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金原 明子

かねはら あきこ


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last update:20210204


■著書


■論文

◆金原明子・澤田欣五,2019,「パーソナル・リカバリーの主観と主体性」『精神医学』61(5):525-532.
p. 525
【主観的な回復過程としての「パーソナルリカバリー」の評価】統合失調症を持つ人の回復は、従来、「@症状の改善(簡易精神症状評価尺度における評価)」、「A心理社会機能の改善(就労又は就学が通常の半分程度以上・自己管理・仲間との交流)」、「Bその状態が2年以上保たれていること」と定義されていた。(Liberman & Kopelowicz 2002)。この従来の専門職主体のアプローチへの批判から「パーソナルリカバリー(personal recovery)」という概念が提唱された。

p. 525
【抄録】「主観的パーソナルリカバリー」に関連した既存の取り組みとして、より現実の生活能力に迫ろうとする「臺式簡易客観的精神指標」について概説する。また、個人の価値や目標を「指向する課題」を見出し、個人の態度を「生活特性」に見出し支援する「生活臨床」や主体性の回復を促しつつも、主観的評価だけに偏らず、集団の力によりバランス良く客観的評価が要請される「アクションメソッド」について述べる。これらの取り組みと、主観的なリカバリー尺度の在り方について考察する。(結論:パーソナルリカバリーの過程において有用なプログラムの一つであると考えられる)




*作成:伊東香純
UP:20210204 REV:
精神障害/精神医療 障害者と労働  ◇障害学  ◇WHO
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