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野田 正彰
のだ・まさあき
・1944年生
・関西学院大学教授
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◆
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%94%B0%E6%AD%A3%E5%BD%B0
野田 正彰(のだ まさあき、1944年3月 - ) は、高知県出身の精神科医、評論家、ノンフィクション作家である。専攻は比較文化精神医学、文化人類学。
北大卒業後、パプア・ニューギニア高地で比較文化精神医学的研究を行った。
目次 [非表示]
1 略歴
2 著作
3 受賞
4 脚注・出典
略歴 [編集]
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1963年 土佐高等学校卒業。
1969年 北海道大学医学部卒業。
1977年 長浜赤十字病院精神科部長。
1987年 神戸市外国語大学国際関係学科教授。
1991年 京都造形芸術大学芸術学部教授(比較文明論)。
2000年 京都女子大学現代社会学部教授 。
2004年 関西学院大学教授(学長直属)。
著作 [編集]
■著作
◆野田 正彰 20050810
『この社会の歪みについて――自閉する青年、病弊する大人』
,ユビキタスタジオ,発売子KTC中央出版,127p. ISBN: 4877585001
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※ m,
◆野田 正彰 20040120
『共感する力』
,みすず書房,307p. ISBN-10: 4622070685 ISBN-13: 978-4622070689 2730
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※ m.
◆野田 正彰 20030805
『背後にある思考』
,みすず書房,281p. ISBN-10: 4622070529 ISBN-13: 978-4622070528 2600+
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※ m.
◆野田 正彰 19980807
『戦争と罪責』
,岩波書店,359p. ISBN-10: 4000236067 ISBN-13: 978-4000236065 2730
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※ m. c01.
◆野田 正彰 198210
『クライシス・コール――精神病者の事件は突発するか』
,毎日新聞社 322p. ASIN: B000J7KMES
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→ 20020116 『犯罪と精神医療――クライシス・コールに応えたか』,岩波現代文庫 340p. ISBN-10: 4006030517 ISBN-13: 978-4006030513 1155
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■引用
◇野田 正彰 20030805
『背後にある思考』
,みすず書房,281p. ISBN-10: 4622070529 ISBN-13: 978-4622070528 2600+
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/4622070529
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※ m.
◆1973
「私は琵琶湖の北、長浜赤十字病院精神科(一五〇病床)での病院精神医学の臨床が軌道に乗るとすぐ、七三年夏より、地域での精神科医療の啓発講義と医療相談に着手した。小学校区単位で民生委員、学校教師、事業主、役場職員に集まってもらい、公民館や役場で講義と相談を行った。二年間、ほとんど毎週二回、集中的に出かけて行って語った。
各市町村長と教員委員会や校長を説得しての会合だったが、その効果はすばらしかった。自分<0178<の役割を、困り果てた家族のために患者を病院へ送る者としてしか認識していなかった民生委員たちは、その後、病院への電話による相談、入院させた患者への面会、連れ立っての外出、家族援助、退院時の職さがしなどを行ってくれるようになった。遠くにあった精神科医の地域の人々への「顔づけ」が成功したのである。」(野田[2003:179])
◆1982
「保安処分の是非の論議から、精神科救急を軸とする精神医療の充実へ、マスコミの論点が移った背景には、その年の三月、法務省と日本弁護士連合会による第六回刑法問題意見交換会に提出<0217<された、私の論文「精神病による犯罪の実証的研究」がある。この論文は同年秋、『クライシス・コール――精神病者の事件は突発するか』(毎日新聞社)として出版され、ジャーナリスト、法学者、精神医療関係者などに読まれてきた。そしてニ〇年をへて、『犯罪と精神医療』の題で岩波現代文庫の一冊として再版されている。ニ〇年前の論文が、そのまま現状への批判として通じるとは、どういうことか。何も改善されていないのである。
おそらく今国会で成立することはないだろうが、今、保安処分の名称を変えた「心神喪失者医療観察法案」が衆議院に上程されている。このニ〇年間、あるいはこの半世紀、どれだけ多くの不幸に政治が不作為であったか、責任を問われることなく、八ニ年七月以前の認識にもどろうとしている。
(〔ニ〇〇二年〕六月一二日)」(野田正彰[20030805:218])
■言及
◆立岩 真也 2013
『造反有理――身体の現代・1:精神医療改革/批判』
(仮),青土社 ※
◆立岩 真也 2011/10/01 「社会派の行き先・12――連載 71」,『現代思想』39-(2011-10):
資料
「☆02 例えば、細かなことといえばとても細かなことなのだが、「学会改革」の時期の主導権をとっていた「全国精神科医師共闘会議(プシ共闘)」と、「精神医療研究会(精医研)」(野田正彰・木田孝太郎といった名があげられる)との対立があり、それが改革に負の影響を与えたことが幾つかの文献で触れられているが、それらの記述はすべてまったく断片的なものであり、それがどんなことであったのか、ほとんどわからない。対立のための対立のようなことはよくあることだから、無視してよいことなのかもしれないが、その後の保安処分に関わり日弁連の要請で提出された所謂「野田レポート」との関わりも含め、わかっておいた方がよいようには思う。そして前者の側の人たちは後者の集団を強く批判するのだが、『精神医療』には野田[1971]、群馬大学精神医療研究会[1974](ここには「京大精医研、木田孝太郎氏の的を射た批判と助言があったことを、同氏への謝意とともに付記しておきたい」と記されてもいる)、他の文章も掲載されており、そこにはもっともに思えることも記されている。」
・野田 正彰 19711115 「精神科医への疑問」,
『精神医療』第2次2-1(7)
:15-21
UP:20060308 REV:20070726, 20110912
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