
ジャンも介護予防のメニューに加えてほしい」とおっしゃって
いました。
 確かに楽しみながらやったほうが、効果もあがるのではない
でしょうか。
 介護予防という考え方はいいですが、イメージが湧きません。


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