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真木 悠介/見田 宗介

まき ゆうすけ/みた むねすけ

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last update:20220418


・社会学
・1937年東京生まれ
・東京大学教授(〜199803)
・東京大学名誉教授
・共立女子大学教授
・専攻:現代社会論/比較社会学/文化の社会学
見田宗介(コトバンク)


◆社会学者の見田宗介さん死去 84歳 「現代社会の理論」
 『朝日新聞デジタル』2022年04月10日
 https://book.asahi.com/article/14595231
◆社会学者の見田宗介さん死去 84歳 「現代日本の精神構造」
 『毎日新聞』2022/4/10_12:05(最終更新:4/11_20:54)
 https://mainichi.jp/articles/20220410/k00/00m/040/047000c
◆社会学者の見田宗介さん死去 東大名誉教授、現代の構造分析
 2022年4月10日『共同通信』
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/170854
◆[訃報]見田宗介さん 84歳=社会学者
 2022/4/12『毎日新聞』東京朝刊社会面
 https://mainichi.jp/articles/20220412/ddm/041/060/060000c

◆<今日の話題>気流の鳴る音
 2022/04/15_16:00『北海道新聞』
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/669933
◆見田宗介(聞き手:藤生京子) 20220416 「家出願望、名物ゼミ、論壇時評…見田宗介さんが6年前に語った半生」『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ4H5SFWQ4HUCVL01W.html
“社会学者の見田宗介(みた・むねすけ)さんが4月1日、亡くなりました。84歳でした。朝日新聞夕刊で2016年1月に連載した「人生の贈りもの わたしの半生」(計10回)を朝日新聞デジタルに再掲します。”

◆〈追悼 見田宗介さん〉(岩波書店)
 https://www.iwanami.co.jp/news/n46696.html


◆鈴木洋仁 20201220 「『真木悠介の誕生――人間解放の比較=歴史社会学』 佐藤健二著 弘文堂」『読売新聞』(本よみうり堂>書評)
 https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20201219-OYT8T50157/
“真木悠介は、社会学者・見田宗介(1937〜)の筆名である。近代以降の日本社会を解きあかす、クリアな図式と、魅惑的な美しい文体により、ともに、多くの熱い支持を得てきた。|本書は、彼の教え子による評伝、ではない。|ほぼ同じ分野を扱うにもかかわらず、なぜ、真木悠介という別の名前をつかってきたのか。謎をとくために、見田=真木の書いたものを、本はもちろんビラやメモまで博捜しつくす著者のことは、書誌社会学者とよぶべきだろう。”
◆齋藤純一 20180901 「『現代社会はどこに向かうか』書評――生の充実への感性 必然の転回」『朝日新聞』
 https://book.asahi.com/article/11783332
◆見田宗介(聞き手:塩倉裕) 20170322 「[時代のしるし]差別社会 若者を絶望させた――見田宗介『まなざしの地獄』」『朝日新聞』
 https://book.asahi.com/article/11576351
“【冒頭】ちょっと変わった経緯をたどった論文です。元々は1973年に雑誌「展望」に掲載されて、少数の若い読者の強い共感だけがあるという状態が続いていました。表題作として単行本になったのは35年後、2008年です。それを機に初めて広く読まれるようになりました。[…]”

■著書

◇見田 宗介 19650411 『現代日本の精神構造』
  弘文堂,240p. 1200 ※
◇見田 宗介 1966 『価値意識の理論――欲望と道徳の社会学』
  弘文堂,379+46p. 1300 千葉社0768共通
 →1987 弘文堂.→1996 Kobundo renaissance
◇見田 宗介 1970 『現代の生きがい――変わる日本人の人生観』
  日本経済新聞社  千葉教養E746
  →1981 日経新書,日本経済新聞社
*◇真木 悠介 19711020 『人間解放の理論のために』
  筑摩書房,224p. 1300 ※/千葉社1751共通
*◇真木 悠介 19770315 『現代社会の存立構造』
  筑摩書房,190p. 1540 ※/千葉社4876共通
*◇真木 悠介 19770530 『気流の鳴る音――交響するコミューン』
  筑摩書房,192p. 1300 ※/千葉社1801共通
  →1986 ちくま文庫→2003 ちくま学芸文庫
◇見田 宗介 1978 『現代の青年像』
  (講談社現代新書),講談社
◇見田 宗介 19790425 『現代社会の社会意識』
  弘文堂,249p. 1300 ※/千葉教養E168
◇見田 宗介 197909 『青春朱夏白秋玄冬――時の彩り・88章』
  人文書院,295p. 1400 
  →198305 日本点字図書館(製作),5冊
*◇真木 悠介 198111 『時間の比較社会学』
  岩波書店,308p. 2300 ※/千葉社4877共通
  →1997 同時代ライブラリー,岩波書店
◇見田 宗介 19840510 『新版 現代日本の精神構造』
  弘文堂, 229p.,ISBN:4335550103 1600 ※/千葉社4878共通
◇見田 宗介 1984 『宮沢賢治――存在の祭りの中へ』
  (20世紀思想家文庫),岩波書店.→2001 岩波現代文庫
◇見田 宗介 19870429 『白いお城と花咲く野原――現代日本の思想の全景』
  朝日新聞社,(6+)241+13p. 1200 真砂304
◇見田 宗介 1992 『近代日本の心情の歴史――流行歌の社会心理史』
  (講談社学術文庫),講談社
*◇真木 悠介 1993 『自我の起源――愛とエゴイズムの動物社会学』
  岩波書店,198p. 1700 ※<319> →2001 岩波モダンクラシックス.
*◇真木 悠介 1994 『旅のノートから』
  (シリーズ旅の本箱),岩波書店
◇見田 宗介 1995 『現代日本の感覚と思想』
  (講談社学術文庫),講談社
◇見田 宗介 19961021 『現代社会の理論――情報化・消費化社会の現在と未来』,岩波書店,188p. ISBN-10: 4004304652 \700+税 [amazon][kinokuniya] s ※
◇見田 宗介 1997 『子どもと大人――ことば・からだ・心』
  (今ここに生きる子ども),岩波書店
◇見田 宗介 20060420 『社会学入門――人間と社会の未来』,岩波書店,215p.  ISBN-10:4004310091 ISBN-13:978-4004310099 \780+税  [amazon][kinokuniya] s ※

■編書等

◇見田 宗介 編 1976 『社会意識論』(社会学講座12)
  東京大学出版会,社会学講座12,266p. 1500 千葉社0515共通
◇見田 宗介 他 198512 『文化と社会意識』
  東京大学出版会,リーディングス日本の社会学 12,282p. ISBN:4130550624 2500 千葉社3652-12共通
◇見田 宗介・小阪 修平(編) 1986 『見田宗介現代社会批判――〈市民社会〉の彼方へ』
  作品社,〈現在〉との対話
◇見田 宗介・宮島 喬 編 198705 『文化と現代社会』
  東京大学出版会,326p. ISBN:4130500554 4000 千葉社4426共通
◇見田 宗介・栗原 彬・田中 義久 編 198802 『社会学事典』
  弘文堂,1231p. ISBN:4335550375 13500 千葉教養E400
  →1994 (縮刷版)
◇真木 悠介・鳥山 敏子 編 1993 『創られながら創ること――身体のドラマトゥルギー』
  太郎次郎社
◇見田 宗介・内田 隆三吉見 俊哉上野 千鶴子・佐藤 健二・大澤 真幸 編 1998 『社会学文献事典』
  弘文堂
◇見田 宗介・市野川 容孝内田 隆三 編 2003  『〈身体〉は何を語るのか』
  新世社,ライブラリ相関社会科学

・見田 宗介 1972 「価値空間と行動決定」
  『思想』578(1972-8):1-16→1979 『現代社会の社会意識』,弘文堂 ※

  ※は生存学資料室にあり

■言及

『私的所有論』
 「これらは新古典派の経済学に常套的に投げかけられる(そして自らも認める)批判である。本書ではこれらについて本格的に検討することはない――本書後の課題である――が、第3章に見る生殖技術の批判、第4章に見る自己決定の困難の一部は、「外部効果」や「情報の非対称性」の問題として捉えることができる。例えば当事者に当該の行為がもたらす帰結についての十分な情報が得られていない場合が数多くあるだろう。だが、これは情報が十分に与えられている場合には当てはまらず、情報の提供が十分に行われれば問題はないことになることも意味する(第3章1節)。【『自由の平等』([2004a:16-17])等でこれらの用語が多く曖昧に使われていること、政府による支出(強制的な支出)の正当性/不当性についてあまり考えられていないこと、だから考えるべきことを述べた。】◆18  引用はSen[1973=1977:16]。「…経済理論は、誰に所有権を与えるべきかを論じていない。これは分配的▼125正義の基準を必要とし、経済学が努めて回避する問題である」(塩野谷祐一[1992:96])。彼自身の論は塩野谷[1984]で展開されている。【その後塩野谷[2002]。代案として――私は支持しない――「卓越主義」が組み込まれている。】
 他に見田宗介[1972→1979:217-218]に同様の指摘。個人的選好の線形順序性をも問題にするこの論文は、本書第4章・第8章とも関わり重要。【ここで「同様の」と述べた二者には、たしかに個々人の選好自体を問題にするという点において共通性はあるが、その思考の方向はだいぶ異なる。そして私は私で欲望の複数性他について考えている。】◆19 いくらでもあるそうした言説の中から一つ。」

 「例えば真木悠介[1977]はきわめて用意周到な作品である。手段的に相手に関わること、結果として関係が相克的なものになること、それを排することはどうも無理のようだ、という感想に対しては、「手段性が優越した関係」が問題なのだとする。ではどうするのか、より本源的な関係に「戻る」のか、戻れるのか、という問いに対しては、関係の進行によって、かえってその問題が意識されることになるとする。また、戻るのではなく、新たな関係が模索されるのだという。分業の否定が可能かという問いに対しては、分業自体を否定するのではないと言う。「所有」という言葉一つにしても、もっと豊かな意味が与えられ、それからの縮減として近代的な所有が捉えられている。このように、体系として、完成され、完結したものになっている。真木[1971]に示された思考の方向は、右の「存立構造論」にまず結実し、また「比較社会学」へと展開していく。そして真木[1993]は生物学の知見を援用しつつ(その使い方は見事なものである)「自我の起源」を問う。」(『私的所有論』第7章注☆24、 立岩[1997→20130520:535)

『自由の平等』
 「これはこれからしばらくかかるだろう仕事のはじめの部分なのだが、書いてしまった部分についてもいくらもすべき仕事が残っている。このように完成品でない本でも出していこうと思えたのは、『現代社会の理論』(見田[1996])で、著者がその本を何度も書き直し、書き換えていくつもりだと書かれていたのを読んで、そうだと思い、また元気づけられたことにもよる。もし、再考、討議、共同作業を経て、何年か後に増補・改訂を行うことができたらうれしい。」

◆「真木悠介名の著書『現代社会の存立構造』、『気流の鳴る音――交響するコミューン』はいずれも一九七七年の発行となっている。その二年ほど後の見田さん(と呼ばれていた)のゼミに私たちは出ていたことになる。それは、学校の制度外のゼミであったように思う。新入の一年生を含め参加することができた。見田さんのことは大学に入るまでまったく知らなかった。同級生からおもしろいらしいと聞いた。学校の掲示板に、なにか短い文章を出すようあったので、書いて出して入れてもらった。当時はたしか柳田国男の『明治大正史世相篇』などを扱っていたと思う。ものごとを分析するその手際、切れ味のよさに驚いた。見田さんは、だいぶ後のことになるが、『朝日新聞』で論壇時評の欄を担当していた時、本誌『そよ風のように街に出よう』『季刊福祉労働』とをあげて、そのいずれかだったかの発刊何号だか何年だかを讃えたことがあった。そのゼミの先輩には大澤真幸もいて、しかし二年上ですぐに会うことはなく、といった話をしていると先に行けない。」(立岩[20071110]


UP:20120813 REV:20120910, 20210202, 20220410, 18(*増補:村上潔)
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