HOME > WHO >

ましこ ひでのり

1960/10〜2021/09


このHP経由で購入すると寄付されます

・社会学
・1960年茨城県生
・東京大学大学院教育学研究科博士課程修了
・中京大学教養部教授(名古屋校舎)



https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%93%E3%83%BB%E3%81%B2%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%82%8A

http://www.chukyo-u.ac.jp/educate/live/teacher/card/h-mashiko.html

◆2021/09/14 Sugimoto Atsubumi@satsubumi
 「ましこ・ひでのりさんが逝去されたとのことです。もっといろいろなお話がしたかったです。午前10:22 ・ 2021年9月14日」

■著書

◆ましこ・ひでのり 20120331 『社会学のまなざし』,三元社,201p. ISBN-10: 4883033112 ISBN-13: 978-4883033119 \1700+税 [amazon][kinokuniya] ※ s.
◆200501 『あたらしい自画像――「知の護身術」としての社会学』
 三元社,239p. ISBN: 4883031543 [amazon][kinokuniya] *
◆200311 『イデオロギーとしての「日本」――「国語」「日本史」の知識社会学 増補新版』
 三元社,408p. ISBN: 4883031225 3570 [amazon][kinokuniya] * m01
◆20021010 『日本人という自画像――イデオロギーとしての「日本」再考』
 三元社,200p. ISBN4-88303-100-4 本体2415 [kinokuniya] ※ * m01
◆20011225 『イデオロギーとしての「日本」――「国語」「日本史」の知識社会学 増補版』
 三元社,363p.,3200 ※
◆20000715 『たたかいの社会学――悲喜劇としての競争社会』
 三元社,310p. ISBN: 4883030695 2625 [kinokuniya] ※ *
◆1997   『イデオロギーとしての「日本」』
 三元社

■編書

◆ましこ ひでのり 編 20061215 『ことば/権力/差別――言語権からみた情報弱者の解放』,三元社,262p. ISBN-10: 4883031926 ISBN-13: 978-4883031924 2730 [amazon] ※ b


 ="0311">
 
>TOP

◆200311 『イデオロギーとしての「日本」―「国語」「日本史」の知識社会学 増補新版』
 三元社,408p. ISBN: 4883031225 3570 [kinokuniya]

内容(「MARC」データベースより)
有史以来の連続性が自明視されてきた「日本」という枠組みを「いま/ここ」という視点から徹底的に解体し、神学的思考にまどろみ抑圧主体であるとの自覚なき知識人の醜い自画像をうきぼりにする。2001年刊に次ぐ増補新版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ましこ ひでのり
1960年茨城県うまれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、中京大学教養部教授(社会学)

目次

序章 「急浮上」したかにみえる「沖縄問題」によせて
第1章 神学としての国語学/国史学―イデオロギーとしての「日本論」序説
第2章 イデオロギー装置としての国語
第3章 イデオロギー装置としての日本史
第4章 イデオロギー装置としての学校教科と周辺知識をこえて
終章 沖縄諸島/非識字者を包囲する現行制度=われわれの日常意識/生活
補論1 方法論について―知識社会学/言語社会学の位置づけ
ホロン2 リロンのジッセン・レー「ジユー・シュギシカン」おめぐるチシキ・シャカイガク
終章2 国語教育/歴史教育周辺の動向補遺


 ="0210">
 
>TOP

◆20021010 『日本人という自画像――イデオロギーとしての「日本」再考』
 三元社,200p. ISBN4-88303-100-4 本体2415 [kinokuniya] ※

はじめに  007

序章 日本人という自画像 015
 1. 「なんじ自身をしれ」  015 
 2. 「日本人の自画像」? 019
 3. 「日本人の境界」? 021

1章 想像の共同体「日本」再考 027
 1. はじめに 027
 2. 国家論への熱意 028
 3. 「レコンキスタ」としてのナショナリズム  030 
   3.1. 「南方領土」問題としての沖縄返還  031
   3.2. 「北方領土問題」の本質  034
 4. 「〈日本人〉の境界」再考  036
 5. 〈日本人〉の「なかみ」 038
 6. 「日本列島=特殊空間」論の破綻  041
 7. 「国民史」「国語」教育のありかた再考  042

2章 帝国の幻影 047
       ――同化主義・排外主義・被害妄想
 1. 冷戦後アジアのふたつの帝国  047 
 2. 抑圧された帝国意識  048
 3. 国内少数派への帝国支配  052  
 4. のこされた議論  056

3章 日本人構築のための学術的研究  063
       ――戦後日本のオリエンタリスト点描 
 1. はじめに  063
 2. 「普通の日本人」イメージの構築のための蔑視/ノスタルジア と「多様性」
の統合  64
   2.1. 「民族国家日本」イメージの構築装置としての人文社会系諸学 064
   2.2. 「縄文人=原日本人」イメージの浮上や稲作文化論の洗練化 067
   2.3. 第一線官僚による「普通の日本人」の構築  069
 3. 「日本語」の構築と同化吸収圧力  071
   3.1. 「素材」としてのアイヌ文化  071
      3.1.1.アイヌ語の「フォーマット化」  072
      3.1.2.「アイヌ民族」の否定  076
   3.2. 「沖縄/先島諸方言」衰亡論という同化イデオロギー  078
   3.3. 同化装置としての、ろう児への口話教育  082
 4. 「洗練された自画像」と少数派抑圧のための「知的自爆テロ」  087
   4.1. アイヌ民族/沖縄人という「本質化」批判のケース  088
   4.2. 「沖縄人も加害者だ」という「知的自爆テロ」  092
 5. おわりに  094
 6. 日本人の構築のための学術研究【補論】  096
   6.1. 松本和良/江川直子編『アイヌ民族とエスニシティの社会学』  096
   6.2. 岡本智周『国民史の変貌』  101
   6.3. 三浦朱門編著『「歴史・公民」全教科書を検証する―教科書改善白書』
      勝岡寛次『韓国・中国「歴史教科書」を徹底批判する―歪曲され た
対日関係史』 104
   6.4. 丸山隆司『〈アイヌ〉学の誕生』  105
   6.5. バートン,B.『日本の「境界」―前近代の国家・民族・文化』
      バートン,B.『国境の誕生―大宰府から見た日本の原形』  106
   6.6. スチュアート、 ヘンリほか『他者像としてのアイヌ民族イメージを 
検証する』  110

4章 オリエンタリズムと観光立県オキナワ・序説 121
 1. はじめに:ツーリズム=観光業という「身分秩序」  121
   1.1. ノスタルジー=みがってな投影としての非日常の消費  121
   1.2. 貴族/ブルジョアのコピーとしての擬制的身分秩序の大衆化=普遍化 
121
   1.3. オリエンタリスティックな「みおろした視線」による「観光」 122
   1.4. 「身分秩序」としてのオキナワ観光 122
 2. 大衆的知識のなかの「オキナワ」:構造的誤解という基盤上の 観光立県  
123
   2.1. かたより、かぎられる大衆的イメージ(マクロ的産業構造/ミクロ 的
風景)  123
   2.2. 「ポスト・コロニアル」な空間としての、「楽園オキナワ」  124
   2.3. パンフレットのコピーの記号学的分析  125
 3. 観光植民地としての普遍性  127
   3.1. 「無国籍」化  127
   3.2. 「現地の生活」の消失  128
   3.3. オリエンタリズムとしての現地女性の「性的対象(femme objet)化」
 129
 4. 観光商品としての「創られた伝統」と「てつかずの自然」  131
   4.1. 国民国家の装置としての「創られた伝統」  131
   4.2. アイデンティティ形成装置としての「創られた伝統」  134
   4.3. 観光商品としての「てつかずの自然」:エコ・ツーリズム再考  136
 5. おわりに  139
 補論:ヤギ食文化の危機をめぐって  140

5章 イデオロギーとしての「日本」再考 151
       ――歴史=記憶/結果責任/国民文化:2001年という画期をふりかえ

 1. 権力の責任と「免罪史観」  151
 2. 「日本通史」「日本文化」という構築物  153
 3. 歴史教科書業界というレジーム(体制)  156
 4. 公教育と国民国家  159
 5. 「非暴力主義」という知的抑圧装置  162
 6. 琉球列島の地政学1  165
 7. 琉球列島の地政学2  168
 8. 「知のグレシャムの法則」に無策な知識人  171
 9. 「のろい」としての大和魂  174


参考文献  180
索引  189
あとがき  194

※ましこさんより→障害学のML

 「『解放社会学研究』掲載の論文や『図書新聞』連載の「思想時評」などをまとめて、いくつかかきおろしをくわえたものです。
 ろう学校教育を批判した部分として3章3節「同化装置としての、ろう児への口話教育」をおいて(かきおろし)、金澤さんたちの『聾教育の脱構築』などの引用がなされています。」


 ="0007">
 
>TOP

◆20000715 『たたかいの社会学――悲喜劇としての競争社会』
 三元社,310p. ISBN: 4883030695 2625 [kinokuniya] ※

内容(「BOOK」データベースより)
傷ついた自分をみつめ直すために!本書は「たたかいにかつ」ための本ではない。「たたかいにかつことは、いいことだ」という議論にまけそうなとき、めげない元気を呼びさます。競争のもつ悲喜劇にたえるための、心の予防ワクチン。

内容(「MARC」データベースより)
ライバル、時間、病魔、記憶…。ヒトは毎日なにかとたたかっている。そして、たたかいをやめられない。近代の本質としてのゲーム理論と、そこでの勝敗や序列の意義を明らかにする。
1  なにと「たたかう」のか?
2 競争/ゲームのパラドクス
3 相対評価=序列主義の逆説
4 業績原理の背後の官僚制、大量生産、社会ダーウィニズム
5 あいてを自分の土俵にあげる
6 疑似的生物学イメージによる秩序
7 やくわり秩序
8 優先順位――おいこし、わりこみ、まちぼうけ

→20010113 「「たたかい」を斬る――インタビュー ましこ・ひでのり氏に聞く『たたかいの社会学』」
 『図書新聞』2517(2001-01-13):1-3 ※


 
>TOP


■論文等

◆19910605 「社会学の盲点としてのことば――ことばの政治社会学」
 『年報社会学論集』04:013-024
◆19920801 「イデオロギー装置としての「日本」史――目的論的史観としての「日本イデオロギー」」
 『解放社会学研究』06:041-072
◆19920801 「書評:冨山一郎著『近代日本社会と「沖縄人」』」 
 『解放社会学研究』06:191-195
◆19930331 「差別化装置としてのかきことば――漢字フェティシズム批判序説」
 『解放社会学研究』07:137-176
◆1996   「『聾文化宣言』の知識社会学的意義」
 『現代思想・臨時増刊ろう文化総特集』vol.24-5 青土社、78-81頁
◆1996   「おとのある社会/おとのない世界」
 『解放社会学研究』vol.10、135-162頁
◆19981215 「障がい者文化の社会学的意味」
 『解放社会学研究』12:006-030
◆2001   「言語差別現象論――「言語学の倫理と社会言語学の精神」の確立のために」
 『社会言語学』


REV:..20050130,0202 20070315, 20220816
社会学(者)  ◇民族/人種  ◇多文化主義/多言語主義  ◇障害学  ◇WHO  ◇物故者 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)