last update:20180517
■単著
◆高 誠晩 20170331
『〈犠牲者〉のポリティクス――済州4・3/沖縄/台湾2・28 歴史清算をめぐる苦悩』,京都大学学術出版会,プリミエ・コレクション,258p.
ISBN-10: 4814000766 ISBN-13: 978-4814000760 3200+税
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/[kinokuniya] ※
■学歴
済州大学校経商大学 入学 (1998年03月)
済州大学校経商大学 卒業 (2004年02月)
済州大学校一般大学院修士課程社会学科 入学 (2004年03月)
済州大学校一般大学院修士課程社会学科 修了(2006年02月)
京都大学大学院文学研究科研究生 入学 (2008年06月)
京都大学大学院文学研究科研究生 修了 (2009年03月)
京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻社会学専修博士後期課程 編入学 (2009年04月)
京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻社会学専修博士後期課程 研究指導認定退学 (2015年03月)
■職歴
済州4・3研究所 研究員/遺骨発掘企画チーム長 (2005年03月-2008年03月)
日本学術振興会 特別研究員DC2 (2010年04月-2012年03月)
大阪市立大学人権問題研究センター 研究員A (2013年05月-2015年03月)
立命館大学生存学研究センター 専門研究員(2015年04月-2016年03月)
■教歴
大阪市立大学 非常勤講師(平和と人権)(2013年10月-)
大谷大学文学部社会学科 非常勤講師(社会学)(2015年04月-)
京都大学大学院文学研究科 非常勤講師(系ゼミ)(2015年04月-)
■研究助成
▼日本学術振興会 科学研究費助成事業(特別研究員奨励費)
◇2010年度〜2012年度 *研究代表者(個人)
研究課題名「占領と虐殺経験に対する集合記憶の形成と和解への展望―沖縄・台湾・済州島―」
(研究課題番号:10J02747)
▼公益財団法人トヨタ財団 2012年度研究助成プログラム
◇2012年11月〜2014年10月 *研究代表者(個人)
研究課題名「非体験世代のための新しい死生観の創出―紛争後の東アジア島嶼地域から―」
▼公益財団法人りそなアジア・オセアニア財団国際交流活動助成(我が国及び海外の若手研究者によるアジア・オセアニア諸国・地域研究助成)
◇2013年3月16日〜2015年3月15日 *研究代表者(個人)
研究課題名「現代東アジアにおける「大量死」の記念に関する比較社会学的研究―紛争後の沖縄・台湾・済州島を中心にして―」
▼大阪市立大学人権問題研究センター「平和と人権」研究助成
◇2013年5月〜2015年3月 *研究代表者(共同)
研究課題名「東アジアの紛争後社会における正義回復と人権文化の創造に関する比較研究」
■研究業績(2009年以降)
□論文
[査読あり]
◆「大量虐殺の過去清算における『合意』に関する研究―『済州4・3事件真相究明及び犠牲者名誉回復委員会』の『犠牲者審議・決定』を事例として-」『京都社会学年報』 17、2009年12月、pp.87-111
◆「4・3過去清算と『犠牲者』―再構成される死に対する再考」『耽羅文化』 38、済州大学校耽羅文化研究所、2011年、pp.249-277(韓国語)
◆「紛争後社会における大量死の意味づけ―沖縄戦の戦後処理と済州四・三事件の過去清算の事例から―」『ソシオロジ』 第57巻1号、2012年、社会学研究会、pp. 59-74
◆「大量死の意味をめぐるローカルな知の生成と実践―済州4・3事件の民間人死者および行方不明者にまつわる父系出自集団の記録をめぐって―」『文化人類学』 79巻4号、日本文化人類学会、2015年3月、pp.378-396
[査読なし]
◆「済州・虐殺と追悼-「死者」の再構成という観点-」『国家と追悼-<靖国神社か、国立追悼施設か>を超えて』、社会評論社、2010年8月、pp.163-209
◆「『ヒトからモノへ』を再考する」『季刊考古学』 116、2011年、pp.33-36
◆「済州海軍基地と四・三過去清算」『インパクション』 183、2012年、pp.76-84
◆「国民国家を越える4・3歴史認識の可能性−大阪4・3慰霊祭を事例として」『在日済州人叢書2−在日済州人とマイノリティ』、2014/12/31、pp.175-192
◆“Reconciliation, Transitional Justice and Political Archivization: A Comparative Study of Commemoration in South Korea and Japan of the Jeju April 3 incident”, Routledge Handbook of Memory and Reconciliation in East Asia., edited by Mikyoung Kim. London: Routledge, 2015. 1 (now printing).
□学会発表・報告など
[国内]
◆「占領と大量虐殺における空間的変容-済州島を事例として-」第13回戦争遺跡保存全国シンポジウム松本大会、松本市、2009年8月
◆「大量虐殺の言説における『言説の政治』に関する研究‐済州4・3事件の犠牲者審議・決定を事例として‐」第82回日本社会学会大会、立教大学、2009年10月
◆「紛争社会の空間変容‐1945年前後の済州島を事例として‐」第269回朝鮮近現代史研究会、神戸青丘文庫、2009年11月
◆「国家暴力の克服と『法』的解決-再構成された『死者』としての『準軍属』と『犠牲者』をめぐって-」第61回関西社会学会、名古屋市立大学、2010年5月
◆「死の公認/非公認をめぐる境界と発言の不安定性について」復帰40年沖縄国際シンポジウム「これまでの沖縄学、これからの沖縄学」、早稲田大学、2012年3月
◆「『大量死』を残した社会と向き合うとは」第94回サロンde人権、大阪市立大学・人権問題研究センター、2012年11月
◆「意味づけられる死の読み取り方―済州4・3事件以後の除籍謄本と族譜、墓碑文から」朝鮮史研究会関西部会5月例会、中津センタービル、2013年5月
◆「死後処理の経験知―虐殺以後の済州島から」一橋大学・平和と和解の研究センター主催シンポジウム「心の傷をめぐる歴史経験−語りと追悼」、一橋大学、2013年7月
◆「東アジアの紛争後社会における正義回復と人権文化の創造に関する比較研究―済州4・3事件と沖縄戦、台湾2・28事件の事例から―」大阪市立大学・人権問題研究センター主催シンポジウム「平和と人権」、大阪市立大学梅田サテライト、2013年11月
◆「非体験世代のための新しい死生観の創出―紛争後の東アジア島嶼地域から―」トヨタ財団 研究助成プログラム・助成対象者ワークショップ「社会の新たな価値創出をめざして」、京都大学稲盛財団記念館大会議室、2014年6月
◆「南西諸島出身の行方不明者が台湾『二二八事件受難者』になるということ」第6回戦争社会学研究会大会、東海大学高輪キャンパス、2015年4月11月
[海外]
◆「『犠牲者』は語ることができるか―死の選別と再構成という政治」済州4・3 62周年記念国際シンポジウム「記憶の口述と歴史」、済州大学校、2010年10月(韓国語)
◆「紛争経験の継承とモノへのアプローチ―済州道の日本軍戦争遺跡を中心に―」、済州道日本軍戦争遺跡調査・活用方向に関するワークショップ、済州道、2010年11月(韓国語)
◆「済州4・3過去清算と記念施設」第1回寧越延世世界フォーラム、江原道寧越郡、2011年5月(韓国語)
◆「戦後沖縄社会における援護法政策の拡大適用と<戦闘参加者>の誕生」第6回沖縄国際学術会議、ソウル大学、2011年9月(韓国語)
◆「Transitional Justice strategy adopted by the National State and Archive」the 40th World Congress of the International Institute of Sociology “After Western Hegemony: Social Science and its Publics”, India Habitat Centre, 2012年2月
◆「アジア太平洋において持続する戦争と戦後―戦争遺跡の同時代史」済州島日帝軍事施設全数実態調査ワークショップ−グアムの戦跡調査事例を中心に−、済州道、2012年2月(韓国語)
◆「大量死についての意味づけ―虐殺以降の東アジア島嶼地域の経験」韓国戦争社会文化史2次集中討論会、延世大学、2013年3月(韓国語)
◆「Transitional Justice and Political Archivization: A Study on the Jeju April 3 Events」The World Congress for Korean Politics and Society 2013、高麗大学、2013/8月
◆「『移行期』を生きる女性たち―紛争後社会における民間人の死に対する対処」済州4・3と女性に関する学問的な体系樹立をための学術セミナー、済州大学、2013年11月(韓国語)
◆「戦争遺跡の同時代史―アジア太平洋島嶼地域の事例から」「アルトル飛行場一帯登録文化財軍事施設精密調査及び記録化」最終報告会及び国際ワークショップ、済州特別自治道、2014年2月(韓国語・日本語)
◆「国民国家を越える4・3歴史認識の可能性−大阪4・3慰霊祭を事例として」第5回済州大学校在日済州人センター国際学術大会「在日済州人の生活史と文化」、済州大学校、2014年9月(韓国語)
*増補:北村 健太郎