小田 晋
おだ・すすむ
1933〜2013
last update:20131230
■略歴
(「BOOK著者紹介情報」より)
1933年大阪府生まれ。岡山大学医学部卒、東京医科歯科大学大学院修了後、筑波大学社会医学系教授に。専攻は社会精神医学および犯罪学。医学博士。現在は帝塚山学院大学教授、筑波大学名誉教授、国際医療福祉大学客員教授、社会経済生産性本部メンタルヘルス研究所長
*2005年9月当時のデータ
■単著
◇小田 晋 20020724 『宗教と犯罪』,青土社,241p. ISBN-10: 4791759761 ISBN-13: 978-4791759767 \1800+税 [amazon]/[kinokuniya] ※ c0120a
◇小田 晋 20050930 『小田晋教授の日本一わかりやすい「うつ」の本』,はまの出版,160p. ISBN-10: 4893614266 ISBN-13: 978-4893614261 \1300+税 [amazon] ※ d05 m
■共著
◇小田 晋・作田 明 編 20051115 『DV(ドメスティックバイオレンス)/不安神経症・パニック障害/児童虐待・親殺し』,新書館,154p. ISBN-10: 4403261027 ISBN-13: 978-4403261022 \1200+税 [amazon]/[kinokuniya] ※ v04 m c20
◇小田 晋・作田 明 編 20060125 『刑法39条――なぜ精神障害者な許されるのか/少年犯罪・少年法/犯罪捜査・プロファイリング』(心の病の現在4),新書館,180p. ISBN-10: 4403261043 ISBN-13: 978-4403261046 \1200+税 [amazon]/[kinokuniya] ※ c0103 f01 m m-r
■言及
◆立岩 真也 2013/12/10 『造反有理――精神医療現代史へ』,青土社,433p. ISBN-10: 4791767446 ISBN-13: 978-4791767441 2800+ [amazon]/[kinokuniya] ※ m.
「できることをできるうちにと思う。その仕事は本来はきりがない。ただ、そうこうしているうちに、多くの方々が亡くなっている。本書のもとになった連載が掲載された『現代思想』の二〇一一年三月号に「島成郎は二〇〇〇年に亡くなってから十年を越えたが、二〇〇八年に小澤勲が、二〇〇九年に藤沢敏雄が、二〇一〇年に浜田晋が亡くなった」と記したが、その後、広田伊蘇夫が二〇一一年に亡くなった(そして遺された蔵書を寄贈していただいたのだ)。加えて、「運動」に直接加担した側の人ではないが、なだいなだが二〇一三年に亡くなった。本書ではまったくふれない「本人」の運動の先駆者では、大野萌子が、同年、亡くなった。同年、本書に出てくる人たちとはおおいに立場を異にした小田晋が亡くなった。」(立岩[2013:13-14])
「☆28 こうした主題について中井が書くことは少ない。ただ(次の文章中の言葉では)「治療処分」を一貫して支持・主張してきた小田晋(→72頁)の著書(小田[1992])の書評(中井[1992])があり、その中でいくらかのことを述べている。本書に続く本でふれることがあるかもしれない。こうした主題についての本は幾つかあるがそれらは多くの人に読まれることはない。他方、そうした部分にふれない本(のいくらか)は売れる。それはもちろんもっともなことではある――ほんとどの人は心が休まったり楽しくなったりするから本を読む――が、その上でも、それはいくらか悲しいことではあった。「べてるの家」についての本は売れる――それ自体はまったくよいことである――が、『天上天下「病」者反撃!』(「病」者の本出版委員会編[1995])といった本はそうでもない。私が精神医療(者)関係の本を読まないようにしてきたのにはそうしたこともあったかもしれない。」(立岩[2013:370])