高嶺 豊
たかみね・ゆたか
脊損, 1949.9.2沖縄生, 高校2年の時に体操の練習中脊髄損傷 ハワイ自立生活センターカウンセラー→横浜市総合リハビリテーションセンター職能開発部門 ケースワーカー障害者自立生活問題研究会 ヒューマンケア協会運営委員
『日米障害者自立生活セミナー・報告書』:29-34『自立への胎動』:9-11, 『自立生活への道』:297-304 〔聞 87.3.18○〕
*以下は立岩のデータベースに入っていたものだけ。
◆19830920 「障害者による障害者のための生活設計――ハワイ自立生活センターの報告」
『われら人間』026:38-41 世界の障害者10 ※COPY
◆19841215 「ハワイCIL」
仲村・板山編[1984:297-304] ※
◆19871201 「日米間の障害者の連帯を――第二回日米障害者協議会』
『障害者の福祉』07-12(077):6-7 ※COPY
◆19881101 「スウェーデンの画期的プロジェクト――アドルフ・D・ラツカ氏」
『障害者の福祉』08-11(088):28-29 ※COPY
◆19911001 「国連エスキャッププロジェクトに挑んで」
『月刊福祉』74-11(1991-10):042-047 ※COPY
◆19911215 「日本はお祭さわぎをしている場合ではない」
八代・冨安編[1991:054-068] ※
◆19930301 「(ESCAPサワディーコラムA)北京の二週間」
『障害者の福祉』13-03(140):30-31 ※
◆19930601 「家計2か月分相当の車イス」
『障害者の福祉』13-06(143):20-20 ※
◆19930925 「アジア太平洋の障害者の十年――開発途上国に住む障害をもつ人々の問題解決に向けて」
『季刊福祉労働』60:014-022 ※
◆19931030 「自立生活運動とアドボカシー」
定藤・岡本・北野編[1993:022-041] ※/千葉社4850共通
定藤 丈弘・北野 誠一・中西 正司 編 1993 『障害者の自立生活センター』
朝日新聞厚生文化事業団,朝日福祉ガイドブック,78p.,500円
◆19960625 「成年後見制度と自己決定」
『福祉労働』71: ※
◆仲村 優一・板山 賢治 編 19841215 『自立生活への道――全身性障害者の挑戦』,全国社会福祉協議会,334p. 1500
※は生存学資料室にあり
■言及
◆桑名 敦子 i2019 インタビュー 2018/11/12 聞き手:立岩真也 於:立命館大学衣笠キャンパス創思館4階・書庫
立岩:高嶺豊さん、今沖縄にいらっしゃる方が初期のハワイに関わってるんですよね。
桑名:そうそう、だから高嶺さんとマイケルが一緒になって、マイケルが高嶺さんを雇ったんですよね。高嶺さんはあの時ハワイ大学の院生かなんかだったのかな。
立岩:そうだと思います。
桑名:それでマイケルが雇って自立生活を一緒にやって、だからマイケルの片腕みたいな。だから高嶺さんのことはすっごく信頼してましたね。で、彼は沖縄じゃないですか。ハワイの日系っていうか、日系じゃない、オキナワン。絶対にあの人は「私は日系です」って言いませんからね。“I am Okinawan.”“I'm Japanese American”じゃなくて“I'm Okinawan”って絶対100%。
立岩:うちの院生もそういうこと言ってた。
桑名:オキナワンというのがものすごい力を持ってて、団結力もすごいし。だからたぶん高嶺さんは、ある意味だから、自立生活センターの中の、マイケルがなんであんなにしてできたかっていうのは、高嶺さんがいたからできたと私は思う。じゃなかったらあんな白人、とにかくハワイの中で白人なんか虐げられてますからね、ほんとに。白人なんか何もできないとこですからね。なぜにマイケルが、自立生活センターがうまく地域の人をまとめてできたかってのは高嶺さんがいて、しかも高嶺さんがただの日本人ではなくて、沖縄人、沖縄から来たということが非常に私は大きかったと思う。私は絶対それはあると思う。高嶺さんに聞きたいぐらいですけども、高嶺さんああいう方ですからね、「そうです」なんて絶対言わないと思いますよ。「いやそんなことないですよ」って絶対ね。でも私は彼が沖縄っていうのが、絶対大きかったと思う。今の知事だって沖縄系ですからね。イゲ(伊藝)さんっていうんですけども。とにかく沖縄県、オキナワンの力はものすごいです、ハワイは。今から百何年前に日系人が来た時に沖縄からも来ました、日系人からも虐げられてたからね、沖縄から来た人は。だから日系人の人と沖縄から来た人は結婚もできなかったんですって、差別されて。もちろん今はそんなことないですけどね。で、名前でわかるじゃないですか、だいたい、シマブクロさんとかさ。で、“Japanese American?”って聞くと、必ず“I'm Okinawan.”だから、自分のおじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃん、ひいおじいちゃんが沖縄から来たんだってことをすっごい誇りに思ってんじゃないかな。で、成功してる人もたっくさんいるし。
◆安積 遊歩・立岩 真也 2022/**/** 『(題未定)』,生活書院