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石田 吉明

いしだ・よしあき
http://www.livingroom.ne.jp/w/isdysak.htm

last update:20120918

■略歴

◆京都からの手紙
http://homepage2.nifty.com/stone-field/

■著書

◆石田 吉明・小西 熱子 19931001 『そして僕らはエイズになった』,晩聲社,306p.  ISBN-10: 4891882360 ISBN-13: 978-4891882365 \1575  [amazon][kinokuniya]
◆石田 吉明・村上 弘光 19940501 『エイズを生きる』,解放出版社,128p.  ISBN-10: 4759260196 ISBN-13: 978-4759260199 \1400+税  [amazon][kinokuniya] ※



■要望書

石田吉明、1983年8月15日、要望書を提出
提出先:参議院会館、第一衆議院会館、第二衆議院会館、厚生省児童家庭局母子衛生課

要望書


l京都ヘモフィリア友の会(血友病)
洛友会々長 石田吉明

 京都ヘモフィリア友の会「洛友会」は京都選出の国会議員の先生方に左記の重点目標3点をご説明し、私共がかかえる諸問題に対しご理解を賜り血友病患者の福祉向上に お力添え下さいますようお願い申し上げる次第です。

一、医療費給付の完全公費負担化
小児慢性特定疾患の血友病は満20歳で医療給付が打ち切られています。 しかし、北海道、宮城、東京、神奈川、長野、静岡、愛知、滋賀、和歌山、山口、鹿児島の11県は、地方自治体の単独事業で年齢制限なしで救済しています。
わが京都府においては、30歳まで延長されていますがそれ以上は自己負担を余儀なくされています。高額医療費還付制度の上限が今年1月1日より51000円になり、 一段と厳しい環境になりました。
同じ患者でありながら住居地、年齢の別によって医療費に差異が生じるのは正常な姿とは申せません。1日も早い医療費の完全公費負担化を切望致します。

一、血友病患者にも障害者手帳を
35年振りの福祉法改正の諮問が出て、先頃答申が出され現在まとめの作業がなされています。現在、血友病本体には障害者手帳は交付されず、四肢関節等に障害が 出て初めて等級が決定されます。
固定障害プラス流動障害の血友病をもっとご理解頂き、血友病自体に手帳が交付されますようお願い致します。

一、血液製剤の国産化率向上を
アメリカから始まったAIDS(後天性免疫不全症候群)パニック以来、血液製剤の国産化が急務となってきました。私共が注射して頂いている因子製剤は85%がアメリカ からの輸入でまかなわれています。血液製剤の国産化率は現在12位と言われています。
幸い国内においてはAIDS患者は出ていませんが、因子製剤を命の糧とする私達が安心して暮らせるようAIDSの原因究明と、より安全な製剤の早期市販、そして血液製剤の 国産化率の向上をお願い致します。

昭和五八年八月十五日



■石田吉明さんへの思い

大阪HIV訴訟を支える会 ビヨンド最終記念号
石田吉明さんへの思い


メモリアル・キルト・ジャパン 寺口淳子
 今年の夏は従来にない猛暑となった。毎年、この記録は更新されていくのではないか?地球温暖化、環境問題、ますますおかしな世の中になっていく。その兆候が 毎年の猛暑…堂々巡りのつぶやき。
 8月20日は石田さんの誕生日。暑さの記憶、というようなことを伺ったことがある。そのときすでに環境問題のことを取り上げておられた。
 この世に生を受けなければ出会うことのなかった人々、できごと。

 4月21日の亡くなられたことが残された私たちにとって、ひとつの記念日ならば誕生日は出会うことを約束されたもうひとつの大きな記念日である。
 1996年に出された追悼文を読み返してみる。それからもう6年が経過している。何がどのように変わったのだろう。そう考えていたら、夢の中に石田さんが現れて くれた。亡くなった人の年齢はそのままで、自分たちは確実に年を重ねていく。お兄さんだった石田さんの年をとうに越しても、いろんな差はそのまま引きずって いる気がしている。
 思い起こせば、職場を退職してHIVの問題にかかわる決意をまず石田さんに伝えた。多くの仲間たちとの出会いがあった。和解のあと、少しずつ整備されていったHIVの 医療体制。石田さんたちが訴えていった内容が実現していくにつれ、一般的な医療機関はまだまだこれからだと思った。“自分たちが布石になる”と努力して来られた 変革を続けていかなくてはと思った。
 あらためて医療の現場に復帰して、立場上も医療政策総体を見ていくとき、これからの日本の医療はどうなるのだろうと、とてつもない危機感を感じる。患者の知る権利、 インフォームドコンセント、情報開示、個人情報保護、といわれながら医療制度改革の名の下に弱者切り捨ては形を変えて進行しているのではないか。

 患者の立場を考えるとき“石田さんはどう思わはるやろ…”という自分自身への問いかけは、これからなおさら必要だと思っている。“病とともに生きる”とは、生ある ものすべての命題である。多くの人たちと関わりながら共に生きていきたい。石田さんはやはり確実に私の中で生き続けている、とあらためて思っている。

cf. http://www.mers.jp/documents/osaka_genkokudan/bynd2mers/saisilyuu/isida.htm


UP:20120918 REV:
薬害エイズ  ◇WHO 

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