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伊豫谷 登士翁

いよたに・としお


last update: 20120302

■研究分野

移民研究、グローバリゼーション研究

■研究テーマ

 人の移動あるいは労働の移動の観点から、近代資本主義世界の形成並びに展開を捉えるとともに、異質な他者の排除と包摂によって形成されてきた近代国民国家を基盤とする世界システムを理論的に解明する。現在の問題関心は、次の3 点にある。
(1)移民研究をジェンダーとレイシズムの観点から再構成し、現代移民研究が抱えるナショナルな枠組みの問題性を明らかにする。
(2)社会科学の専門分化が戦時動員体制の下で国民国家の学として専門性を高め、政策の学として形成されてきた点を明らかにする。
(3)グローバリゼーションをキーワードとして分析されている現代を、多国籍企業や開発の時代によって特徴づけられてきた戦後体制の転換と捉え、差異化と 統合化の新しい局面と位置づける。政治経済的な構造と文化的・社会的な機制との交差した領域としてグローバリゼーション研究を再構成する。
(一橋大学大学院社会学研究科のプロフィールより)

■経歴

1947年、京都府生まれ
1975年、京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
1979年、東京外国語大学外国語学部専任講師
1983年、東京外国語大学外国語学部助教授
1993年、東京外国語大学外国語学部教授
1997年、一橋大学大学院社会学研究科教授(越境移動論)
2011年、一橋大学大学院社会学研究科名誉教授

■単著

◆伊豫谷 登士翁 199304 『変貌する世界都市――都市と人のグローバリゼーション』有斐閣
◆伊豫谷 登士翁 200107 『グローバリゼーションと移民』有信堂高文社
◆伊豫谷 登士翁 200207 『グローバリゼーションとは何か――液状化する世界を読み解く』、平凡社新書、204p.

■共著、編著

◆伊豫谷 登士翁、梶田 孝道(編) 199207 『外国人労働者論――現状から理論へ』弘文堂
酒井 直樹, ブレット・ド・バリー、伊豫谷 登士翁(編) 199602 『ナショナリティの脱構築』柏書房
◆伊豫谷 登士翁、杉原 達(編) 199607 『講座外国人定住問題(1)日本社会と移民』明石書店
◆伊豫谷 登士翁、酒井 直樹、テッサ・モーリス=スズキ(編) 19981130 『グローバリゼーションのなかのアジア――カルチュラル・スタディーズの現在』、未來社、244p.
◆内藤 正典(編)、内藤 正典、関 啓子、落合 一泰、足羽 与志子、李 里花、辻内 鏡人、宇佐美 久美子、伊豫谷 登士翁(著) 199912 『地球人の地理講座(6)うちとそと』大月書店
◆伊豫谷 登士翁(編) 200110 『経済のグローバリゼーションとジェンダー』明石書店
◆伊豫谷 登士翁(編) 200212 『思想読本(8)グローバリゼーション』作品社
◆山之内 靖、酒井 直樹(編) 200301 『総力戦体制からグローバリゼーションへ』(グローバリゼーション・ステディーズ1)平凡社
◆山之内 靖、伊豫谷 登士翁、成田 龍一(編) 200403 『再魔術化する世界――総力戦・「帝国」・グローバリゼーション:山之内靖対談集』御茶の水書房
◆テッサ・モーリス=スズキ、吉見 俊哉(編)、アス・アクソイ、デニス・アルトマン、イエン・アング、伊予谷 登士翁、岩渕 功一(ほか著) 200411 『グローバリゼーションの文化政治』(グローバリゼーション・スタディーズ2)平凡社
◆伊豫谷 登士翁(編) 200709 『移動から場所を問う――現代移民研究の課題』有信堂高文社

■翻訳

イマニュエル・ウォーラーステイン(田中治男、伊豫谷登士翁、内藤俊雄訳) 1984=199112 『世界経済の政治学――国家・運動・文明』同文舘出版
サスキア・サッセン(伊豫谷登士翁訳) 1996=199905 『グローバリゼーションの時代――国家主権のゆくえ』平凡社
サスキア・サッセン(大井由紀、高橋華生子訳、伊豫谷登士翁監訳) 1991=200811 『グローバル・シティ――ニューヨーク・ロンドン・東京から世界を読む』筑摩書房
サスキア・サッセン(伊藤茂訳、伊豫谷登士翁監訳) 2006=201104 『領土・権威・諸権利――グローバリゼーション・スタディ−ズの現在』明石書店

■論文


◆伊豫谷 登士翁 197709 「世界恐慌下に於ける中国幣制改革 - 1930年代中・米関係の展開 」『經濟論叢』120(3-4)、pp.198-219
◆伊豫谷 登士翁 197801 「1930年代アメリカ銀政策の展開」『經濟論叢』121(1-2)、pp.59-80
◆伊豫谷 登士翁 198202 「S.コックラン著「中国における巨大企業--タバコ産業における中国系企業と外国系企業との対抗1890〜1930年」(Sherman Cochran:Big Business in China:Sino-Foreign Rivalry in the Cigarette Industry,1890-1930,1980)」『アジア経済』23(2)、pp.89-92
◆伊豫谷 登士翁 198205 「資本主義の世界的展開と第三世界 (特集‐南北問題の新段階)『経済評論』31(5)、pp.28-38
◆伊豫谷 登士翁 1983 「発展途上国輸出志向型工業化と新国際分業」『東京外国語大学論集』33、pp.379-389
◆伊豫谷 登士翁 198402 「世界システム論の理論構造 (南北「問題」分析の諸潮流)」『経済評論』33(2)、pp.40-54
◆伊豫谷 登士翁 1985 「「世界システム分析」の枠組〔含 コメント〕 (現代国際経済の課題--国際金融問題と市場解放問題〔国際経済学会第43回研究報告全国大会〕) -- (自由論題)」『国際経済』36、pp.215-222
◆伊豫谷 登士翁 19870225 「アメリカ合衆国におけるメキシコ人移民労働」、森田 桐郎 編『国際労働力移動』、東京大学出版会
◆伊豫谷 登士翁 198808 「現代アメリカ合衆国における移民労働と移民政策 (移民・外国人労働者問題/世界と日本<特集>)」『日本労働協会雑誌』30(8)、pp.48-55
◆伊豫谷 登士翁、内藤 俊雄 19890905 「東京の国際化で転換迫られる中小企業--ネックの求人難は外国人雇用で解消を (東京大変貌で激化する生き残り競争<中小企業特集>)」『エコノミスト』67(37)、pp.44-49
◆伊豫谷 登士翁 1994 「労働力の移動、資本の移動」、森田桐郎編『国際労働移動と外国人労働者』、同文舘
◆伊豫谷 登士翁 199406 「バックドアからサイドドアへ,そして--日本の外国人労働者対策の転換に向けて (特集‐外国人定住の時代)」『世界』596、pp.153-161
◆伊豫谷 登士翁 1998 「経済のグローバリゼーションと『開発』」『人類の未来と開発』、岩波書店
◆伊豫谷 登士翁 199807 「グローバリゼーションと国際労働力移動 (〔国際経済学界〕第56回全国大会報告号) -- (共通論題「開発と世界システム--市場経済・援助・環境」)」『国際経済』49、pp.5-27
◆伊豫谷 登士翁 19981001 「グローバリゼーションと現代移民研究の課題」『一橋論叢』120(4)、pp482-497
◆伊豫谷 登士翁 19981130 「戦時動員期の国際経済研究(中嶌太一教授退官記念論文集)」『彦根論叢』315、pp.1-12
◆足立 眞理子、伊豫谷 登士翁、古田 睦美 199911 「グローバリゼーションとジェンダー (特集 グローバリゼーション)」『現代思想』27(12)、pp.58-90
◆伊豫谷 登士翁 2000 「グローバル化と定住外国人の政治参加」、宮島喬編『外国人市民と政治参加』、有信堂
◆伊豫谷 登士翁 200012 「グローバリゼーション (総特集 現代思想のキーワード) -- (公共圏)」『現代思想』28(3)、pp.26-29
◆伊豫谷 登士翁 200010 「グローバリズム グローバル化--新たな排除の世界システム化」『世界』680、pp.229-239
◆伊豫谷 登士翁 200104 「グローバリゼーションという言葉をよく聞きますが「国際化」とどう違うのですか?この流れは抵抗できないものなのですか? (50問--これが核心だ!) -- (グローバリゼーション) 」『世界』687、pp.92-95
◆伊豫谷 登士翁 200106 「時代としてのグローバリゼーション--グローバリゼーション研究の課題と方法〔含 質疑〕 (特集 WTO農業交渉の諸相)」『日本農業の動き』137、pp.18-38
◆伊豫谷 登士翁 200107 「〈帝国〉と〈グローバリゼーション〉 (特集=帝国--グローバリゼーションへの新視角)」『現代思想』29(8)、pp.56-73
◆伊豫谷 登士翁 200110 「逆さまの世界地図から見るナショナリズム (特集 日本のネオナショナリズムを糾す)」『生活経済政策』57(473)、pp.2-7
◆伊豫谷 登士翁 200202 「人の国際化 先進国共通の移民政策に転換 (2002年 日本の実力)」『論座』81、pp.66-69
◆伊豫谷 登士翁 200210 「「グローバリゼーションの時代」とは何か (2002年度歴史学研究会大会報告 グローバル資本主義と歴史認識) -- (全体会 グローバル資本主義と歴史認識)」『歴史学研究』768、pp.2-10
◆伊豫谷 登士翁、足立 眞理子 2003 「対談 女性、世帯、グローバリゼーション (特集 グローバリゼーション)」『家計経済研究』59、pp.2-11
◆伊豫谷 登士翁 200305 「グローバリゼーションの新局面 サスキア・サッセンとの出会い (特集 サスキア・サッセン--グローバリゼーションの最新局面)」『現代思想』31(6)、pp.37-39
◆伊豫谷 登士翁 200305 伊豫谷 登士翁、町村 敬志、吉見 俊哉「討議 サッセンをどう読むか (特集 サスキア・サッセン--グローバリゼーションの最新局面)」『現代思想』31(6)、pp.40-57
◆伊豫谷 登士翁 2004 「グローバル空間としての戦後『アジア』試論」『EX ORIENTE』大阪外国語大学、通巻10号、pp.3-20
◆伊豫谷 登士翁 2004 「時代としての「グローバリゼーション」」『聖学院大学総合研究所紀要』32、pp.15-36
◆伊豫谷 登士翁 200403 「グローバリゼーションとは何か」『経済貿易研究』通巻30号、神奈川大学経済貿易研究所
◆伊豫谷 登士翁 200411 「資本の国際化からグローバリゼーションへ (特集 介護保険制度改革の方向)」『生活経済政策』94(510)、pp.12-17
◆伊豫谷 登士翁 200603 「「グローバリゼーションと再魔術化する世界」(第5回倫理創成研究会):場の「消失」と「創出」」『倫理創成講座ニューズレター』4、pp.7-22
◆伊豫谷 登士翁 200709 「日本時事英語学会第48回年次大会 基調講演(要旨) グローバル資本の編制と場所」『時事英語学研究』46、pp.93-97
◆伊豫谷 登士翁 2008 「ナショナルなものとグローバリゼーション研究の課題 (特集 グローバル化とナショナル・アイデンティティ--未来のために)」『神奈川大学評論』59、pp.34-42
◆伊豫谷 登士翁 200803 「批判者と建設者ー長さんの経済思想ー」『Quadrante』10、pp.481-489
◆伊豫谷 登士翁 200904 「労働と思想(3)サスキア・サッセン--グローバル・シティの出現と移民労働者」『Posse』3、pp149-160
◆伊豫谷 登士翁 201003 「グローバリゼーションが変える?世界と日本 (講演会抄録 グローバリゼーションが変える?"世界像")」『現代史研究』(6)、pp.81-95
◆伊豫谷 登士翁 20100626 「グローバルに考えるということ」、桐光学園他著『13歳からの大学授業 未来コンパス (桐光学園特別授業3)』水曜社
◆伊豫谷 登士翁 201007 「東アジアにおける人の移動と「アジア的」共通経験 (特集 興隆する東アジアとの向き合い方)」『都市問題』101(7)、pp.25-28
◆伊豫谷 登士翁、青木 秀男、吉原 直樹 201011 「場所・移動・不安的雇用 (グローバル時代の"移動"と"場所")」『世界』810、pp.219-231
◆伊豫谷 登士翁 201104 「グローバル化の展開する場所と移民 (特集 グローバル化する世界--いま何を問うべきか)」『学術の動向』16(4)、pp.12-18

■書評・その他


◆佐伯 哲朗 199301「『外国人労働者論--現状から理論へ』梶田孝道、伊予谷登士翁編」『大原社会問題研究所雑誌』410、pp.82-84
◆後藤 純一 199306「『外国人労働者論--現状から理論へ』梶田孝道、伊予谷登士翁編」『アジア経済』34(6)、pp.99-102
◆小倉 充夫 199306「<書評>伊豫谷登士翁・梶田孝道編『外国人労働者論』」『社会学評論』44(1)、pp.69-71
◆小林 由記子 2002「『経済のグロバリゼーションとジェンダー』(伊豫谷登士翁編)」『REHK』10、pp.125-127
◆小野塚 佳光 200204「書評 伊豫谷登士翁著『グローバリゼーションと移民』」『アジア経済』43(4)、pp.77-80
◆野口 茂2002「書評 伊豫谷登士翁著『グローバリゼーションと移民』」『アメリカス研究』7、pp.120-122
◆北村 暁夫 200304「書評と紹介 伊豫谷登士翁著『グローバリゼーションと移民』」『大原社会問題研究所雑誌』533、pp.77-80
◆森 玲 20040406「21世紀の大学 国際ゼミガイド(36)一橋大学社会学研究科--伊豫谷登士翁ゼミ」『世界週報』85(13)、pp.68-69
◆木村 健二 2008「伊豫谷登士翁編『移動から場所を問う-現代移民研究の課題-』、有信堂、2007年」『貿易風 : 中部大学国際関係学部論集』3、pp.317-320

作成:番匠 健一
UP: 20110803 REV: 20110919, 1006, 20120302
マイグレーション・スタディーズ(Migration Studies)  ◇WHO 

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