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山形 浩生

やまがた・ひろお
日本語版公式サイト http://cruel.org/jindex.html
英語版公式サイト http://cruel.org/eindex.html


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1964年3月生まれ、東京都出身。東京大学工学系研究科都市工学専攻、MIT不動産センター修士課程修了。 野村総合研究所研究員であり、地域開発やODA関連調査を本業としつつ、幅広い分野で翻訳・評論活動を行なう。 もったいぶっているだけで中身がほとんどないと判断した学説や評論に対しては、容赦のない罵倒や 人を小バカにした文体で報いる攻撃的な評論家としても有名であるが、 物事を分かり易く説明する技術、重要かつ本質的な議論・学説を選び取る嗅覚 は一級品であり、多くの人々から支持を集めている。 また、「プロジェクト杉田玄白」を主催して、 海外の優れた作品の翻訳を公開し、文化の発展を目指す活動も行なう。


■自然科学・社会科学・(文学を除く)人文科学的に重要な翻訳

◆イアン・エアーズ (2007=2007) 『その数学が戦略を決める』, 文藝春秋, 340p. ISBN:4163697705 1800円 [amazon]
◆ダニエル・C・デネット (2003=2005) 『自由は進化する』, NTT出版, 478p. ISBN:4757160127 2940円 [amazon]
◆ハリー・G・フランクファート (2005=2006) 『ウンコな議論』, 筑摩書房, 107p. ISBN:4480842705 [amazon]
◆ジョージ・エインズリー (2001=2006) 『誘惑される意志――人はなぜ自滅的行動をするのか』, NTT出版, 380p. ISBN:4757160119 2940円 [amazon]
◆スティーブン・ジョンソン (2001=2004) 『創発――蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク』, ソフトバンクパブリッシング, 327p. ISBN:4797321075 [amazon]
◆スティーブン・ジョンソン (2005=2006) 『ダメなものは、タメになる――テレビやゲームは頭を良くしている』, 翔泳社, 295p. ISBN:4798111635 1890円 [amazon](守岡 桜との共同翻訳)
◆ポール・クルーグマン (1997=1998) 『クルーグマン教授の経済入門』, メディアワークス, 391p. ISBN:4840200017 [amazon]
◆ポール・クルーグマン; ラルス・スヴェンソン (1998=2003) 『クルーグマン教授の「ニッポン」経済入門』, 春秋社, 283p. ISBN:4393621662 1680円 [amazon]
◆エリック・スティーブン・レイモンド (1999) 『伽藍とバザール――オープンソース・ソフトLinuxマニフェスト』, 光芒社, 252p. ISBN:4895421686 [amazon]ネット上での公開版
◆ローレンス・レッシグ (2001=2002) 『コモンズ――ネット上の所有権強化は技術革新を殺す』,翔泳社,500p. ISBN:4798102040 2940円 [amazon]
◆ローレンス・レッシグ (2004=2004) 『Free Culture――いかに巨大メディアが法をつかって創造性や文化をコントロールするか』, 翔泳社, 416p. ISBN:4798106801 2940円 [amazon](守岡 桜との共同翻訳)
◆ローレンス・レッシグ (2006=2007) 『CODE VERSION 2.0』, 翔泳社, 552p. ISBN:4798115002 2940円 [amazon]
◆ビョルン・ロンボルグ (2001=2003) 『環境危機をあおってはいけない――地球環境のホントの実態』, 文藝春秋, 671p. ISBN:4163650806 4725円 [amazon]
◆ビョルン・ロンボルグ (2007=2008) 『地球と一緒に頭も冷やせ!――温暖化問題を問い直す』, ソフトバンククリエイティブ, 320p. ISBN:4797347236 2100円 [amazon]
◆ポール・ポースト (2006=2007) 『戦争の経済学』, バジリコ, 430p. ISBN:4862380573 1890円 [amazon]
◆フィリップ・ショート (2004=2008) 『ポル・ポト――ある悪夢の歴史』, 白水社, 893p. ISBN:4560026270 7140円 [amazon]
◆フレッド・シンガー; デニス・T・エイヴァリー (2008=2008) 『地球温暖化は止まらない――地球は1500年の気候周期を物語る』, 東洋経済新報社, 451p. ISBN:4492800786 2520円 [amazon](守岡 桜との共同翻訳)
◆ロバート・ソロー (2000=2008) 「真実の経済」(ジェイコブス『経済の本質/自然から学ぶ』書評)
◆スティーブン・ウェバー (2004=2007) 『オープンソースの成功――政治学者が分析するコミュニティの可能性』, 毎日コミュニケーションズ, 347p. ISBN:4839916586  [amazon](守岡 桜との共同翻訳)
◆キース・ウィンドシャトル (1998=2005) 「歴史家としてのフーコー」

◆この他に、雑誌 The Economist の記事を紹介する「The Economist セレクション+α」(生存学HP外部へ) や、 経済学者ポール・クルーグマンの論文を翻訳する活動(生存学HP外部へ)など、有益な翻訳が多い。

■自然科学・社会科学的に重要な共著
◆武田 邦彦・池田 清彦・渡辺 正・薬師院 仁志・山形 浩生・伊藤 公紀・岩瀬 正則 (2007) 『暴走する「地球温暖化」論――洗脳・煽動・歪曲の数々』, 文藝春秋, 278p. ISBN:4163698906 1600円 [amazon]



■山形浩生氏による現代思想批判、及びそれに関連する記事 (リンクはすべて生存学HP外部へ)

◆ソーカル&ブリクモン『「知」の欺瞞』書評 「ポストモダンに病んで/夢は枯れ野をかけめぐる」
『「知」の欺瞞』ローカル戦:浅田彰のクラインの壺をめぐって(というか、浅田式にはめぐらないのだ)
(参考サイト:浅田彰【『山形道場』の迷妄に喝!】、 黒木玄「浅田彰のクラインの壺について」
黒木玄「『「知」の欺瞞』関連情報」、 スペンサー=ブラウン『形式の法則』書評黒木玄「スペンサー・ブラウンなんていらない」
(注) 浅田氏の反批判については、浅田彰『構造と力』と、前掲 黒木玄「浅田彰のクラインの壺について」を読んだ上で判断することが好ましい。
> ◆キース・ウィンドシャトル (1998=2005) 「歴史家としてのフーコー」



■人為的温暖化論、環境悪化論などに対する懐疑・批判関連記事
(リンクはすべて生存学HP外部へ)

◆ゴア『不都合な真実』書評「ゴア『不都合な真実』評と対抗本」
Lomborg, Cool It! 査読評価書 (リンク先はpdfファイル)
◆Lomborg, [ed.], Global Crises, Global Solutions書評 「地球の人々にとってホントに重要な問題とは? 新たな社会的合意形成の試み」
◆ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』原著書評 「脱・恫喝型エコロジストのすすめ:これぞ真の「地球白書」なり」
Lomborg, The Skeptical Environmentalist: Measuring the Real State of the World 査読評価書
中西準子『環境リスク学』書評
西川洋三『環境ホルモン――人心を「攪乱」した物質』書評
◆「朝日新聞土曜版 be 2003/12/13号」「京都議定書見直しては」

以下は、「The Economist セレクション+α」より記事抜粋。
「温暖化本は不作続き」
「まちがった預言者マルサス」
「動物保護の考え方:禁止だけではダメ!」
「バイオ燃料がもたらす食品価格高騰」
「再生可能エネルギーは補助金次第のバブル」
「木を見て、森も見てみると:森林は増えている」
「熱と光:対流圏も温暖化しているようです」
「木を盲信してはいけません」
「底なしのビールジョッキ――世界の原油が枯渇しそうにない理由」



■役に立つ(ときにはクスっと笑いをもたらしてくれる)書評・人物評・映画評の数々 (リンクはすべて生存学HP外部へ)

「朝日新聞」連載書評
『一冊の本』連載書評
『AERA』連載書評
「オンライン書店bk1」連載書評
amazon.co.jpのレビュー
査読評価書
◆松尾匡『はだかの王様の経済学』書評 「研修資料の余白に:『はだかの王様の経済学』は戦慄すべき本である」
◆トーゴフ『ドラッグ・カルチャー』書評 「ダメな本をさらに劣化させた犯罪的な邦訳」
◆スティグリッツ『スティグリッツ教授の経済教室』書評 「政治的配慮一切なし! 快刀乱麻を断つ必読の経済書」
◆テイラー『テロマネーを封鎖せよ』書評 「アメリカの世界経済介入」
◆山田奨治『〈海賊版〉の思想』書評 「著作権延長論争の原点」
◆ピサノ『サイエンス・ビジネスの挑戦』書評 「バイオとITはどこがちがうか?」
◆サクセニアン『最新・経済地理学』書評 「帰国組の起業が地域発展を生む?」
◆立岩真也「小畑清剛『近代日本とマイノリティの〈生-政治学〉』書評」を巡って 「『論座』も必ずしも読むところがないわけではないこと」
◆フリードマン『フラット化する世界』書評「世界のフラット化できない部分とは」
◆ワーク『ハッカー宣言』書評を巡って「メディアリテラシーの練習問題;室井尚の奇妙な反・嫌煙運動プロパガンダ論」
◆レヴィット&ダブナー『ヤバい経済学』書評 「お金だけが大切じゃないことを、説教としてではなく理論的に解明しようとする経済学の新潮流」
◆和田英『富岡日記』書評 「富岡製糸工場のすごい技術移転」
◆映画「ホテル・ルワンダ」評 「「ホテル・ルワンダ」が教えてくれるもの」
◆エインズリー『誘惑される意志』書評 「人間の合理性と出生率」
◆池内恵『書物の運命』書評 「小さな本にこめられた、現代のイスラム談義への大きな批判」
◆ガザニガ『脳の中の倫理――脳倫理学序説』書評 「脳科学から倫理と道徳を考える」
◆日経ものづくり編『重大事故の舞台裏――技術で解明する真の原因』書評 「トンネルの先の光明」
ドラッカー『企業とは何か』、関満博『ニッポンのモノづくり学 全国優秀中小企業から学べ!』、クレイトン『アメリカの高校生が学ぶ経済学 原理から実践へ』、菊池信輝 『財界とは何か』書評
◆ブキャナン『複雑な世界、単純な法則』書評 「スモールワールド構造の不思議」
◆岩井克人『会社はだれのものか』書評1 「現実ばなれした会社論の問題の根っこはどこにあるのか」
岩井克人『会社はだれのものか』書評2
◆デネット『自由は進化する』書評 「自由って何だろう」
◆ラマチャンドラン『脳のなかの幽霊、ふたたび』書評 「異分野を侵食する脳科学の魅力がつまった一冊」
村上龍『13 歳のハローワーク』、森嶋通夫『なぜ日本は行き詰まったか』、本田健 『スイス人銀行家の教え』、正高信男『ケータイを持ったサル:「人間らしさ」の崩壊』、コトラー『コトラーのマーケティング講義』書評
◆安田雪『人脈づくりの科学』書評 「分野としてはおもしろそうなのに:特異な人脈の著者が書いた変な本」
◆マイケル・ムーア『華氏九・一一』映画評 「『華氏九一一』へのつまらんきいたふうな批判ども」
ロバート・ケーガン『ネオコンの論理』 、大前研一『ドットコム仕事術』、サミュエル・ライダー『トラ・トラ・ライオン!』書評
◆ピンカー『心の仕組み』書評 「生得能力と最適な社会制度について考えさせられる本」
◆クルーグマン『嘘つき大統領のデタラメ経済』原著書評 「クルーグマンのコラムがつきつける現代マスコミの問題など」
◆M2対談評 「M2のグローバリズム談義」
◆マン『ソーシャルパワー』書評 「無謀だが壮大な試み:でも堂々巡りになってないか?」
◆ローティ『リベラル・ユートピアという希望』原著書評 「「役にたつ」のがそんなにだいじか?」
◆ロバート・スペクター『アマゾン・ドット・コム』解説 「解説 アマゾン・コムから学ぶべきこと」 [amazon]
◆Duff A Handbook on Hanging書評 「アートとしての絞首刑――その理論、実践、および独立採算性の時代における経営理念について」
◆遠藤徹『プラスチックの文化史』書評 「人とプラスチックがともに暮らすために」
◆松井&梶井『ミクロ経済学:戦略的アプローチ』書評 「痛快ってのはこういう本を言うんだよ」
◆ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』原著書評 「人々の格差は、しょせんすべては初期条件のせいなのかしら」
◆宮崎哲弥『新世紀の美徳』書評 「でも……ぼくたちはそんなに悟りきってはいないのだもの」
◆エンタイン『黒人アスリートはなぜ強いのか?――その身体の秘密と苦闘の歴史に迫る』原著書評 「人種とスポーツと差別について」
◆中谷巌『eエコノミーの衝撃』書評1 「『eエコノミーの衝撃』の衝撃」
◆中谷巌『eエコノミーの衝撃』書評2 「中谷巌の利用価値」
◆雑誌Annals of Improbable Research書評 「まじめなおふざけ科学の殿堂と、正しい紅茶のつくりかた」
◆蓮實重彦『知性のために』書評 「いつものお説教を別のかたちで読み直すこと」
◆茂木健一郎「脳とクオリア」書評 「Do Your Homework!――思いつきの仮説だけでは、脳も心もわからない」
◆ケヴィン・リンチ『廃棄の文化史』書評 「街と地域の失われた総合性を求めて」
◆ネグロポンテ『ビーイング・デジタル――ビットの時代』原著書評 「ポンちゃん、あんたのデジタルユートピアは信用できないよ」
◆香山リカ人物評 「思いつきの垂れ流し:香山リカの精神病理」
◆竹内久美子人物評 「竹内久美子:女のオヤジ」
◆立花隆人物評 「立花隆の IT 談義:そのネタもととパクリのまずさ」
◆神保哲生人物評 「神保哲生のインチキ煽り報道」
◆島田裕巳人物評 「島田裕巳とオカルト・ニューエイジ」



*作成:坂本 徳仁
UP: 20080614 REV:20080629,0722, 090425(近藤 宏)
, 110322 ◇WHO
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