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よしい・ひろあき ※このファイルの作成:小宅理沙(立命館大学大学院先端総合学術研究科・2005後期課程入学)*/立岩真也 *http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/kr01.htm ・好井 裕明(よしい・ひろあき) 1956年大阪市生 ・専攻:社会学 ・筑波大学(2003.04〜)(←広島国際学院大学) >TOP ■著書 ◆山田 富秋・好井 裕明 199107 『排除と差別のエスノメソドロジー――「いま‐ここ」の権力作用を解読する』,新曜社,301p. ISBN: 4788503948 2625 [boople] ◆好井 裕明 199912 『批判的エスノメソドロジーの語り――差別の日常を読み解く』,新曜社,328p. ISBN: 4788506904 3360 [boople] ◆好井 裕明 199203 『エスノメソドロジーの現実――せめぎあう〈生〉と〈常〉』,世界思想社,Sekaishiso seminar,264p. ISBN: 479070419X 1988 [boople] ◆好井 裕明 200601 『繋がりと排除の社会学』,明石書店,明石ライブラリー,340p. ISBN: 4750322547 2940 [boople] ◆好井 裕明 20060216 『「あたりまえ」を疑う社会学――質的調査のセンス』,光文社,光文社新書,254p. ISBN: 4334033431 777 [boople]/[amazon] ※ ◆好井 裕明 20070410 『差別原論 <わたし>のなかの権力とつき合う』,平凡社新書367, 219p. ISBN-10: 4582853676 ISBN-13: 978-4582853674 760 [amazon]/ b > >TOP ■編書 ◆福岡 安則・好井 裕明・桜井 厚・江嶋 修作・鐘ヶ江 晴彦・野口 道彦 編 19870525 『被差別の文化・反差別の生きざま』,明石書店,解放社会学双書4,344p. ◆山田 富秋・好井 裕明 編 199802 『エスノメソドロジーの想像力』,せりか書房,serica archives,301p. ISBN: 4796702121 2625 [boople] ◆山田 富秋・好井 裕明 編 199802 『エスノメソドロジーの想像力』,せりか書房,301p. ISBN-10: 4796702121 ISBN-13: 978-4796702126 2,625 [amazon]/[boople] b s00 ◆好井 裕明・西阪 仰・山田 富秋 編 199902 『会話分析への招待』,世界思想社,SEKAISHISO SEMINAR,264p. ISBN: 4790707393 2520 [boople] ◆好井 裕明・桜井 厚 編 20000530 『フィールドワークの経験』,せりか書房,248p. ISBN:4-7967-0225-3 2520 [amazon]/[boople]/[bk1] ※ b ◆好井 裕明・山田 富秋 編 200205 『実践のフィールドワーク』,せりか書房,257p. ISBN:4-7967-0239-3 2520 [amazon]/[boople]/[bk1] ※ ◆桜井 厚・好井 裕明 編 200303 『差別と環境問題の社会学』,新曜社, 220p.ISBN:4-7885-0837-0 2310 [boople]/[amazon]/[bk1] ※ ◆好井 裕明・三浦 耕吉郎 編 200403 『社会学的フィールドワーク』,世界思想社,SEKAISHISO SEMINAR,252p. ISBN: 4790710432 1995 [boople]/[amazon] ※ ◆好井 裕明 編 20051225 『繋がりと排除の社会学』,明石ライブラリー86,340p. ISBN:4750322547 2940 [amazon]/[boople] b >TOP ■報告 ◆2003/07/26 「障害者を嫌がり、嫌い、恐れるということ」(↓) 障害学研究会関東部会 第34回研究会 >TOP ■翻訳 ◆Garfinkel, Harold=198704 山田 富秋・好井 裕明・山崎 敬一 訳,『エスノメソドロジー――社会学的思考の解体』,せりか書房,328p. ISBN: 4796701494 2625 [boople] ◆Plummer, Ken=199805 桜井 厚・小林 多寿子・好井 裕明 訳,『セクシュアル・ストーリーの時代――語りのポリティクス』,新曜社,507p. ISBN: 4788506440 4515 [boople] ◆ロバート・E. パーク (著), =198602 町村 敬志, 好井 裕明 『実験室としての都市――パーク社会学論文選』,御茶の水書房,264p. ISBN: 4275006607 2940 [boople] ◆Emerson, Robert; Shaw, Linda; Fretz, Rachel=199811 佐藤 郁哉・山田 富秋・好井 裕明 訳 199811 『方法としてのフィールドノート―現地取材から物語作成まで』,新曜社,527p. ISBN: 4788506556 3990 [boople] >TOP ■報告書 ◆好井 裕明 編 200403 『「ヒロシマ」のエスノメソドロジー――映画に見るヒロシマ表現の解読・その変遷』,科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))成果報告資料 ; 平成13-15年度,98p. >TOP ■論文 *以下,立岩の,更新を怠っているデータベースにあったものだけ ◆1983 「実践的推論活動の三位相」 『ソシオロゴス』07 ◆19861220 「ある被差別部落の共同心性」 『解放社会学研究』01 ◆19880325 「常識的推論と差別してしまう可能性――差別発言を“正当化”する推論構造をめぐって」 『解放社会学研究』02:055-077 ※ ◆19890320 「確認・糾弾会のストーリー――<反差別の意志>を日常生活空間へ痕跡させるプロセス」 『解放社会学研究』03:024-042 ※ ◆19900320 「<今――ここ>から<今――ここ>へ――差別問題をめぐる社会学的言説の空洞化を超えるために」 (小特集:「いま,ここで」の反差別認識・コメント) 『解放社会学研究』04:065-076 ※ ◆19910610 「解放のネットワークをめぐる分析課題」 (共同研究:解放運動の展開過程と障害者の地域自立・X) 『解放社会学研究』05:078-088 ※ ◆19920625 「「地域自立の現実」と「福祉」的現実のせめぎあい」 『ノーマライゼーション研究』1992年年報:103-113 ◆好井 裕明・山田 富秋 20000808 「「歴史」と「わたし」をへだてゆく語り――映画『東京裁判』のナラティブ・ポリティクス」 栗原・小森・佐藤・吉見編[20000808:207-229]* *栗原 彬・小森 陽一・佐藤 学・吉見 俊哉 編 20000808 『語り:つむぎだす』(越境する知・2) 東京大学出版会,317p. 2600 ※ ◆20041231 「差別を語るということ」 『社会学評論』55-3(219):314-330 ※は立岩研究室にあり >TOP *レジュメ 障害学研究会関東部会 20030726 好井 裕明(筑波大学) 1.障害者を嫌う、嫌がる、恐れることは、合理的なできごとなのか。 それとも説明のつかない、わけのわからない感情から発露する非合理的なできごとなのか。 2.人権侵害として障害者差別を捉えること ex. 障害者の人権白書づくり実行委員会編『障害者の人権白書』(1988)から @その時代と社会の合理的根拠を持たない偏見や固定的な障害者像から解放される権利の侵害(憲法11条、14条を中心とする法の下の平等と基本的人権を享受する権利の侵害) A可能な限り健康で文化的な生活を享受するために必要な配慮やサービスを受給する権利の侵害(憲法25条を中心とする社会権の侵害) B可能な限り通常の市民的な生活を選択する権利の侵害(憲法13条を中心とする自律権・幸福追求権の侵害) ⇒欠落し、剥奪されていた部分を「回復」するという発想 3.差別=人権侵害という図式の問題性とは ⇒白書での「これからの課題」の語られ方 「偏見にもとづく対応」が問題であり「障害者の人権教育の強化をはじめ市民への啓発を強めていく必要」 ★「偏見」⇒「差別」⇒「偏見」をただす「市民意識の啓発」という硬直した常識的図式の問題性 4.障害者フォビアをめぐる「常識的」理解の問題性 ⇒障害者への嫌悪感を生理的とか心理的に解読しようとする方向性 =ひとびとの「常識的」理解を補強し、維持していく装置として機能する危うさ 5.他者を理解するということとは ⇒心の次元の問題ではない。 他者とどのように日常的な関係を構築できるのか、関係構築をめぐる処方箋的知識がどのように使用され、相互的な信頼がつくりあげられているのか、など相互行為の次元にある問題なのだ。 ⇒“他者を他者として理解していること”をいかにして実践しているのかが問題となる 5.障害者フォビアの核にあるものとは ⇒他者が自分の世界へ侵入してくること、他者の存在を何らかの形で承認すれば生じるであろう、自分の世界への脅かしへの恐怖 ★わたしたちがいまだに障害者を他者として理解できない現実であり、わたしたちが障害者を他者として常識的に出会えないことからくる恐怖であり怯えであり不安ではないだろうか 6.なぜ障害者を他者として理解できないのか @障害者福祉、人権教育、社会に一般的に流布されている障害者イメージの偏り A障害者、障害者の暮らしを「知らない」という現実 ⇒障害ある人と日常的な場面で出会うとき、わたしがどのようにふるまえばいいのか、なにを感じ、どのように感じればいいのかなど、まさに生きた処方箋的知識の体系的な欠落 B「情」と「理」をめぐる常識的理解がもつ問題 7.わたし自身のある「体験」から考えることへ ★障害者フォビアに直接因果関係などある感情はない ★「虚構の感情」としてのフォビア 8.フォビアの感情をねじこんでいこうとする一歩手前に自分がいると感じた瞬間を 見逃さず、見抜く実践へ ⇒フォビアは決して非合理的なものではない。それはわたしたちが障害者と対面するとき、他者として出会えない日常を端的に示す現象である。 障害者を他者として理解し、信頼し、相互にやりとりができる処方的な知識が欠落しているとき、わたしたちは相手との間隙に戸惑い、慌て、不安になるだろう。そして、予測を越えた相手との出会いの困難さを相手がもつ障害のせいにして、フォビアの感情をその間隙に向けて、むりやりねじこんでいくのである。 ★人が差別することの意味を考えることができるのは、いままさに差別をしようとしている瞬間、自分自身の姿を見ることから可能になる ★こうした瞬間を逃さず、他者として障害者と出会えない自分の姿を克明に見抜く営み ⇒日常に生起するさまざまな差別や排除現象を、ただ「侵害」として最初から否定するのではなく、そうした現象をまず認めたうえで、より生産的に活用していく、一つのあり方ではないだろうか。 REV:...20030710 .. 20060224,0510,11 ◇社会学(者) ◇人 |