HOME > WHO >

曽田 夏記

そだ・なつき

Tweet
last update: 20200918

○自立生活センターSTEPえどがわ http://www.step-edogawa.com/

1984年生まれ。
2004年、大学2年生の時に障害者になり、途上国の障害者支援に関心を抱いてルワンダに現地調査へ。
2008年、大学卒業後にJICA(国際協力機構)入構。
2012年〜2014年まで2年間、職員を休職し、フィリピン農村部の障害者団体で青年海外協力隊として活動。
帰国後、日本の障害者運動に関わりたいと考えていたところ、2014年8月にDPIの佐藤さんに出会い、2015年7月、ADA25若手育成ツアーに誘ってもらい、全国のCILの仲間と出会う。
2016年8月、DPI特別常任委員に就任〜(現在まで。権利擁護部会、国際部会担当)
2016年12月、JICA退職。2017年6月〜自立生活センターSTEPえどがわ職員。

■<脱施設関連>

2018年3月、ニューヨークの脱施設運動家ブルースさん(当時NCIL代表、ADAPTコアメンバー)の日本招へいで通訳兼カバン持ち。仲良くなる。
2019年7月、ダスキンミドル研修でブルースさんのCILを再訪した際、脱施設に関わる運動家の日本への派遣を依頼。
2019年12月、ニューヨーク州の脱施設プログラム(Open Doors)責任者スザンヌさんが2週間来日。通訳兼カバン持ち。仲良くなる。
⇒2019年11月、DPI政策論の筋ジスPTのコマでコーディネータ―を依頼されたことがきっかけで、スザンヌさんと筋ジスPTメンバーの会食の機会をJIL全国セミナーで設ける@博多。
そこから、筋ジスPTの制度政策チームに誘って頂き、今に至る・・・。

■2020/09/19 「動かなかったものを動かす――「筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクト」」障害学会第17回大会・2020・オンラインシンボジウム


「立岩:で、これからの時間ですけど、一つはそうやってローカルに、一個一個、一人一人、こう繋げていくっていうことが現に行われてるし、必要だし、それでできていることっていうのもあるんだけれども。同時にというか、結局それこそ、出るときにいろいろ言われるっていうところをどう変えていくか、っていうところもあるし。出られたとして、そのあとの生活っていうのをどういうふうに可能に、また容易にしていくのかということもあるっていうことの中で、やっぱり金を動かすところ、政策を決めるというかそういうところにも突っ込んでいかなきゃいけないっていう、ローカルかつ、もっと大きなところも含めて動いていかないといけないっていう流れも、この間(かん)、18年19年、特に19年ですね、DPI政策集会であるとか、それからその前のJILのところであるとかで、課題として認識されてきているわけです。
 という流れで、去年の11月だったと思いますけれども、戸山サンライズでDPIの政策集会★のときに司会をしてくださって、そんなこともきっかけにというか、えどがわの曽田〔夏記〕さん◇が動き、いろんなことに関わってくださり始めているということで、この間(かん)のそういう全国、そういう政策的なことに関わる関わりみたいなことも含めて、曽田さんのほうに少しお話をいただければと思うんですが、いかがでしょうか?
★2019/11/24 「目指せCRPD完全履行!『筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクト始動』,第8回DPI障害者政策討論集会 於:戸山サンライズ

曽田:はい。みなさん、こんにちは。「STEPえどがわ」の曽田といいます。DPIでも常任委員をしてます。私が直接筋ジスプロジェクトと関わるようになったのが、今、立岩先生がおっしゃった11月の政策論でコーディネーターをさせていただいたことかなと思います。それまでも、みなさんが地域でやっている動きっていうのはいろんなところで知っていて、「ああ、うちのセンターでもこういうことをやりたいな」とか、「やるべきだよな」っていうのは思いつつ、少し距離のあるかたちで、なかなか積極的に入るっていうことはできてなかったなと思います。なのでコーディネーターを、ひょんなことから「しませんか?」っていうお話が来たときに、すごく嬉しく思って「やりたいです」っていうふうに返事したのを覚えています。そのときにプロジェクトのみなさんが調査の結果の発表とかもされてたんですけれども、それとあわせて、やっぱり障害者団体全体で施設をなくしていったりだとか、もっと地域移行できる動きをつくっていこうよっていう話をDPIで出すっていうことをしたのが大きかったかなと思ってます。
 で、私個人も大藪さんであったりだとか藤原さんとかが、その場ですごく力強く、もっと地域に出たいと思ってる仲間たちを、もっともっと会いに行って出していきましょうっていうお話をしたのがすごく純粋に心に響いて、やりたいなと思ったのをすごく覚えています。で、前メーリングリストとかで立岩先生がこう、「みんなでこういうのは芸を持ちよればいいんだよ」みたいな話をされてたなと思うんですけれども、私も脱施設の運動とかで、この政策論終わってから自分が何が貢献できるかなというのを考えてたときに一つ、政策論が11月だったんですけれども、12月にちょうどアメリカから脱施設の運動家を呼ぶっていうことを私中心で担当でやっていたので、終わったときに会場で大藪さんとかに、「今度そういうかたが来るんですけど、12月にあるJILの全国セミナーにも私連れてきます。で、みなさん来るんだったら一緒にごはんとか食べて交流しませんか?」みたいな話をしてました。で、DPIのほうでも、まあそれが去年の11月だったんですけど、9月に国連の障害者権利条約のプレ審査みたいなものがありまして、そこに行ったときに委員の人たちから「日本の問題って何ですか?」って聞かれたときに、たくさん問題点は言えるんだけれども、「じゃあ具体的にどういう制度があったらいいんですか?」みたいな話になると、ちょっと全体的に「うっ」となってしまうっていうようなところもあったので、もっと他の国でどういう制度、政策があるかを調べてみようという話がありました。で、私もアメリカに日英通訳っていう役割で毎年2015年ぐらいから行っていたり、アメリカから運動家の人が来るときに鞄持ちみたいなのをする中で、あちらの制度のこととか、仲良くなる機会があったので、それでこうやっぱり「筋ジスプロジェクトのみんなと繋がって何かできたらな」っていう思いがあったので、そこで交流会をしたのが、去年の12月の福岡が最初だったかなと思います。でそのあとに、筋ジスプロジェクトのほう、そういう「制度政策面考えていきたいので、チームに入らない?」っていうお誘い受けたので、今に至ってるという感じです。
 で、このコロナ期間にやっていたこととしては、もうちょっと話を聞きたいということで、3回ですね、韓国とアメリカと、あとスウェーデンの3か国のかたがたから、オンラインなのですぐ聞けるということで、具体的にどういう制度があるのかっていうのを聞きました。それは筋ジスプロジェクトのかただけじゃなくて、DPIからも脱施設のプロジェクトチームを立ち上げて、そこのメンバーの人たちが入るという感じで合同で勉強会をするようになったのがつい最近かなというところです。だいたいこんな流れです。

立岩:ありがとうございます。政策論とか政策提言とかそういうものに関わってるかたは他にもいらっしゃると思いますので、また補足もしていただきたいと思いますけれども。」


作成:◇立岩 真也
UP: 20200918 REV:20210101
こくりょう(旧国立療養所)を&から動かす  ◇自立・自立生活(運動)  ◇自立生活センター  ◇障害者(の運動)史のための資料・人  ◇WHO 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)