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病者障害者運動史研究 > 「病者障害者運動史研究――生の現在までを辿り未来を構想する

Wiseman, Frederic

フレデリック・ワイズマン

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last update:20190707

■目次

新着情報  ◇『エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館』  ◇人物紹介  ◇関連リンク
映像作品  ◇作品紹介  ◇ワイズマン・インタビュー  ◇文献/言及  ◇イベント/上映会

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新着情報

◆Youtube
◇『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』公開記念パネルディスカッション「ニューヨーク公共図書館と〈図書館の未来〉」第一部
 https://www.youtube.com/watch?v=9_lQ20yugMY
◇『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』公開記念パネルディスカッション「ニューヨーク公共図書館と〈図書館の未来〉」第二部
 https://www.youtube.com/watch?v=GIciohenaq4

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■『エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館』

◆映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』公式サイト
 http://moviola.jp/nypl/
◇映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』予告編
 https://www.youtube.com/watch?v=wYoCeAtNqKc

◆鈴木 一誌 2018/12/01 「多からなる一 ――フレデリック・ワイズマン監督『エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館』」『現代思想』46-18(2018-12):069-077.
『現代思想』2018年12月号(特集=図書館の未来)
■『現代思想』2018年12月号(特集=図書館の未来),230p. ISBN-10: 4791713745 ISBN-13: 978-4791713745 1400+税  [amazon][kinokuniya]
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3237

◇Zipporah Films
 http://www.zipporah.com/
◇株式会社ミモザフィルムズ
 http://www.mimosafilms.com/

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■人物紹介

1930年、ボストン生まれ。法律を学び、イエール大学大学院を出るとマサチューセッツ州弁護士会会員となり、弁護士として活動をはじめる。やがて軍隊に入り、除隊後、大学で教鞭をとるようになる。その一方、シャリー・クラーク監督作品『クール・ワールド』(1963)をプロデュースしたことから、映画界との関係ができた。67年にマサチューセッツ州の犯罪者を収容する精神病院を題材にして本格的なドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』を発表、マサチューセッツ州で公開禁止処分となるが(91年上映許可)、以後、ワイズマンは制作意欲を掻き立てられたかのように、アメリカ社会構造を見つめるドキュメンタリーを発表。1971年に、現在も拠点とする自己のプロダクション、ジポラ・フィルムを設立。以後も長編劇映画『セラフィータの日記』(1982)をはさみ精力的にドキュメンタリーをつくり続けている。(2003 Frederic Wiseman Retrospective フライヤーより)

◆neoneo 編 20180707 『neoneo#11[2018Summer]総特集「ダイレクト・シネマの現在」』,neoneo編集室,138p.  ISBN-10: 4906960103 ISBN-13: 978-4906960101 1000円+税  [amazon][kinokuniya]

土本 典昭・鈴木 一誌 編 20110824 『全貌フレデリック・ワイズマン――アメリカ合衆国を記録する』岩波書店,622p. ISBN-10: 4000258133 ISBN-13: 978-4000258135 6200+税  [amazon][kinokuniya]
『全貌フレデリック・ワイズマン――アメリカ合衆国を記録する』

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■関連リンク

◇Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/フレデリック・ワイズマン
◇Zipporah Films
 http://www.zipporah.com/

◇フレデリック・ワイズマン | Frederick Wiseman - kinenote
 http://www.kinenote.com/main/public/cinema/person.aspx?person_id=18447
◇フレデリック・ワイズマン | Frederick Wiseman - allcinema
 http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=24241
◇Frederick Wiseman
 https://www.imdb.com/name/nm0936464/

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■映像作品

1967 チチカット・フォーリーズ Titicut Follies
1968 高校 High School
1969 法と秩序 Law and Order
1969 病院 Hospital
1971 I Miss Sonia Henie
1971 基礎訓練 Basic Training
1972 エッセネ派 Essene
1973 少年裁判所 Juvenile Court
1974 霊長類 Primate
1975 福祉 Welfare
1976 肉 Meat
1977 パナマ運河地帯 Canal Zone
1978 シナイ半島監視団 Sinai Field Mission
1979 軍事演習 Manoeuvre
1980 モデル Model
1983 ストア The Store
1985 競馬場 Racetrack
1986 多重障害 Multi-Handicapped
1986 聴覚障害 Deaf
1986 適応と仕事 Adjustment and Work
1987 ミサイル Missile
1986 視覚障害 Blind
1989 臨死 Near Death
1989 セントラル・パーク Central Park
1991 アスペン Aspen
1993 動物園 Zoo
1994 高校2 High School II
1995 アメリカン・バレエ・シアターの世界 Ballet
1996 コメディ・フランセーズ 演じられた愛 La Comedie-Francaise ou L'amour joue
1997 パブリック・ハウジング Public Housing
1999 メイン州ベルファスト Belfast, Maine
2001 DV ドメスティック・バイオレンス Domestic Violence
2002 DV 2 Domestic Violence 2
2005 The Garden
2006 州議会 State Legislature
2009 パリ・オペラ座のすべて La Danse
2010 ボクシング・ジム Boxing Gym
2011 クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち Crazy Horse
2013 At Berkeley
2014 ナショナル・ギャラリー 英国の至宝 National Gallery
2015 ニューヨーク、ジャクソン・ハイツへようこそ In Jackson Heights
2017 エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館 Ex Libris: The New York Public Library
2018 Monrovia, Indiana

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■作品紹介

◇「競馬場」RACETRACK 1985年/白黒/114分
サラブレッドの競馬場として世界でも指折りのニューヨークのベルモント競馬場についてのドキュメンタリー。厩舎での馬の出産から始まり、調教師や飼育係、馬主、獣医たちの活動、レースをとりまく人々、観客たち、騎手たち、この競馬場の経営を支えるオーナーたちの巨大なパーティーとその舞台裏まで、競馬というビジネスのあらゆる側面が写し出される。

◇「モデル」MODEL 1980年/白黒/129分
ニューヨーク市でも最高のモデル事務所であるゾリ・マネージメント社を舞台に、CMやファッションショー、雑誌、広告写真、デザイナーズブランド等の仕事をする男女のモデルたちを追っている。彼らを取り巻くカメラマンやエージェント、撮影スタッフやデザイナーなどの姿を通してファッションビジネス界のありさまが描かれている。

◇「チチカット・フォーリーズ」TITICUT FOLLIES 1967年/白黒/84分
マサチューセッツ州ブリッジウォーターにある精神異常犯罪者のための州立刑務所マサチューセッツ矯正院の日常を克明に描いた作品。収容者が、看守やソーシャルワーカー、心理学者たちにどのように取り扱われているかが様々な側面から記録されている。合衆国裁判所で猥褻罪または国家保安罪以外の理由で一般上映が禁止された唯一の作品である。四半世紀にわたる裁判の末、91年にようやく上映が許可された。

◇ 「高校」HIGH SCHOOL 1968年/白黒/75分
フィラデルフィア郊外にある「模範的な」高校の日常を追っている。朝のホームルーム、授業の風景、生活指導、父母を交えた進路相談、男女別に行われる性教育や家庭科の授業、クラブ活動etc。高校を構成する教師、生徒、親、管理職たちの関わり合いの中で、イデオロギーや価値観が醸成され、伝えられて行く様が映し出される。

◇ 「ドメスティック・バイオレンス」Domestic Violence
2001年/カラー/195分
一貫してアメリカ社会の日常生活を撮り続けるワイズマン31作となる最新作。これまでの作品同様、一切のナレーション、解説を拝し、被害者、加害者、カウンセラーや地元の警察などの活動を追い、「家庭内暴力」の実像に迫る。

◇ 「動物園」Z00 1993年/カラー/130分
マイアミにあるメトロポリタン動物園の日常を記録している。世界中から訪れる入場者、飼育係による動物の世話、獣医の仕事などを捉える。表面には現れない、寄付を募るパーティー、広報活動、調査・研究活動などを紹介しながら動物園運営のメカニズムに迫る。1993年山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀作品賞。

◇ 「臨死」NEAR DEATH 1989年/白黒/358分
ボストンのベス・イスラエル病院特別医療班についての映画。尊厳死、植物人間、脳死、インフォームドコンセント、インフォームドチョイスなど死と生の境界をめぐる末期医療の新しい問題を臨床現場から掘り起こした6時間に及ぶ超大作。ハーバード大学の付属機関であり先端の医療技術を誇るこの病院の集中治療室で行われる生命維持装置を使った診療をめぐり、個人的、医学的、倫理的、心理的、法的、宗教的諸問題の困難さを浮きぼりにする。患者、家族、医者、看護婦、病院のスタッフなどこの問題に関わる人々の複雑な相互関係が映し出される。

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■ワイズマン・インタビュー

◆2006 聞き手:冨田三起子『文学界』3月号 pp.130-147
引用
「「チチカット・フォーリーズ」を取っている最中に、精神異常の囚人用の刑務所の映画を作ったのなら、他の施設についての映画も作れるだろう、それに施設についての映画は新しい試みだったと思うのです。…施設シリーズのアイディアが生まれ、高校がいいと思いつきました。高校は、精神異常の囚人用刑務所と関連するだろうと」(pp131−132)

「わたしはずっと探求することに興味があったし、今でもそうです。自分のことではなく、自分の外側にあるものをね。映画を通して世界を探求しているのです。日常生活の中には、文学のように、きっとおかしなことや、悲しいことや、悲劇的なことがあると、はっきりとわかっていました。それを見つけて認識することが大事なのです。まず見つけないと、偶然行き当たるのでもいいです。そしてそれが何であるかを認識するのです。そしてそれを利用する方法を知っていなければいけない。」(p132)

「わたしの映画では、演出は編集の過程で行われる。撮影中にはできる限りよいものを入手しようとします。やり直しはきかないのですから。やり直しがきく唯一の例は、「肉」のような映画、牛の解体という同じようなことが連日繰り返される映画です。ラッシュを見て、首を落とされる牛のアップが足りないと思ったら、翌日再訪して別の牛の頭が落とされるカットを取れる。」(p133)

「ドキュメンタリー作家としての資質の一つですが、見聞きする事柄に対してできる限り意識的であることが大切です。…認識し、編集中であれ撮影中であれ、何が起こっているのか、自分は何を見ているのか、何を聞いているのか、常に基本的な疑問をもち続けること。一見明白な事柄に対しても、優れた観察者になることです。それは自分が観察されているということを人々に意識させるということではありません。」(p138)

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■文献/言及

◆2002 鈴木 一誌 「光の底―フレデリック・ワイズマン論」『画面の誕生』,みすず書房
◆2002 鈴木 一誌 「非対称を渉る―フレデリック・ワイズマン論補足」『画面の誕生』,みすず書房
◇2006 Phillipe Pilard Frederick Wiseman, chroniqueur du monde occidental ,Broca 252p.
◆2006 安辺 宏滋 「ダイレクト・シネマの射程 : ワイズマンとダイレクト・シネマの遺産」『山形大学紀要――人文科学』16(1)pp31−64
◆2007 鈴木 一誌 「話者の消滅――フレデリック・ワイズマンの位置」『現代思想増刊――総特集ドキュメンタリー』35(13) pp108-120
◆2007 港 千尋 「軍事映像人類学」『現代思想増刊――総特集ドキュメンタリー』35(13) pp178−183

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■イベント/上映会

■フレデリック・ワイズマン ドキュメンタリー・プロジェクト
2003/10/18土〜11/03土>

 この度、先端総合学術研究科開設記念・秋季行事として、フレデリック・ワイズマン監督作品を上映します。監督本人による講演も計画しています。今秋10月後半から11月前半(予定)の開催に先駆けて、フレデリック・ワイズマン作品のビデオ上映会を以下の日程で行います。
 関心をお持ちの方はふるって御参加ください。

7/8(火) 諒友館836教室 13:00-18:00 
      「競馬場」1985年/白黒/114分  13:00〜
      「モデル」1980年/白黒/129分  15:30〜
7/15(火) 諒友館836教室 13:00-18:00 
      「チチカット・フォーリーズ」1967年/白黒/84分  13:00〜
      「ドメスティック・バイオレンス」2001年/カラー/195分 14:40〜 7/16(水) 清心館548教室 16:20-19:30 
      「動物園」1993年/カラー/130分 16:20〜
      「高校」1968年/白黒/75分  18:20〜
7/22(火) 諒友館836教室 12:00-18:00 
      「臨死」1989年/白黒/358分

開設記念事業推進委員会委員長 渡辺 公三


◆山形国際ドキュメンタリー映画祭'99(開催期間:10月19〜25日)
 「メイン州ベルファスト」(Belfast, Maine)アメリカ/1999/英語/カラー/16mm/248分
◆フレデリック・ワイズマン映画祭
 2000.7.20から8.6の毎土、日、祝日
 最新作『メイン州ベルファスト』を含む全15作品を上映
 アメリカ社会の真実と虚構
◆フレデリック・ワイズマン映画祭2002年7月25日〜8月10日 アテネ・フランセ文化センター
◆水口町立碧水ホール 2002年10月22日・フレデリック・ワイズマン特集  碧水ホール企画上映VOL.25


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*作成:近藤 宏 *増補:北村 健太郎
UP:20080715 REV:20190707
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