HOME > WHO >

河野 秀忠

かわの・ひでただ
1942/09/23〜2017/09/08


ゆめ・風基金



河野 秀忠 2000 「『カニは横に歩く』のメモリィ」(「カニは横に歩く」添付資料) [T1]
◆―――― 2002 「「さようならCP」が問いかけたもの」(インタビュー),『まねき猫通信』ぷくぷくの会、2002年12月特集・映画と障害者: スクリーンの内と外)http: //www.puku-2.com/maneko/tokushu/tokushu8_1.htm 2007/07/02 [T1]
◆―――― 2007 『障害者市民ものがたり――もう一つの現代史』,日本放送出版協会 [T1]

■訃報

***************************
ゆめ風基金創設者の一人、河野秀忠副代表 かねてより病気療養中のところ、本日午前12時40分、永眠いたしました。 享年74歳。
昨年6月末より14ヶ月に及ぶ闘病の末、私たちの願いもむなしく帰らぬ人となりました。
ここに生前のご厚誼に深謝し謹んでご通知申し上げます。

通夜ならびに告別式は 次のとおり執り行われます。

通夜  〔2017年〕9月9日(土)午後6時〜
告別式 9月11日(月)午後0時30分〜

会場:シティホール箕面 https://www.bellco.co.jp/hall/search/sosai_view?sosai_id=642#access
大阪府箕面市西小路2-8-26 電話  072-725-4242
喪主 河野真介氏(ご子息)
***************************

■ほろ酔い気分で、河野秀忠と語ろうかい!のお誘い [MS Word版]

 河野秀忠はボクと出会う前から「青い芝の会」を支えて走り回り(障害者運動では大先輩)、出会ってからも『そよ風のように街に出よう』の発刊から、住まいの箕面で「豊能障害者労働センター」関連のあれこれ、そして阪神淡路大震災をきっかけに被災した障害者を支援する「ゆめ風基金」と、市民側の活躍だけでも多くの人を巻き込んでの話題に事欠かない人物。
 最近のことでは阪神淡路大地震にビックラコイテ(河野語)ややあって、神戸辺りの仲間の安否が気になり、なんとか三宮に辿り着いた彼から「どえらいことになっとる。金やお金や、10億円は要るなぁ」。電話を受けたボクは、とっさに「5億円ぐらいでどうや」と値切った。ナントこれから集めようという段階で(これが河野とボクのスケールの差)。そして始まったのが「ゆめ風・10億円基金」。「守銭奴のごとく集めて、天使のように届けよう」が口癖だった。
 ここ数か月、瞼を閉じたり開いたりするものの意識もうろう状態が続き、それでもこの世に未練があったようで1年と69日間を粘りに粘って、2017年9月8日昼過ぎに旅立った。23年かかったけれど、彼が風になる(そよ風、ゆめ風)少し前、「ゆめ風基金」は寄せられたカンパ総額が目標の10億円を突破したのだ。河野に報告できなかったのが何よりも残念。
 河野秀忠は大酒呑みというより、ほろ酔い状態を好んでいたように思う。あの顔に似合わず時に悪魔、はたまた天使、でもって少年のはにかみをしてみせた。生前のこの変化ぶりを、その被害に遭った人々に集ってもらい、彼を立体化してみたい。彼はまちがいなく、偲ぶなんてチャンチャラオカチイ(河野語)と言うに違いない。そんな集いのご案内です。北海道で出会ってから親しくなった、ゆめ風でも大いに力を発揮してもらっているシンガーソングライターの小室等さんも駆けつけて、こむろゆいさんと数曲歌ってもらえそう。そうそう、「なにわの巨人」をはるかに超えて東奔西走中の趙博さんも出演予定です。
みなさまふるってご参加を! すみませんが3月19日までにお返事ください。

                                                    2018年1月 呼びかけ人 牧口 一二

呼びかけ人・・・新居良(豊能障害者労働センター)、新万智子(「知的障害者」を普通高校へ北河内連絡会)、安東文也(であい)、石原礼(豊能障害者労働センター)、石橋宏昭(障害者問題を考える兵庫県連絡会議)、上田哲郎(「障害」のある子どもの教育を考える北摂連絡会)、馬垣安芳(ぷくぷくの会)、梅谷明子、 折田みどり(バクバクの会〜人工呼吸器とともに生きる)、潟山徹(箕面市人権啓発推進協議会)、橘高千秋(ゆめ風基金)、小林敏昭(りぼん社)、小室等(ミュージシャン)、阪本珠生・鈴木留美子(「障害」のある子どもの教育を考える北摂連絡会)、伊達秀美(であい)、趙博(ミュージシャン)、永田よう子(箕面市障害者共働事業所たんぽぽ)、永田千砂(ちまちま工房)、永村実子(ゆめ風基金)、野嶋スマ子(障害者と支援者をつなぐエンパワメントプランニング協会)、福永年久(拓人こうべ)、細井清和(障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会)、堀智晴(元大阪市立大学)、松本孝信(日本脳性マヒ者協会全国青い芝の会)、松森俊尚(「知的障害者」を普通高校へ北河内連絡会)、三矢博司(オーガニック・ベーカリーゆめや)、武藤芳和(箕面市障害者の生活と労働推進協議会)、山口正和(劇団金夢太郎飴)                             <敬称略・五十音順 2017年12月31日現在30人>

◇日時:2018年4月19日(木)午後3時開場 4時スタート(8時終了予定)
◇場所:たかつガーデン8階(大阪市天王寺区東高津町7番11号 電話: 06-6768-3911)
近鉄「上本町駅」徒歩 約3分: 地下鉄「谷町九丁目駅」徒歩 約7分
◇参加費 5,000円(「河野語録集」付き)◇手話通訳あります
◇出欠にかかわらず河野さんへのメッセージを400字以内で3月19日までにお送りください。当日パンフレットに掲載させていただきます。
送り先→FAX 06-6321-5662 yumekaze1@gmail.com
(郵便は下記住所までお送りください)

<申し込み用紙>
申し込み先→FAX 06-6321-5662 yumekaze1@gmail.com  TEL 06-6324-7702
4/19(木)出・欠のいずれかを○で囲んでください。欠席の方で語録集を希望の方は○で囲んでください。連絡先をお書きください。
出席 ・ 欠席  ・ 語録集(1冊1000円送料込み)希望
参加者名(個人       )
(団体          ・参加人数    人・担当者名    )

連絡先住所:                      

電話番号:                手話通訳・当日資料点訳版 希望
メールアドレス:
 


/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
語ろう会実行委員会=〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106 ゆめ風基金気付
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
☆賛同団体・賛同人を募集します☆
2018年1月
河野秀忠と語ろう会実行委員会
代表 牧口一二(ゆめ風基金代表)
実行委員・・新居良・石原礼(豊能障害者労働センター)、橘高千秋(ゆめ風基金)、小林敏昭(りぼん社)、永田よう子(箕面市障害者共働事業所たんぽぽ)、永田千砂(ちまちま工房)、永村実子(ゆめ風基金)、潟山徹(箕面市人権啓発推進協議会)

河野秀忠と語ろう会を
2018年4月19日(木)午後4時〜8時、たかつガーデンにて実施します。
つきましては、賛同団体及び賛同人を募集します。
よろしくお願い申し上げます。
賛同団体 一口1万円 / 賛同人 一口3,000円
振込み口座(郵便)00940−0−86109 
加入者名=障害者問題資料センターりぼん社
振込み用紙に「4.19賛同」とお書きください
☆ 賛同団体・賛同人には一口につき1冊の「河野語録集」をご提供します。
☆ 集まった費用は、語録集作成費と当日会場費に使わせていただく予定です。
☆ 語ろう会当日の参加費は、参加者一人ずつの別途支払いをお願いすることになります(残金は被災障害者救援金とさせていただきます)。
☆ 下記申し込み用紙をFAX06-6321-5662 にお送りください。賛同金は添付の振込み用紙にて郵便局でお振り込みください。
☆ 実行委員会お問い合わせ先→大阪市東淀川区東中島1-13-43-106 ゆめ風基金気付
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662yumekaze1@gmail.com

<賛同団体・賛同人 申し込み用紙>FAX06-6321-5662

○賛同団体として   口申し込みます。
団体名                   

担当者            連絡先(電話&メールアドレス)

○賛同人として   口申し込みます。
お名前

連絡先(電話&メールアドレス)

■紹介

http://homepage3.nifty.com/yumekaze/essei6.htm
かわの ひでただ
1942年大阪市生まれ。酒屋の店員・トレーラーの運転手などさまざまな仕事につきながら、反戦・部落・沖縄問題に取り組み、71年、障害者の友人を得て障害者解放運動へ。79年、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」を発刊、編集長として現在に至る。著書に『障害児教育創作教材・あっ、なぁんだ』、『「ゆっくり」の叛乱』、『人権啓発絵本・ともだち100まんにん』他多数。豊能障害者労働センター代表。

http://www17.ocn.ne.jp/~watt/right.html
河野秀忠
1942年大阪市生まれ
・箕面市人権啓発推進協議会事務局長
・障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長
・豊能障害者労働センター運営委員会代表
酒屋の店員、トレーラーの運転手などさまざまな仕事につきながら、反戦平和、部落問題、沖縄問題に取り組み、71年障害者の友人を得て、障害者の運動に出会う。著書 障害児教育創作教材「あっ、そうかぁ」「あっ、なぁんだ」「ゆっくり」「しまったぁ」(ゆめ編・風編分冊)・エッセイ『「ゆっくり」の叛乱』(NHK出版)

ゆめ風基金
人工呼吸器をつけた子の親の会(バクバクの会)

◆混沌の時代だからこそ「答えは自分たちの中にある」という確信を
 (2009/05/15『まねき猫通信』)
http://www.puku-2.com/maneko/doc/149.htm
 「「混沌こそが運動のエネルギーをつくり出す」―こう語る河野さんは、障がい者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長を務めるほか、著作も多数で、豊能障害者労働センターを創設し、代表を長年勤めるなど、関西の障がい者運動を創りあげてきた1人です。
 河野さんが社会運動に目覚めた原点は、キューバ革命だそうです。中学卒業後、酒屋の店員として働いていた河野さんは、安保闘争の盛り上がりに触発され、浅沼社会党委員長の暗殺に危機感を抱く、時代に敏感な青年でした。「俺も何かやらなければ」という思いを胸に、社会党の青年組織である社会主義青年同盟のメンバーとなり、書記として活動を開始します。
 以後、半世紀にわたる河野さんの歩みは、紆余曲折はありながらも、障がい者の権利実現・生きるための闘いに収斂されていきました。左翼として出発した河野さんが、マルクス主義の限界を感じ、「愛と正義を否定する」という辛辣な行動綱領を掲げて登場してきた青い芝の会(脳性マヒ者当事者組織)の運動に影響を受けながら、平等とは何なのか? 働くこととは何なのか?を考え続けてきた半生をお聞きしました。連載で紹介します(文責・編集部)」

◆特集:「生きてるだけでバンザイ」河野秀忠
 (2009/05/15『まねき猫通信』)
http://www.puku-2.com/maneko/doc/153.htm
「 「答えは自分たちの中にあるという確信を持て」と語る河野秀忠さんのインタビュー後半です。左翼として出発した河野さんは、70年安保の敗北後、障がい者のOさんと出会い、共同でドキュメンタリー映画「さよならCP」の上映運動から障がい者市民運動を始め、養護学校義務化阻止闘争などに取り組んでいきました。
 そうしたなか、マルクス主義が結局、能力のある健常者の論理でしかないのではないかという疑問が生じ、青い芝の会(脳性マヒ者当事者組織)の運動に影響を受けながら、もう一度、平等とは何なのか? 働くことの意味を考え続けてきました。(文責・編集部)」

■著書・編書

◆牧口 一二・河野 秀忠 編 19830420 『ラブ――語る。障害者と性』,長征社,252p. ASIN: B000J784W0 [amazon] ※ d d00s
◆河野 秀忠 20070110 『障害者市民ものがたり――もうひとつの現代史』,日本放送出版協会,222p. ISBN-13: 978-4140882108 ASIN: 4140882107 735 [amazon][kinokuniya] ※ d00h


UP: 20081026 REV: 20090518, 20170909, 13, 20180124
WHO  ◇『そよ風のように街に出よう』  ◇ゆめ風基金  ◇病者障害者運動史研究  ◇生を辿り道を探る――身体×社会アーカイブの構築 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)