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田垣 正晋

たがき・まさくに

last update: 20110122

大阪府立大学社会福祉学部准教授
個人ページ:http://www.sw.osakafu-u.ac.jp/~tagaki/index.htm

著書(単著)

■田垣 正晋 20080120 『これからはじめる医療・福祉の質的研究入門』,中央法規出版, 173p. ISBN-10: 4805829656 ISBN-13:9784805829653 4200 [amazon][kinokuniya]

■田垣 正晋 20071020 『中途肢体障害者における「障害の意味」の生涯発達的変化――脊髄損傷者が語るライフストーリーから』 ナカニシヤ出版,111p.  ISBN-10: 4779501822 ISBN-13: 978-4779501821 4200 [amazon]/[kinokuniya]

著書(編著)

■田垣 正晋 編 20060831 『障害・病いと「ふつう」のはざまで――軽度障害者どっちつかずのジレンマを語る』,明石書店,246p. ISBN-10: 4750323918 ISBN-13: 978-4750323916 2520 [amazon][kinokuniya] ※ b ds

※ 詳しい業績は本人のページを参照 http://www.sw.osakafu-u.ac.jp/~tagaki/gyouseki/gyouseki.htm

そのほか(過去の情報)


  シンボジウム(↓)
  あなたは「健常者」? それとも「障害者」?
  ―障害と健常との「どっちつかず」のつらさと社会福祉士の役割


◆2001 「ソーシャルワークにおける中途障害者のストーリー構成の意義――脊髄損傷者の事例から」
 『ソーシャルワーク研究』27-2(相川書房)

要旨

 本稿では、脊髄損傷者を事例にして、ソーシャルワークにおける中途障害者のストーリー構成の意義を考察する。ソーシャルワークの援助は、職業リハビリテーションや障害者年金の給付といった社会資源の調整・提供を中心とするが、「私にとって障害とは何なのか」というクライエントによる障害の「意味」(meaning)の探求を受け止めていく必要がある。そこで有効なのが、「意味はストーリーという形で明らかにされる」という物語モデルである。このモデルでは、クライエントが障害に関するドミナント・ストーリーから解放され、オルタナティブ・ストーリーを作っていくことが奨励される。
 男性脊髄損傷者の事例検討の結果、援助実践におけるストーリー重視の意義としては、@長期的な時間軸が設定され、ライフストーリーにおいて展開されるオルタナティブ・ストーリーとドミナント・ストーリーの変遷過程にクライエントが気づくようにし、クライエント自身が問題解決能力を認識していけるようにされること、Aストーリーの生成性・多様性の重視、B障害者たちが桎梏のストーリーとして与えられる自明的な価値を相対化していく「ピア・ストーリー」の構成、C社会資源の調整・提供がストーリーの語り直しの資源としてとらえられること、という4点が考察された。


田垣 正晋
 「生涯時間軸から見た「障害」経験――身体障害者のライフストーリーより」
 『第10回日本発達心理学会発表論文集』
 http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~l50316/hassin.htm
◆田垣 正晋
 「身体障害者は障害をどのように経験するか――定性的研究の実際」
 『第63回日本心理学会発表論文集』
 http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~l50316/jpa63.htm
◆田垣 正晋 2002 「「軽度」障害者という「どっちつかず」のつらさ」
 『部落解放』2002-5:100-103

 

◆200108 田垣さんより

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転送・転載 歓迎
皆様

あなたは「健常者」? それとも「障害者」?
―障害と健常との「どっちつかず」のつらさと社会福祉士の役割

 残暑お見舞い申し上げます。
以下の要領で健常者と障害者との狭間にいる人々のシンポジウムを開催いたします。
このテーマは、これまで全く取り上げられませんでした。そこで今回は、まずは当事
者自身による体験談と研究報告をじっくり共有することから始めて、そのうえで社会
福祉士に何かできるのか、あるいは何もできないのか、について考えてみたいと思い
ます。
ご関心のある方は、どなたでもお越し下さい。


10月8日(月)体育の日
場所 京都市壬生身体障害者福祉会館(車椅子用エレベーター在り)
午後1:30−4:30
参加費 ¥1000(京都社会福祉士会の会員は無料)

交通 阪急、京福、市バス「四条大宮」下車、四条通りの北側を西へ3分ほど歩く
と、四条通りと壬生川通りとの交差点(四条大宮の交差点から最初の信号のある交差
点)に着く。交差点の北西に10階だての公団住宅。その2階が会館。

JR京都駅から:市バス206「千本通り経由北大路バスターミナル行き」に乗って、
四条大宮下車。

JR二条駅から:市バス206「京都駅」行き,201「百万遍、四条大宮」行き等に乗っ
て四条大宮下車。

内容
司会 田垣正晋

1.田垣正晋(京都大学大学院博士後期課程 軽度障害者メーリングリスト世話人)

どうして「軽度」障害者なのか?
ここ数年間、メーリングリストを主催する等、「軽度」障害者の抱える「問題」につい
て考えてきました。このテーマに関心を持ったいきさつについて、研究報告と自分の
体験をまじえながら、お話しします。なお、下記のサイトに、軽度障害者メーリング
リストについて案内があります。

http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~l50316/index.htm

2.松本 学(京都大学大学院博士後期課程 セルフヘルプグループNPO「ユニーク
フェース」理事)
著書 『顔とトラウマ』
「君、その顔どうしたの?〜障害でも健常でもない顔」
 顔に疾患や外傷をもつ人の体験について、研究報告と自らの体験についてお話しし
ます。


3.倉本智明(聖和大学他非常勤講師、障害学研究会関西部会世話人)
著書 『障害学への招待』(共著)『障害学を語る』(共編著)『障害学の主張』
(近刊)

弱視は全盲よりしんどい?


お申し込み
 以下の連絡先まで、「10/8のシンポジウム参加希望」と明記のうえ、お名前、ご所
属、連絡先(電話番号)をお知らせ下さい。定員60名。定員に達し次第、申し込みを
締め切らせていただきます。なるべく、メールによる申し込みをお願いいたします。

メール 田垣正晋 宛
ファックス  京都社会福祉士会 075−693−296


REV:20110122
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