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山口 泉

やまぐち・いずみ
『魂の連邦共和国へむけて』
http://www.jca.apc.org/~izm/



*以下、山口さんより

◆Date: Fri, 21 Mar 2003 02:13:57 +0900
 Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第12号/アメリカらのイラク侵略について
◆Date: Wed, 23 Apr 2003 17:46:15 +0900
 Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第13号/「イラク侵攻のもたらすもの」〔前篇〕の御案内
◆Date: Wed, 23 Apr 2003 17:57:00 +0900
 Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第14号/「イラク侵攻のもたらすもの」〔後篇〕の御案内



Date: Wed, 23 Apr 2003 17:57:00 +0900
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第14号/「イラク侵攻のもたらすもの」〔後篇〕の御案内

■「精神の戒厳令下」通信★第14号■
 山口泉


 山口泉です。【以下、全文の転載を歓迎します。】

 エッセイ「イラク侵攻がもたらすもの」〔後篇〕「“東アジア戦略”への危惧」を
、信濃毎日新聞2003年4月15日付・夕刊に寄稿しました。
 私のウェブサイト『魂の連邦共和国へむけて』
  http://www.jca.apc.org/~izm/
 に、現在、アップロードしています。

 今回の〔後篇〕では、わずか1週間足らずのあいだに、その実態が隠蔽され、あた
かも「イラク解放戦争」であるかのごとくすりかえられた米英の侵略の状況、日本の
それをはじめ批判精神を喪失したマスメディアの「従軍報道」のぶざまさ、盧武鉉(
ノ・ムヒョン)韓国大統領の韓国軍工兵部隊および医療兵のイラク派遣決定の危うさ
……などを確認しつつ、イラクや朝鮮民主主義人民共和国があたかもなんらかの“脅
威”であるかのごとく騒ぎ立てる昨今の風潮を批判しています。とくに昨秋来の「拉
致」問題の扱われ方に関しては、それらの淵源に、朝鮮民族に対する日本の植民地支
配があること、「拉致」問題は日本の歴史的責任と絶対に切り離しえない事柄である
点を、簡略ではありますが、指摘しました。
 また「核開発」疑惑・ミサイル問題については、韓国の漢陽大学大学院教授・李泳
禧(リ・ヨンヒ)氏の名著『朝鮮半島の新ミレニアム――分断時代の神話を超えて』
(徐勝=ソ・スン=氏監訳、南裕恵・広瀬貴子氏共訳/2000年8月15日、社会評論社刊
)の「朝米核・ミサイル危機の軍事政治学・・危機の主要因は米国にある」を援用し
つつ、とりわけ現在の日本社会での“論議”のされ方の歪みについて考察しました。
 またそれは、アメリカとともに、いま再び世界の・・とりわけ東アジアの民衆に対
する、それこそ明白な抑圧と脅威となった軍国日本の実態と表裏一体の問題でもあり
ます。

 よろしければ御覧下さい。

 (なお「イラク侵攻のもたらすもの」〔後篇〕「“東アジア戦略”への危惧」の本
文そのものは、転載禁止とさせていただきます)


 【以上、全文の転載を歓迎します】


       ★★★★★★★


 このメイル・マガジン《「精神の戒厳令下」通信》は、私・山口泉の執筆活動、お
よび友人たちとの共同企画の御案内をするために創刊しました。旧知の方がた、私の
ウェブサイト『魂の連邦共和国へむけて』へのメイル・バックをいただいた方、その
他、電子メイル・アドレスを存じ上げている方を中心にお送りしています。
 なお、このメイル・マガジンが御不要な方へは、以後、お送りしません。お手数を
おかけしますが、その旨、御一報下さい。



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   山 口 泉 Yamaguchi Izumi
izm@jca.apc.org
   iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
http://www.jca.apc.org/~izm/
   http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/
『魂の連邦共和国へむけて』
Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

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Date: Wed, 23 Apr 2003 17:46:15 +0900
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第13号/「イラク侵攻のもたらすもの」〔前篇〕の御案内

■「精神の戒厳令下」通信★第13号■
 山口泉


 山口泉です。【以下、全文の転載を歓迎します。】

 エッセイ「イラク侵攻がもたらすもの」〔前篇〕「人間性の根本への侮辱」を、信
濃毎日新聞2003年4月8日付・夕刊に寄稿しました。
 私のウェブサイト『魂の連邦共和国へむけて』
  http://www.jca.apc.org/~izm/
 に、現在、アップロードしています。

 今回の〔前篇〕は、カタールに本拠を置くアラブ圏向け衛星テレビ局アルジャジー
ラのニュースサイトが報じた、米軍の無差別爆撃によるイラクの幼い死者の映像の描
写から始まります。
 ここに表徴される、直接的には米英による大量殺戮の実態の確認に始まり、近代国
家の理念も国際法も国連の存在もすべて無視した、公然たる侵略戦争が、もはやこの
地上にはその軍事力を制止しうる対抗勢力が存在しないことを唯一の理由に続けられ
、しかもそれが時々刻々、中継され「報道」されているという、人間性への侮辱につ
いての確認が、まずなされるべきであると、私は考えます。
 この死者の映像は、下記のような事情により、再三、インターネット上のリンクが
切断されています。ただし、私がURLを記した個別の画像への直接のアクセスは、現
在もなお可能です。
 しばしば“フォト・ジャーナリズム”が抱え込む、写真という記録手段そのものの
暴力性の問題は、かねて私が批判しつづけてきたところです。しかし今回の惨たらし
い映像は、それらと次元を異にし、イラク侵略戦争の現実を他に伝える不可避の回路
と、私自身は位置づけています。
 関連して、同時並行的にパレスチナで生じている事態、そしてそれらを統べる、世
界の“最高権力者”としてのアメリカ大統領の問題点、さらに前出のアルジャジーラ
のサイトを繰り返し攻撃しているハッカーの真の意図等を推測しつつ、再び、冒頭の
あまりにも痛いたしい死者の存在に立ち戻って、この稿は閉じられます。

 よろしければ御覧下さい。

 (なお「イラク侵攻がもたらすもの」〔前篇〕「人間性の根本への侮辱」の本文そ
のものは、転載禁止とさせていただきます)


 【以上、全文の転載を歓迎します】


       ★★★★★★★


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Date: Fri, 21 Mar 2003 02:13:57 +0900
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第12号/アメリカらのイラク侵略について

■「精神の戒厳令下」通信★第12号■
 山口泉


 昨日、始まった、アメリカ・イギリス等によるイラク侵略に関し、とりあえず日本
語・英語による簡略なアピールを、ウェブサイト『魂の連邦共和国へむけて』index
ページ上で行ないました。
 URLは下記のとおりです。

  http://www.jca.apc.org/~izm/
 
 とりあえずの意思表示として、よろしければご覧下さい。
 なお、この問題に関してのより詳しい見解は、いずれ別の形で表明するつもりです。


 【以上、全文の転載を歓迎します】


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おかけしますが、その旨、御一報下さい。


 cf.米国/イラク/…

 

◆◆Date: Mon, 10 Mar 2003 04:40:56 +0900
From: izm@jca.apc.org (山口泉)
To: izm@jca.apc.org
Cc: iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第11号/長篇小説『神聖家族』刊行のお知らせ

■「精神の戒厳令下」通信★第11号■
 山口泉


 しばらく御無沙汰している方もいらっしゃいますが、お元気でお過ごしでしょうか。

 このたび、河出書房新社から、新作の長篇小説『神聖家族』を刊行しました。すで
に現在、全国の書店に並んでいます。

★『神聖家族』山口泉
ISBN 4-309-01527-1
 四六判/320頁  定価 2,500円  
 発売日 2003.2.27  発行日 2003.2.28  

 700枚以上という、私が河出書房新社から刊行した作品としては最も長大なもので
、また初期形の脱稿から17年、構想の段階を含めると、結果的には25年もの歳月を投
入することになってしまいました。
 「血縁」を超える人間関係という主題からも、また入れ子構造を極めた小説の方法
としても、私自身、自分の仕事の一つの領域の決算という思いがしています。

 ●詳しい内容紹介は、私のウェブサイト『魂の連邦共和国へむけて』
  http://www.jca.apc.org/~izm/
 上に、2階層に分け、アップロードしました。
 一般的な内容紹介のhtmlの下に、【作者から読者へ】という、もう1つ別の文書も
あります。

 よろしければご覧下さい。

 【以上、全文の転載を歓迎します】

       ★★★★★★★

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おかけしますが、その旨、御一報下さい。

 

◆Date: Fri, 28 Feb 2003 05:44:30 +0900
 Subject: 長篇小説『神聖家族』刊行のお知らせ

 山口泉です。御無沙汰しています。

 このたぴ、河出書房新社から、新作の長篇小説『神聖家族』を刊行しました。すで
に現在、全国の書店に並んでいるはずです。

  ★『神聖家族』山口泉
  ISBN 4-309-01527-1
 四六判/320頁  定価 2,500円  
 発売日 2003.2.27  発行日 2003.2.28  

 (河出書房新社の近刊サイト「最新刊」
  http://www.kawade.co.jp/new/index.htm
 で、本書の表カバーと、ごく簡単な紹介をご覧いただくことができます)

 当初、『千里眼の研究』という題名の冠されていたこの小説は、構想から数えれば
25年、初稿を脱稿してからだけでも17年を費やした作品となってしまいました。私自
身、自分がこれまで追求してきたある種の主題の一つの決算という位置づけを持つ長
篇と考えています。

 もう少し詳しい内容紹介は、なるべく早く、下記の私のウェブサイト『魂の連邦共
和国へむけて』上にアップロードするつもりですが、種種の事情で現在、そのための
時間的余裕がほとんどありません。とりあえず、刊行のお知らせのみ、お送りします。
 また、『魂の連邦共和国へむけて』に紹介が出せましたら、改めて詳しく御案内さ
せていただく予定です。

 何より、現在の状況下、この大部な書き下ろし作品の刊行に踏み切った河出書房新
社に損害を与えたくないと考えています。
 もしお買い求めいただければ、もちろん著者としてそれに過ぎる喜びはないのです
が、また、お近くの図書館へのリクエストをはじめ、お知り合いにおすすめいただく
など、なんらかの形で同書の刊行を支えていただくことができるなら、まことに幸甚
に存じます。

 ……………………………………………………………………………………

 【『神聖家族』帯文】
 美しすぎる「観念小説」か。
 「恋愛小説」の極北か。
 人間が総否定されるハイパー資本主義下の日本で
 《あたらしい いえ》を作ろうと夢見た人びとの運命は……。

 「血縁」を超えた、人と人との結びつきの夢とは? 
 17年の歳月をかけて熟成、いま封印を解かれる、
 言葉と思考のエロスに満ちた20世紀末の魂の寓話。

 

◆◆Date: Fri, 13 Sep 2002 17:40:50 +0900
From: izm@jca.apc.org (Yamaguchi Izumi)
To: iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
Cc: izm@jca.apc.org
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第9号/「9・11」を語らされることの危うさ

■「精神の戒厳令下」通信★第9号■
 山口泉


 山口泉です。【以下、全文の転載を歓迎します。】

 信濃毎日新聞9月10日付・夕刊に、私が寄稿したエッセイ「『9・11』を語らされる
ことの危うさ」〔前篇〕「歴史の切断と隠蔽」を、ウェブサイト『魂の連邦共和国へ
むけて』に、掲載しました。

 一連の「9・11」キャンペーンの問題点をめぐっての2回連続の論考の1回目です。
 日本でも大きく取り上げられている追悼イベント「ローリング・レクイエム」への
批判から、現在の「9・11」の提示のされ方が、近現代の歴史の連続性を分断し、20
世紀を棒引きにする作用を持っていること、「9・11」が論議されるにあたっての批
判精神の衰弱が、生命をランクづけし、アメリカによる超歴史的な世界支配に利用さ
れるものであること、等を述べています。

 よろしければ、ご覧下さい。
 下記のURLから入れます

 (なお「『9・11』を語らされることの危うさ」〔前篇〕「歴史の切断と隠蔽」本
文そのものは、転載禁止とさせていただきます)


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   山 口  泉  Yamaguchi Izumi 
    izm@jca.apc.org
    http://www.jca.apc.org/~izm/
   『魂の連邦共和国へむけて』
    Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

 

◆◆Date: Wed, 31 Jul 2002 18:13:09 +0900
From: izm@jca.apc.org (Yamaguchi Izumi)
To: iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
Cc: izm@jca.apc.org
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第8号/【加筆・訂正版】2002年・広島/絵本『さだ子と千羽づる』野外朗読会の御案内

■「精神の戒厳令下」通信★第8号■
 山口泉


 山口泉です。【以下、全文の転載を歓迎します。】

 昨日、投稿したメイルですが、スケジュール、これまでの活動内容その他、若干の
加筆・訂正がありますので、再送させていただきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

     ★★★★★★★
 
 山口泉です。

 以下、全文の転載を歓迎します。

 今年も、8月6日に、広島で、オーロラ自由アトリエ発行の絵本『さだ子と千羽づ
る』の野外朗読会を行ないます。
 絵本『さだ子と千羽づる』は、「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さん
のことを、「絵本を通して平和を考える会」SHANTI(フェリス女学院大学学生
有志/「シャンティ」はサンスクリットで「平和」の意) や協力者が絵本として制
作したもので、1994年に日本語版が、95年に朝鮮語版、96年に英語版が出版
されました。さらに中国語版・フランス語版の刊行も、現在、構想中です。

 この絵本は、核廃絶をテーマとしながらも、「そのとき日本は、戦争をしていまし
た。武器を持った兵士や多くの日本人が、海をこえ、外国にかってにあがりこんだの
です。……」とはじまる、広島の前史としての、日本の侵略についてのページが反響
を呼びました。

 絵本『さだ子と千羽づる』野外朗読会は、1994年以来、毎年、広島で、8月6
日を中心に開催してきたものです。
 1994年には長崎でも、また1995年にはソウル市内各地で、1998年には
ワシントン(リンカーン記念堂前、ホワイトハウス前等)ほかアメリカ東海岸各地で
、2001年には中国・内モンゴル自治区でも、この野外朗読会は行なわれてきました。

 今年の広島での朗読は、東京方面からの参加者6名に、広島在住の方数名の御参加
をいただき、およそ下記の時間帯に、平和記念公園「原爆の子の像」前で行なう予定
です。
 (時間帯は、大体の目安です)

 ■8月4日(日) 午後6時〜7時/リハーサル
 ■8月5日(月) 午前11時〜午後6時半
 ■8月6日(火) 午前7時〜8時/午前9時半〜11時
          午後1時〜6時半
 ■8月7日(水) 午前9時〜午後1時

 毎年、広島の方はもちろん、YMCAのセミナーに参加された各地の中学生・高校生や
外国人旅行者など、同じ期間に広島を訪れる方が多数、その場で、自主的に朗読に参
加されています。
 例年どおり、『さだ子と千羽づる』日本語版のほか、『さだ子と千羽づる』朝鮮語
版・『さだ子と千羽づる』英語版の朗読も予定しています。それぞれの言語で朗読が
可能な方のご参加、また楽器などによる参加も歓迎しています(私自身も、毎年、持
ち込んでいるチェロを、今年も携えてゆくつもりです)。

 アフガニスタン情勢、イラク情勢、朝鮮半島情勢等との関連で、日本の「核政策」
が露骨な変質の兆を露わにしている現在、いま広島・長崎の持つ普遍的な意味が真に
指し示される野外朗読会としたいと考えています。
 世界全体がかつてないほど、危機を危機として共有することすら困難になりつつあ
るまでに分断されている現在、できるだけたくさんの方がたに、この絵本を朗読して
いただき、核廃絶への思いを新たにしていただければ幸いです。


【連絡先】携帯電話 090−6492−4156(この期間のみ) 
     FAX 03−3792−9780
     電子メイル izm@jca.apc.org まで。



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   山 口 泉 Yamaguchi Izumi 
izm@jca.apc.org
http://www.jca.apc.org/~izm/
『魂の連邦共和国へむけて』
Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

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◆◆Date: Tue, 30 Jul 2002 12:19:06 +0900
From: izm@jca.apc.org (Yamaguchi Izumi)
To: iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
Cc: izm@jca.apc.org
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★ 第7号/2002年広島・絵本『さだ子と千羽づる』野外朗読会の御案内

■「精神の戒厳令下」通信★第7号■
 山口泉


 山口泉です。【以下、全文の転載を歓迎します。】

 今年も、8月6日に、広島で、オーロラ自由アトリエ発行の絵本『さだ子と千羽づ
る』の野外朗読会を行ないます。
 これは、1994年以来、毎年、8月6日を中心に開催してきたものです。199
4年には長崎でも、また有志により、1995年にはソウルで、1998年にはワシ
ントンでも行なわれました。

 絵本『さだ子と千羽づる』は、「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さん
のことを、「絵本を通して平和を考える会」SHANTI(フェリス女学院大学学生
有志) や協力者が絵本として制作したもので、1994年に日本語版が、95年に
朝鮮語版、96年に英語版が出版されました。

 この絵本は、核廃絶をテーマとしながらも、「そのとき日本は、戦争をしていまし
た。武器を持った兵士や多くの日本人が、海をこえ、外国にかってにあがりこんだの
です。……」とはじまる、広島の前史としての、日本の侵略についてのページが反響
を呼びました。

 今年の広島での朗読は、東京方面からの参加者6名に、広島在住の方数名の御参加
をいただき、およそ下記の時間帯に、平和記念公園「原爆の子の像」前で行なう予定
です。
 (時間帯は、大体の目安です)

 ■8月4日(日) 午後6時〜7時/リハーサル
 ■8月5日(月) 正午〜午後6時
 ■8月6日(火) 午前7時〜8時/午前9時〜11時
          午後1時〜5時
 ■8月7日(水) 午前9時〜正午

 毎年、広島の方はもちろん、YMCAのセミナーに参加した各地の高校生や外国人旅行
者など、同じ期間に広島を訪れる方が、その場で、朗読に参加してくださっています。
 例年どおり、『さだ子と千羽づる』日本語版のほか、『さだ子と千羽づる』朝鮮語
版・『さだ子と千羽づる』英語版の朗読も予定しています。それぞれの言語で朗読が
できる方のご参加、また楽器などによる参加も歓迎しています(私も、毎年、持ち込
んでいるチェロを、今年も携えてゆくつもりです)。

 アフガニスタン情勢、イラク情勢等との関連で、日本の「核政策」が露骨な変質の
兆を露わにしている現在、いま広島・長崎の持つ普遍的な意味が真に指し示される野
外朗読会としたいと考えています。
 世界全体がかつてないほど、危機を危機として共有することすら困難になりつつあ
るまでに分断されている現在、できるだけたくさんの方がたに、この絵本を朗読して
いただき、核廃絶への思いを新たにしていただければ幸いです。


 ■連絡先/携帯電話 090−6492−4156(この期間のみ) 
      FAX 03−3792−9780
      電子メイル izm@jca.apc.org まで。



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   山 口 泉 Yamaguchi Izumi 
izm@jca.apc.org
http://www.jca.apc.org/~izm/
『魂の連邦共和国へむけて』
Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

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◆◆Date: Tue, 4 Jun 2002 02:52:30 +0900
From: izm@jca.apc.org (Yamaguchi Izumi)
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★第7号/アドレス+URLの移行に関して

■「精神の戒厳令下」通信★第7号■
 山口泉


 御無沙汰していますが、いかがお過ごしでしょうか。

 私のほうは、このかん、若干の事情により、「多忙を極める」展開となってしまっ
ておりました。
 これは必ずしも従来、続けてきた営為の延長とは言いがたい面も含むものですが、
大状況がいよいよ急速に腐蝕の度を加え、マスメディアがそれに制止をかけるどころ
か先棒を担ぎ、より本質的な言論を制度圏から排除すべく飼われ続けている擬似言論
の幇間的「言論屋」が幅を利かせ、現実がその根源から論理と倫理の「たが」を外さ
れつつある現在、可能なかぎりすみやかに、本来の闘いへと続く道筋を、事柄の全体
につけていかなければならないと考えています。

 さて、このたび、都合により従来のそれらとは別に、新たなメイル・アドレス、お
よびウェブサイトのURLを取得いたしました。

 【新たなメイル・アドレス】izm@jca.apc.org
 【ウェブサイト『魂の連邦共和国へむけて』/新たなURL】http://www.jca.apc
.org/~izm/

 当面、従来のメイル・アドレス=iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
 と、従来のURL=http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/
 も使用可能ですが、本年11月からは、
 izm@jca.apc.org と http://www.jca.apc.org/~izm/ のみが有効となります。

 つきましては、お手元のアドレス帖やブックマークその他の変更をお願いいたします。
 また電子メイルに関しては、11月までは、できれば新旧両方のアドレスに同報し
ていただいた方が、私の対応が早いかと思います。
 
 勝手な要望で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
 
     ★★★★★★★



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   山 口 泉 Yamaguchi Izumi 
izm@jca.apc.org
http://www.jca.apc.org/~izm/
『魂の連邦共和国へむけて』
Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

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◆◆Date: Thu, 10 Jan 2002 12:26:40 +0900
From: iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp (Yamaguchi Izumi)
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★第6号/We have established an associationcalled " RAWA Supporters in Japan”.

■「精神の戒厳令下」通信★第6号■
 山口泉


 1月5日に《「精神の戒厳令下」通信★第5号》でお知らせした「《RAWAサポーター
ズ・イン・ジャパン》創設記者会見・案内」の英訳ができましたので、お送りします。

 記者会見は、明日、1月11日(金)午後2時〜5時から、飯田橋セントラルプラザ17
階・(JR飯田橋駅となり)
で行なわれます。
 先便でもお伝えし、また今回の文中にもあるとおり、既成の報道機関以外の方の自
由な参加も歓迎しています。

 可能な方は、どうぞ、おいでください。


     ★★★★★★★


Dear Friends,

We invite not only journalists but also everyone .

January 4th, 2001

We have established an association called " RAWA Supporters in Japan” and
we will be holding a press conference for the purpose of announcing our
support for " RAWA" and the true meaning of what is now going on in
Afghanistan.

RAWA (an acronym for the Revolutionary Association of the Women of
Afghanistan) is an organization that supports the self-Liberation of Afghan
women and the lives of children. This organization was established in 1977
and founded by Meena (1957-1987), who was assassinated 10 years after its
establishment.

2000 women, some of whom worked under the sagacious leadership of Meena, are
now tenaciously struggling as they move forward with the aim of establishing
a true humanitarian and democratic new Afghanistan. These women groups are
established in several regions throughout the country, including refugee
camps. The members are involved in a wide range of activities with main
focuses on education, medical care and food supply.

Through friendship of members of RAWA and us(even though we live in
Japan), we aim to embody real "solidarity" with those women in Afghanistan
who are courageously fighting the most difficult battle.

We are not a "social movement", and our purpose is not to help the Afghan
people as outsiders, but we mean to support the Afghan people who are
struggling for their own human rights. Through this, we ourselves, will
enhance our own consciousness of human rights and wake up and act for the
world without exploiting or oppressing people.

At present we intend to support RAWA economically and are considering making
more opportunities for meetings between the Japanese and Afghanistan
peoples. "RAWA supporters in Japan" will produce leaflets translated into
Japanese to present to the Japanese people their intended educational and
other main activities.

"RAWA Supporters in Japan" has neither a "representative" nor "president".
Each member is an independent citizen coherently bound by none of the
various political parties, religious groups, or other organizations in the
country. There are, however, 2 centripetal forces, which attract members.
One is solidarity with the Afghan people and the other a shared feeling
against various kinds of oppression and other inequalities prevalent in many
places in the world.

Promoters
Ando Tetuso, Endo Kyoko, Kawasaki Keiko, Kurosawa Youichiro , Maruta Kiyoshi,
Mitsui Takaya, Mori Etsuko, Nakane Hideki,Suda Noriko, Suzuki Isao,
Yamaguchi Izumi (in alphabetical order)


     ★★★★★★★


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   山 口 泉 Yamaguchi Izumi 
iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/
『魂の連邦共和国へむけて』
Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

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Date: Sat, 5 Jan 2002 05:29:21 +0900
From: iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp (Yamaguchi Izumi)
Subject: 「精神の戒厳令下」通信★第5号/《RAWAサポーターズ・イン・ジャパン》創設記者会見の御案内

■「精神の戒厳令下」通信★第5号■
 山口泉

 このたび、友人たちと、下記のような集まり《RAWAサポーターズ・イン・ジャパン
》を作りました。
 以下は、その記者会見の御案内です。

 内容の転載・紹介・お問い合わせを歓迎します。
 また、今回の御案内を重複して受け取られた節は、何卒、御容赦下さい。

 どうぞよろしくお願いいたします。


       ★★★★★★★
 

 《RAWAサポーターズ・イン・ジャパン》創設記者会見の御案内 

報道機関 関係各位                    
ならびに、下記の内容に関心を持たれる、すべての皆さま
   
                                 2002年1月4日

 今般、私たちは、《RAWAサポーターズ・イン・ジャパン》を創設いたしました。つ
きましては、その趣旨と、現在のアフガニスタンの状況が抱える問題の真の意味につ
いてお伝えしたく、皆さまに下記の要領で会見・取材を御案内するものです。どうぞ
よろしくお願いいたします。
 【日時】2002年1月11日(金)午後2時〜5時
 【会場】飯田橋セントラルプラザ17階・(JR飯田橋駅となり)

 RAWA(ラワ=Revolutionary Association of the Women of Afghanistan)は、アフ
ガニスタンの女性の自己解放と子どもたちへの支援を行なっている組織です。
 1977年、創設されましたが、創設者のミーナMeena(1957〜1987)は活動10年目に
暗殺されました。しかし現在も、彼女の薫陶を受けたメンバーを含む2000名の女性た
ちが、教育・医療・食糧援助等のプログラムを機軸に、真に人道的、民主的な新しい
アフガニスタンの再建を模索して、難民キャンプをはじめ各地で困難な活動を続けて
います。

 《RAWAサポーターズ・イン・ジャパン》は、私たち日本に住む者が、RAWAのメンバ
ーとの友情の上に、輝かしくも困難な彼女たちの闘いとの、言葉のほんとうの意味での
「連帯」を実現すべく、さまざま活動を行なってゆくことをめざします。
 これは、単に「アフガニスタン問題」に関して、何らかの「運動」をする、といっ
たことではありません。自らの人権のために闘うという姿勢を明らかにしているアフ
ガニスタンの人びとを支持することによって、私たち自身が自分たちの人権意識をも
検証し、高め、彼女らとともに、搾取や抑圧のない世界をめざして行動することの一
環なのです。

 当面、具体的には、RAWAに対する経済的な支援を中心に、彼女たちとの交流、そし
て何よりRAWAが活動の中心に位置づけている教育・言論活動との関連で、パンフレッ
トの
日本語訳出版を考えています。
 なお、《RAWAサポーターズ・イン・ジャパン》は、特に「代表」というものは設け
ません。
 既存のいかなる政党・宗教団体その他とも関わりなく、RAWAの活動とアフガニスタ
ンの民衆に思いを寄せ、ひいては現在の世界の抑圧・不平等への批判を共有する、一人
一人が自立した主体的な市民の集まりです。
  
《RAWAサポーターズ・イン・ジャパン》呼びかけ人  
  安藤鉄雄 遠藤京子 川崎けい子 黒澤洋一郎 鈴木功 
  中根秀樹 丸田潔 三井貴也 森悦子 山口泉 (50音順)

【問い合わせ】
     オーロラ自由アトリエ(遠藤京子)
     電話(略)

     aurora@jca.apc.org
     http://www.jca.apc.org/~aurora/
     ★RAWAのサイトは下記の通りです。 http://www.rawa.org/
     ★また関連サイトは、
     http://www.jca.apc.org/~aurora/konoko.html
     http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/afghan.html にあります。


       ★★★★★★★
 

 このメイル・マガジン《「精神の戒厳令下」通信》は、私・山口泉の執筆活動、お
よび友人たちとの共同企画の御案内をするために創刊しました。
 旧知の方がた、および私のウェブサイト『魂の連邦共和国へむけて』へのメイル・
バックをいただいた方、その他、電子メイル・アドレスを存じ上げ、確認できる方を
中心にお送りします。
 不定期刊ですが、たぶん2〜3か月に1〜2通程度をお届けする見込みです。

 なお、もしもこのメイル・マガジンが不要な方は、以後、お送りしませんので、そ
の旨、御一報下さい。
 お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


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   山 口 泉 Yamaguchi Izumi 
iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/
『魂の連邦共和国へむけて』
Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

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*山口さんより

◆Date: Mon, 3 Dec 2001 12:09:56 +0900
 From: iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp (Yamaguchi Izumi)
 Subject: 「精神の戒厳令下」通信★第4号/写真絵本『この子たちのアフガン』刊行。

■「精神の戒厳令下」通信★第4号■
 山口泉

 【以下の内容を重複して受け取られる節は御寛恕下さい。また、全文の転載を歓迎
します】

 写真絵本『この子たちのアフガン』(川崎けい子著・オーロラ自由アトリエ刊)が
明日、12月4日、発行の予定ですので、お知らせいたします。

 10月18日〜24日の東京・飯田橋セントラルプラザでの展示以来、すでに多くの方が
たにご覧いただき、現在も全国各地で巡回展が続いている『アフガニスタン女性と子
どもの写真展』(川崎けい子さん/撮影)の作品群が、「写真絵本」にまとまりまし
た。今週中には、全国の大きな書店の店頭には並んでいるはずです。また明日以降、
新聞その他のメディアでも紹介される見通しです。

 写真絵本『この子たちのアフガン』は、映像ディレクター・フォトグラファーの川
崎けい子さんが、1999年4月から2001年3月にかけて、アフガニスタンの首都カブール
とパキスタン各地のアフガン難民キャンプで撮影した写真50点をフルカラーでレイア
ウト、川崎けい子さん御自身による、各写真に関連する詳細な解説と「あとがき」が
付され、私自身も解説エッセイ「世界がこのままであってよいはずは、ない」〈*〉
(いずれも、子どもたちにも読みやすい内容で、総ルビつき)を寄稿した構成となっ
ています。

 〈*〉私事を一点だけつけ加えさせていただくと、この短文は、今年、私自身が書
いた文章のなかで最も好きなものの1つです。

 すでに「アフガニスタン女性と子どもの写真展」をご覧いただいている方は、魂を
揺り動かされたあの経験をもう一度、確認し、他の方がたと共有されるために・・ま
た、まだ写真展をご覧になっていない方は、なおのこと、ぜひ、お読みいただきたい
と思います。

 「アフガニスタン女性と子どもの写真展」についての紹介は
 http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/afghan.html
 でもご覧いただくことができます(作品画像の一部もあり)。

 なお、写真パネルは来年初めまで、貸し出し予定が詰まっているようです。
 しかし、その後に写真展の開催を検討されている方は、下記・オーロラ自由アトリ
エまで御相談下さい。


◆川崎けい子・写真絵本『この子たちのアフガン』(オーロラ自由アトリエ刊)
●B5判・並製・44頁(内、カラー38頁)
●定価・1500円(税別)送料210円
***********************************************
書店では「地方・小出版流通センター」扱いとお申し出ください。
お急ぎの場合など、オーロラ自由アトリエまで御注文いただければ、直接、郵送いた
します。
電 話 03-3792-9651  FAX 03-3792-9780
aurora@jca.apc.org

オーロラ自由アトリエ「出版案内」
http://www.jca.apc.org/~aurora/


 ★このメイル・マガジンは、私・山口泉の執筆活動、および友人たちとの共同企画
の御案内をするために創刊しました。旧知の方がた、および私のウェブサイト『魂の
連邦共和国へむけて』へのメイル・バックをいただいた方、その他、電子メイル・ア
ドレスを存じ上げ、確認できる方を中心にお送りします。不定期刊ですが、たぶん2
〜3か月に1〜2通程度をお届けする見込みです。
 なお、もしもこのメイル・マガジンが不要な方は、以後、お送りしませんので、そ
の旨、御一報下さい。お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


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   山 口 泉 Yamaguchi Izumi 
iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/
『魂の連邦共和国へむけて』
Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

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◆Date: Fri, 19 Oct 2001 03:08:59 +0900
 From: iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp (Yamaguchi Izumi)
 Subject: 「精神の戒厳令下」通信★第3号/「アフガニスタン写真展」開始。

■「精神の戒厳令下」通信★第3号■
 山口泉

 【以下の内容を重複して受け取られる節は御寛恕下さい。また、全文の転載を歓迎
します】

 以前にお知らせした「アフガニスタン女性と子どもの写真展」(川崎けい子さん・
撮影/アフガン女性と子どもを支援する会+オーロラ自由アトリエ・共催)が、本日
、始まりました。私は友人たちともども、協力者の一人として、このかん、準備に没
頭していました。

 「アフガニスタン女性と子どもの写真展」の開催期間は10月18日(木)〜24
日(水)、会場は東京都の飯田橋セントラルプラザ(飯田橋駅となり)1階・区境(
くざかい)ホール、開場時間は10:00〜20:00(無休)、入場料は不要です。
 カブール(アフガニスタン)、ペシャワール(パキスタン)郊外のジャロザイ・ア
コラ・ヘワの各難民キャンプ、イスラマバード・ラワルピンディ・クエッタ(パキス
タン)など都市部の難民の生活、RAWA(The Revolutionary Association of the Wome
n of Afghanistan )の活動の模様など、106点のカラー作品が展示されています。

 ここで展示されている作品の具体的な内容については、直接、ご覧いただくのがい
ちばん良いと思います。
 すでに東京以外の地でも展示を行ないたいという御希望があり、さらに新たなお問
い合わせにも応じることができます。
 (お尋ねは、オーロラ自由アトリエ=電話03−3792−9651まで)
 なお、今回展示の写真で、電子ファイル化されていた作品のうち4点は、下記の私
のウェブサイトにもアップロードしていますので、よろしければご覧下さい。

 さて、関係者の御厚意で使用が実現した会場・飯田橋セントラルプラザの区境(く
ざかい)ホールは、当初の期待にたがわぬ「街のなかの公共スペース」そのものの場
所でした。制度圏のジャーナリズムによって形成されがちな、最悪の場合は「テロ国
家」といった、過てるアフガニスタンの予断や偏見を遠く離れ、彼地、アフガンやパ
キスタンに生きる、個別の顔と名前、そして個人史の重みを持った人びとの存在と向
かい合ってほしいという、撮影者の川崎けい子さんや、私たち協力者の思いを、最も
現在の日本のジャーナリズムの「情報」に被曝させられがちな方がたの(おそらく)
新しい経験として共有していただく現場に、私たち自身が立ち会う思いがします。

 私は開場前から閉場の作業まで、ずっと居合わせたのですが、きょう1日で何百人
の方がたが観覧されたか、分かりません。
 年代も職業もさまざまな立場の方がたが、別の用事で通りかかったついでに足を留
め、気軽に展示スペースに入ってきて、全14面の写真パネル展示や年表・概説の説
明に関心を持ってくれます。最初、けげんそうな、あるいは何をやっているのかと、
かすかな笑いを浮かべて入ってきた方がたの表情が、ほんの数点の写真を眺め始める
うちに、たちまち引き締まり、やがて、人が自らの魂の内部に測鉛を下ろしてゆく、
最も厳粛な表情と沈黙が、あたりを支配するようになります。

 ラーメン店か蕎麦店の店主と思われる、白い割烹着姿の初老の男性が、「アフガン
内戦」の説明文の前で調理帽を脱ぎ、涙をぬぐっています。
 エプロン姿に買い物カゴを提げ、ゴム長をはいた中年の女性が、《病に喘ぐ幼子を
かかえながら、数日前に13歳の息子を亡くした衝撃で茫然自失の状態で座り込む、顔
中に深い皺を刻んだ若い(はずの)アフガン難民の母親》の写真の前ですすり泣いて
います。
 笑いさざめきながら会場に入ってきた、建設工事の下請け作業を受け持っているら
しい、いずれも二十歳前後のニッカーボッカーの青年たち3人連れが、何度も作品を
見、また感想ノートの書き込みを読んでくれます。
 物乞いするアフガン難民母子の写真を、瞬き1つせず、食い入るように見つめてい
た青年は、バングラディシュ人でした。
 ロケーションの関係で相対的に多いスーツ姿の会社員も、何人もが、1枚1枚の写
真パネルの前に立ち尽くし、画面を凝視していました。
 今回、展示されている写真が、かくも強い力を持つ理由は、それが専門的・特権的
な写真ではないからだと私は考えていますが、この説明は省略します(それは、観れ
ば分かることですから)。

 お一人で1時間、なかには2時間ちかく、広からぬスペースを何度も回る方も少な
くありません。決して誇張でなく、嗚咽があちこちで漏れる写真展・・というより、
何らかの「展示」そのものに、実に久しぶりに私は接する思いがしています。
 私の記憶するかぎり、飾られている写真を観る、そしてその場に自分も居合わせる
という行為が、かくも厳粛なものとなった時間は、これまでに2度……江東区・夢の
島の第五福竜丸展示館と、沖縄・伊江島の阿波根昌鴻さんの「命(ぬち)どぅ宝の家
」とで、経験しただけです。

 もしかしたら、まだこの国には、何らか、別の「回路」の可能性が・・まだ、僅か
ながら・・残されているかもしれない。……そんな思いすら、きょう、都心の会場で
涙をぬぐう人びとの姿に、私は抱きました。
 展示されている作品は、すでに準備段階から知っているのですが、きょうは、それ
らを初めて目にする来場者の姿をいつまでも確認していたく、私も友人も、このオー
プニングまで、丸2日、不眠不休の作業が続いていたのですが、結局、終日、会場を
離れることができませんでした。

 この稀有の経験を味わうため、私は期間中、なるべく会場に行くことにしています。
 できれば皆さんも、その経験を共有されることを強くお奨めします。

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   山 口 泉 Yamaguchi Izumi 
iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp
http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/
『魂の連邦共和国へむけて』
Por Unio de Respublikoj de Animoj(en Esperanto)

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■「精神の戒厳令下」通信★第2号■ 20011005
 山口泉

 先日、御案内した「アフガニスタン女性と子どもの写真展」ですが、撮影者の川崎
けい子さん(アフガン女性と子どもを支援する会)の御厚意により、「写真展」に展
示される作品4点(*)を、私のウェブサイト(http://www.bekkoame.ne.jp/~iizzmm/)の「写真展」案内にアップロードしました。
 現在の世界の不平等・抑圧の実相と、そのなかで生きる人びと、女性たち、子ども
たちの痛苦と尊厳に満ちた表情を刻み込んだ、いつまでもいつまでも目を離すことの
できない写真ばかりです。

 ぜひ、ご覧下さい。
 また、「アフガニスタン女性と子どもの写真展」会場にもおいでいただきたいと存
じます。

 〈*〉なお、これらの作品の無断使用は厳禁されています。写真および写真展につ
いてのお問い合わせは、オーロラ自由アトリエ(03-3792-9651)まで。

 

◆Date: Mon, 1 Oct 2001 19:06
 「精神の戒厳令下」通信★第1号/「アフガニスタン女性と子どもの写真展」のお知らせ

 山口泉です。
 今回、このメイルをお送りするなかには、ずいぶん御無沙汰している方も、おられ
ます。

 さて、このメイル・マガジンは、私・山口泉の執筆活動、および友人たちとの共同
企画の御案内をするために創刊しました。
 旧知の方がた、および私のウェブサイト『魂の連邦共和国へむけて』へのメイル・
バックをいただいた方、その他、電子メイル・アドレスを存じ上げ、確認できる方を
中心にお送りします。
 不定期刊ですが、たぶん2〜3か月に1〜2通程度をお届けする見込みです。

 なお、もしもこのメイル・マガジンが不要な方は、以後、お送りしませんので、そ
の旨、御一報下さい。
 お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 また、今回の「アフガニスタン女性と子どもの写真展」に関しては、その案内を重
複して受け取られる方もおられると思います。
 その節は、何卒、御容赦下さい。


     ★★★★★★★


■「精神の戒厳令下」通信★第1号■
 山口泉

 御承知のとおり、9月11日の「アメリカ中枢」への「テロ」(*)を口実に、「報
復」なる没論理的・没倫理的スローガンのもと、露骨に世界同時不況を「解決」しよ
うとするブッシュ政権とそれに加担するG8等、先進資本主義勢力は、着着と中東侵
略戦争の準備を進めています。

 * これに関しては、現時点では、いまだ「テロ」であることすら、厳密な手続き
に基づいては立証されてはいないのではないかと、私は認識していますが。

 また、日本に生きる者としては、特に、「憲法」などいつのまにか反故にされてい
る没「法理」的手続きのもと、「戦後日本」を一気に“なかったこと”にしようとす
る日本政府と、NHKをはじめ、その先走りを勤める商業ジャーナリズムの浅ましさ
、おぞましさに、耐え難いものを覚えます。
 そうした勢力・潮流への批判・抵抗の一つとして、友人たちとともに、私は、「アフ
ガン女性と子どもを支援する会」の川崎けい子さんが「アフガン難民キャンプの女性
たち、子どもたち」を撮影した緊急の写真展の企画を準備しています。

 アフガニスタンをはじめ、イスラム圏にも当然、重層的な差別の問題がありますが
、女性たちに対する抑圧・性暴力は、その最大のものです。少なからぬ地域で女性の
就職も外出も禁止され、身寄りのない女性は物乞いをするしかなく、盗みをすれば手
を切断され、有夫の女性ないし寡婦の場合、強姦されれば、仮に加害者が逃亡した場
合でも、その被害者のみが死刑になる(「姦通罪」で)という状況は、それ自体「性
差別」の極限的形態とも言えます。

 ただし、私はこれら全体に関して、単にイスラム社会の「差別性」をあげつらうだ
けではなく、そこに現在の苦境をもたらした、アメリカをはじめとする世界の構造的
な暴力性・差別性をも含めて、問題が考えられる必要があるとも思っています。現在
のアフガニスタンの状況は、そこに到る前史(最低限、旧ソ連のアフガニスタン侵攻
のはるか以前、60年代前葉の「民主的改革」の可能性の時期までに遡る)全体を踏ま
えないと、極めて浅薄かつ狭隘な「歴史観」に絡めとられてしまう危険をも抱え込ん
でいます。

 そして、アメリカ政府とそれに加担する勢力が、目下、人類史上最強の軍事力の標
的としているのは、何より、そうした女性たち・子どもたちなのです。

 以下、川崎さんを含む友人たちと共同制作した、その「アフガニスタン女性と子ど
もの写真展」のチラシを転載します。
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【アフガニスタン女性と子どもの写真展】
  ・・戦争で犠牲になるのは、子どもたち

 ●撮影・川崎けい子(アフガン女性と子どもを支援する会)

 カブール(アフガニスタン)、ペシャワール(パキスタン)郊外のジャロザイ・ア
コラ・ヘワの各難民キャンプ、イスラマバード・ラワルピンディ・クエッタ(パキス
タン)など都市部の難民の生活、RAWA(The Revolutionary Association of the Wome
n of Afghanistan )の活動の模様など、110点余りのカラー作品を展示。

 現在の世界の不平等と抑圧の実相と、そのなかで生きる人びと、女性たち、子ども
たちの痛苦と尊厳に満ちた表情を刻み込んだ、いずれもいつまでも目を離すことので
きない写真ばかりです。

▲期間/10月18日(木)〜10月24日(水) 毎日10:00〜20:00(無休)
▲会場/飯田橋セントラルプラザ1F・区境(くざかい)ホール(JR飯田橋駅となり)
▲無料(ビル開館中は、御自由にご覧いただけます)
▲共催/アフガン女性と子どもを支援する会
    オーロラ自由アトリエ
▲お問い合わせ/03-3792-9651(オーロラ自由アトリエ)
▲小額でも構いません、寄付をお願いできれば幸いです。
 郵便振替00150−2−184650/アフガン女性と子どもを支援する会


●開催にあたって

 20年以上にわたる内戦と、その過程で生み出された武装勢力の支配によって、おび
ただしい数の人が殺害されました。家や田畑が焼かれ、道路や病院、学校などの施設
も、水道・電気・電話などのインフラも破壊されました。経済が完全に破綻し、80%
の人が失業しています。
 また武装勢力は、イスラムの名のもとに人々の権利を極端に制限する政策を強行し
ています。とくに女性は人としての権利をほとんど全部剥奪されました。女性だとい
う理由で教育を受けることも、外で働くことも禁止されたのです。そのため夫や父親
など男性の家族を失った「戦争未亡人」などは、生計をたてる手段がなくなり、昼間
は路上で物乞いし、夜は非合法の売春をすることを余儀なくされました。生活のため
に子どもを売るといった悲劇も実際に起こっています。

■犠牲になるのは子どもたち

 さらに、この数年アフガニスタ き残りました。難民となってパキスタンにやってきた彼
女は、バイオリニストになりたいという見果てぬ夢を見ながら孤児院で暮らしていま
す。このような子どもたちは、数え切れないほどいます。そして実際には、どこかで
人知れず消えていった無数の命があることでしょう。しかしながら、こうしたアフガ
ニスタンの子どもたちや女性たちは、日本を含めた国際社会から長い間無視されてき
ました。アフガニスタンで何万人の人が殺されようが、餓死しようが気にかける人は
ほとんどいませんでした。
 今回のアメリカでの事件をきっかけにして、それとの関連において、その「犯人」
を生み出した国という意味において、それゆえにアメリカと戦争になるかもしれない
国という意味において、アフガニスタンに関心が集まっています。

■世界でもっとも富んだ国が、もっとも貧しい国を攻撃
 
 わたしたち日本人がそうであるように、アフガニスタンの人々も、毎日、喜んだ
り、悩んだり、怒ったり、泣いたりしながら一生懸命生きています。たった一つの
命、一度かぎりの人生であるがゆえに、死ぬのは恐い、傷つけられたくないと思って
います。
 タリバンのような武装勢力同士の戦闘とその苛政のために、たくさんのかけがえの
ない命、人生が破壊されました。それでも人々は必死になって生きてきました。ある
人々はアフガニスタン国内で、またある人々は難民となって異国に逃れて。
 そして今、世界でもっとも富んだ国アメリカが、もっとも貧しい国アフガニスタン
を攻撃しようとしています。この攻撃によって、死ぬのはどういう人たちなのか、さ
らなる地獄に突き落とされるのはどういう人たちなのか、ぜひとも皆さんに伝えたい
と思い、写真展を計画しています。    
----------------------------------------------------------
 上記・写真展について、ぜひ、お知り合いにもお知らせ下さい。
 写真展「案内」部分については、「転送」「転載」を歓迎します。

 カンパ等で寄せられた資金のうち、写真展開催費用を支払った余剰利益は、「アフ
ガン女性と子どもを支援する会」(http://watan-jp.hoops.ne.jp/)を通じ、パキス
タンのアフガン難民キャンプに送られます。現地の経済状況は、誇張でなく餓死寸前
の段階にあります。
 以下は、今春、川崎けい子さんにより書かれた、アフガン難民の経済状況です。

 《イスラマバードやペシャワールには、20年以上続いている内戦のためにアフガニ
スタンから逃げてきた難民の子どもたちが大勢います。
 午前4時から夜まで路上に出て、ゴミとして捨てられた紙などを集め、それを売っ
て暮らしています。紙1キロ集めても1ルピー(日本円で約2 円)にしかならず、どん
なにがんばっても1日の稼ぎは2ルピーから3ルピーだといいます。30センチぐらいの
円形のナン1枚が3ルピーですので、毎日のパンを手に入れるのがやっとです。 
 パキスタンの気温は5月でも40℃を超え、極端に乾燥しています。一日中路上でゴ
ミ集めをするのは想像を絶するつらさです。
 日本の1,000円は子どもたちの3か月分の稼ぎ以上です。1人1,000円あれば、真夏
の最も暑いときに、休むことができるでしょう。彼らにとっては生存にかかわる金額
です。
 ほんのちょっとの寄付でも、とても効果がありますのでよろしくお願いします。》
 (川崎けい子「フォト・リポート/アフガン難民キャンプ」季刊「批判精神」第7号)

 私自身は、今回の国連関係者のいち早いアフガニスタン脱出にも示されているよう
に、一般的な国際機関の働きかけがほとんど現実の意味を失った状況でのジェノサイ
ド的事態が、現地では目前に迫っているという危機感を持っています。

 時間的な関係もあって、人手はいくらあっても足りません。
 東京近郊の方で、個別の作業(チラシ作成・カンパ要請・発送・パネル製作・広報
・写真の搬入出・会場管理・取材対応・その他もろもろ)について、手伝っていただ
ける方は、ぜひ、御協力をお願いいたします。

 また今後、さらに東京以外の地でこの写真展を開催したいという御希望があれば、
それにも可能なかぎり、対応します。
 今回は、展示準備の作業のかなりの部分を私たち自身が行なうことにより、経費の
節減を計りますが、写真である以上、どうしても材料・資材、機材の利用などでの出
費は抑え難く、現時点でも数十万円のコストが見込まれています。今回の東京での展
示は、その会場(飯田橋セントラル・プラザ)の性格からも、入場は無料としました
が、今後、各地を巡回していく過程では、入場料を取る形式での展示も検討していき
たいと思います。
 そうした企画も、それぞれの場で、御検討いただければ幸いです。

 詳しいお問い合わせは、電子メイルで私(iizzmm@ppp.bekkoame.ne.jp)か、もしくは
 オーロラ自由アトリエ(電話03−3792−9651)まで。

 どうぞよろしくお願いいたします。


REV:.....20030310,0417
アフガン女性と子どもを支援する会  ◇WHO 
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