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石垣 綾子
いしがき・あやこ


□石垣 綾子(マツイ・ハル) 1903〜1996
 東京都生まれ。府立第一高女→自由学園高等科卒。大正デモクラシーの影響を受けて青春時代を過ごす。早稲田大学にも通う。
 1926年外交官夫人となった姉夫婦について渡米。ワシントンから単身ニューヨークに移り、29年画家石垣栄太郎(1893〜1958)と結婚、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジに住む。
 大恐慌、ニューディール、第二次大戦、マッカーシズムを体験。その中で日本の軍国主義・侵略戦争拡大に一貫して反対する活動に携わる(全米各地で講演活動を重ねる)。
 戦後1946年にはエリノア・ルーズベルト夫人提唱の「明日の世界を築くための国際婦人会議」に日本代表として参加。
 1951年マッカーシズムの赤狩りを逃れて夫と帰国。以後、戦後日本の女性たちに向け恋愛・結婚・職業など新しい生き方を提示する評論をはじめ、多彩な評論活動を展開した。山形芸術学園学長も務めた。

■論文

◆1949/01 「日本貿易の展望――アメリカ通信」
 『実業の日本』52(1):48-49,実業之日本社
◆1949/02 「コロンビア大学の日本図書館」
 『世界の動き』4(3):24-25,毎日新聞社
◆1949/12 「アメリカの犯罪刑執行猶予制」
 『法律新報』755:12-13,法律新聞社
◆1950/08 「国吉康雄の芸術」
 『アトリエ』283:44-46,アトリエ出版社編/婦人画報社
◆1951 「『十五歳』のアメリカと『四十五歳』のアメリカ人」
 『改造』32(12):146-150,改造社
◆1951/09 「歌手ツルーマン」
 『芸術新潮』2(9):117-119,新潮社
◆1951/12 「第二のアスピリン時代――私はアメリカを信じている」
 『文芸春秋』29(16):80-86,文芸春秋
◆1952/01 「山口淑子のキューピット」
 『文芸春秋』30(1):162-167,文芸春秋
◆1952/02 「戦後派女性への忠言――『汝叫ばずば 石叫ばん』」
 『改造』33(3):132-137,改造社
◆1952/02 「女教師と平和」
 『教育』2(2)=4:84-85,教育科学研究会編/国土社
◆1952/03 石川欣一・石垣綾子「早春よもやま話」
 『ニューエイジ』4(3):6-15,毎日新聞社
◆1952/04 「米国の家庭人事裁判所」
 『旬刊時の法令解説』55:24-25,法令普及会編/大蔵省印刷局
◆1952/04 「十代の少女の服装を中心に(座談会)」
 『婦人之友』46(4):36-42,婦人之友社
◆1952/04 「ニユーヨークのはきだめ――グリーニッチ・ヴイレーヂ」
 『文芸春秋』30(6):112-115,文芸春秋
◆1952/04 「アメリカで聴いたラジオ」
 『放送文化』7(4):35,日本放送出版協会
◆1952/04 「国会見学」
 『婦人公論』38(4)=419:68-71,中央公論新社
◆1952/05 石垣綾子・小山いと子・清水慶子・高橋正雄「戦争の呼ぶ声・平和の呼ぶ声(座談会)」
 『婦人公論』38(5)=420:96-104,中央公論新社
◆1952/06 坂西志保・石垣綾子「日本婦人の反省(対談)」
 『婦人公論』38(6)=421:38-43,中央公論新社
◆1952/06 「国民のための愛国心」
 『教育技術』7(3):12-14,教育技術連盟編/小学館
◆1952/07 「日本のよさを――家具によせて」
 『アトリエ』308:56,アトリエ出版社編/婦人画報社
◆1952/07 「日本男性は世界最悪か?――ジレンマの女尊男卑・男尊女卑」
 『改造』33(10):102-105,改造社
◆1952/08 「ニグロの悲劇」
 『小説公園』3(8):156-157,六興出版社
◆1952/09 臼井吉見・石垣綾子「お盆映画を見る」
 『世界』81:210-214,岩波書店
◆1952/10 「いろいろな国のいろいろな選挙」
 『世界』82:52-61,岩波書店
◆1952/11 「『平和』を離れて政治なし――これからの政治に望むもの」
 『ニューエイジ』4(11):40-42,毎日新聞社
◆1953 「セントラル・パーク」
 『公園緑地』15(1):20-21,公園緑地協会
◆1953/01 南博・石垣綾子「平和への願いはどこにも――北京会議報告(対談)」
 『婦人公論』39(1)=428:56-61,中央公論新社
◆1953/01 「けれども地球は廻つている」
 『婦人公論』39(1)=428:76-93,中央公論新社
◆1953/07 「ニッポンの贅沢品」
 『文芸春秋』31(10):184-189,文芸春秋
◆1953/07 「『妻』と夫」
 『映画評論』10(7):62-63,新映画
◆1953/09 「危機を映す出版ジャーナリズム」
 『東洋経済新報 別冊』15:103-106,東洋経済新報社
◆1953/09 「アメリカ製のフアッシズム」
 『文芸春秋』31(13):161-165,文芸春秋
◆1953/10 「アメリカ映画の社会的批判」
 『映画評論』10(10):16-20,新映画
◆1953/12 「ダレスという男」
 『小説公園』4(12):48-56,六興出版社
◆1954 「スメドレーとネール」
 『図書』58:2-4,岩波書店
◆1954 「新聞と吉田の一騎討ち」
 『文芸春秋』32(15):90-101,文芸春秋
◆1954/01 「アグネス・スメドレーの思い出――『朱徳』執筆のころ」
 『世界』97:224-228,岩波書店
◆1954/01 「花々の平和(第一線女性百人集その1)」
 『婦人公論』39(1)=441:119-120,中央公論新社
◆1954/02 「職業婦人と婚期――もっと男狩りをやりなさい」
 『文芸春秋』32(2):177-181,文芸春秋
◆1954/02 「日本婦人大会を傍聴して」
 『婦人公論』39(2)=442:164-167,中央公論新社
◆1954/03 「自分で選んだ道(私の半世紀)」
 『婦人公論』39(3)=443:118-122,中央公論新社
◆1954/04 「『おとな』への抗議」
 『文芸春秋』32(5):199-203,文芸春秋
◆1954/07 「『女性に関する十二章』への抗議」
 『婦人公論』39(7)=447:255-261,中央公論新社
◆1954/07 「破滅を前にして思う」
 『改造』35(7):55-61*-64カ,改造社
◆1954/08 「夏とアメリカ人」
 『ニューエイジ』6(8):21-23,毎日新聞社
◆1954/10 伊藤整・石垣綾子「十二頁の魔力(対談)」
 『改造』35(10):126-135,改造社
◆1954/12 「世界の笑いもの」
 『改造』35(12):32-34,改造社
◆1955/02 「低俗番組を締めだせ(座談会)」
 『放送評論』3(2),日本放送聴視者連盟編/放送評論社
◆1955/02 「主婦という第二職業論」
 『婦人公論』40(2)=454:48-53,中央公論新社
 →上野千鶴子編 19821130 『主婦論争を読むI 全記録』,勁草書房,pp.2-14
◆1955/04 石垣綾子・中野好夫「総選挙の結果を批判する(対談)」
 『婦人公論』40(4)=456:54-59,中央公論新社
◆1955/05 「結婚期からの解放」
 『婦人公論』40(5)=457:129-134,中央公論新社
◆1955/08 「日本はどれだけアメリカナイズされたか(座談会)」
 『婦人公論』40(8)=460,中央公論新社
◆1955/08 「女性解放を阻むもの」
 『婦人公論』40(8)=460,中央公論新社
 →上野千鶴子編 19821130 『主婦論争を読むI 全記録』,勁草書房,pp.61-72
◆1955/08 「母のなやむ教育課題にこたえる(座談会)」
 『教育技術』10(5),教育技術連盟編/小学館
◆1956/01 「新中国の恋愛と結婚」
 『知性』3(3),知性社
◆1956/01 「近代日本恋愛史-1-」
 『婦人公論』41(1)=465,中央公論新社
◆1956/02 「近代日本恋愛史-2-」
 『婦人公論』41(2)=466,中央公論新社
◆1956/03 「近代日本恋愛史-3-」
 『婦人公論』41(3)=467,中央公論新社
◆1956/04 「南博さんのお人柄」
 『新潮』53(4),新潮社
◆1956/04 「近代日本恋愛史-4-」
 『婦人公論』41(4)=468,中央公論新社
◆1956/05 「近代日本恋愛史-5-」
 『婦人公論』41(5)=469,中央公論新社
◆1956/06 「近代日本恋愛史-6-」
 『婦人公論』41(6)=470,中央公論新社
◆1956/07 「近代日本恋愛史-7-」
 『婦人公論』41(7)=471,中央公論新社
◆1956/08 「近代日本恋愛史-8-」
 『婦人公論』41(8)=472,中央公論新社
◆1956/09 「近代日本恋愛史-9-」
 『婦人公論』41(9)=473,中央公論新社
◆1956/10 「近代日本恋愛史」
 『婦人公論』41(10)=474,中央公論新社
◆1956/11 「近代日本恋愛史」
 『婦人公論』41(11)=475,中央公論新社
◆1956/12 「近代日本恋愛史」
 『婦人公論』41(12)=476,中央公論新社
◆1957/01 「近代世界女性史-1-」
 『婦人公論』42(1)=477,中央公論新社
◆1957/02 「近代世界女性史-2-」
 『婦人公論』42(2)=478,中央公論新社
◆1957/06 石垣綾子、ドクトル・チエコ、平林たい子、和田夏十「主婦よ新しい自覚を持とう――各世代の主婦の手記をめぐって(座談会)」
 『婦人公論』42(6)=482:98-105,中央公論新社
◆1957/07 「日本外交への提言」
 『総合』1(3),東洋時論社編/東洋経済新報社
◆1957/07 「近代世界女性史-7-」
 『婦人公論』42(7)=483,中央公論新社
◆1958/03 「君と共に生かしめたまえ――夫石垣栄太郎の急死に直面して」
 『婦人公論』43(3)=491:106-111,中央公論新社
◆1958/06 「無駄になる票はない」
 『世界』150,岩波書店
◆1962/08 「日本映画への希望」
 『シナリオ』18(8),シナリオ作家協会
◆1969/02 「日本人スペイン戦争に死す〔ジャック・白井のこと〕」
 『文芸春秋』47(2):278-286,文芸春秋
◆1970/07 「優しい人」
 『月刊社会党』161:80-83,日本社会党中央本部機関紙局
◆1970/12 「『鞭打つ』時代の画家たち(口絵解説)」
 『世界』301:234-240,岩波書店
◆19720801 「ニューヨークの波止場で――私は沖の貨物船を指さしながら日本に鉄屑を売るなと訴えた」
 『暮しの手帖』19:130-135
◆1973/10 大熊信行・石垣綾子「性に終着駅はない」
 『文芸春秋』51(15):336-342,文芸春秋
◆1976/04 「25年ぶりのアメリカ」
 『世界』365:246-256,岩波書店
◆1976/08 「祖国に弓を引く」(31年目の暑い夏――女流作家、評論家が語る「私と戦争」)
 『文化評論』184:130-132,新日本出版社
◆1977/01/28 「私の社会主義体験」(現代社会主義論争)
 『朝日ジャーナル』19(4):80-81,朝日新聞社
◆1977/05 「スペインの現在」
 『世界』378:288-297,岩波書店
◆1977/06 「野田英夫の未発表作品――生活のなかに息づく絵画」
 『みづゑ』867:60-65,美術出版社
◆1981/04 「ある亡命者の生涯――佐野碩のこと」
 『世界』425:284-295,岩波書店
◆1981/06 「自伝 流れと足跡-1-」
 『世界』427:288-300,岩波書店
◆1981/07 「自伝 流れと足跡-2-」
 『世界』428:284-296,岩波書店
◆1981/08 「自伝 流れと足跡-3-」
 『世界』429:324-327,岩波書店
◆1981/09 「自伝 流れと足跡-4-」
 『世界』430:295-307,岩波書店
◆1981/10 「自伝 流れと足跡-5-」
 『世界』431:312-326,岩波書店
◆1981/11 「自伝 流れと足跡-6-」
 『世界』432:298-311,岩波書店
◆1981/12 「自伝 流れと足跡-7-」
 『世界』433:302-316,岩波書店
◆1982/01 「自伝 流れと足跡-8-」
 『世界』434:294-307,岩波書店
◆1982/02 「自伝 流れと足跡-9-」
 『世界』435:278-291,岩波書店
◆1982/02/26 「生きるも死ぬもわが身一人」(特集:「老いの輝き」からのメッセージ)
 『朝日ジャーナル』24(8):11-13,朝日新聞社
◆1982/03 「自伝 流れと足跡-10-」
 『世界』436:282-296,岩波書店
◆1982/04 「自伝 流れと足跡-11-」
 『世界』437:294-306,岩波書店
◆1982/05 「自伝 流れと足跡-12-」
 『世界』438:276-289,岩波書店
◆1982/06 「自伝 流れと足跡-13-」
 『世界』439:286-300,岩波書店
◆1982/07 「自伝 流れと足跡-14完-」
 『世界』440:273-285,岩波書店
◆1983/01 「出会いがもたらす人生の妙味」(特集:'83あなたの運を変える)
 『婦人公論』〜
◆1985/09 石垣綾子・小野寺喜一郎・後藤和彦「三世代大いに語る」
 『エイジング』3(3):4-11,エイジング総合研究センター
◆1988/09 「人生は未完のまま終わりを告げる」(死ぬための生き方)
 『新潮45』〜
◆1988/12 「二つの故郷の間で」(女たちの証言・わたしの昭和)
 『婦人公論』〜
◆1988/12 「ある画家の記念館」
 『宝石』〜
◆19900907 石垣綾子・早坂茂三「20世紀の生き証人石垣綾子(評論家)から『突然、悪い国になるアメリカ』の話を聞き出す」(友論討論 24)
 『週刊ポスト』〜
◆1991/04 「女ひとり暮らしだからこそ――若さを保つ3つの日常原則」(特集:家族の時間たのしいですか)
 『婦人公論』〜
◆19910913 島田雅彦・内村剛介・石垣綾子・呉智英・武谷三男・いいだもも「人類にとってソ連とは」(ソ連の失敗)
 『朝日ジャーナル』〜
◆1991/10 「女は男で磨かれる」(特集:男を変える、男で変わる)
 『婦人公論』〜
◆1994/01 「この道は、いつか来た道…」
 『世界』〜


■著書・訳書

◆Haru Matsui, decorations by Eitaro Ishigaki 1940 Restless wave : an autobiography, New York : Modern Age Books
 →(邦訳)1990.12 『憩なき波――私の二つの世界』未来社
◆1951.11 『二十五年目の日本』筑摩書房
◆パール・バック(Buck, Pearl S.) 石垣綾子訳 1952 『神の人々』上巻・下巻,毎日新聞社
◆パール・バック(Buck, Pearl S.) 石垣綾子訳 1953.12 『男とは女とは』新評論社
◆1953 『病めるアメリカ』東洋経済新報社
◆19550220 『女は自由である』文藝春秋新社
◆1955.8 『女は太陽の如く――新しい生き方』河出新書104,河出書房
◆石垣綾子ほか 1956.4 『女性の戀愛』,阿部知二・石垣綾子・羽仁説子責任編集〈新しい女性〉2,河出書房
▽内容……阿部知二「新しい男女関係」、戸川エマ・戸塚文子「恋愛以前」、村上信彦・高見順「恋愛の生態」、遠藤周作・前田純敬「純潔」、石垣綾子「すこやかな恋愛のために」、瀬沼茂樹「恋愛文学解題」
◆石垣綾子ほか 1956.7 『女性の魅力』,阿部知二・石垣綾子・羽仁説子責任編集〈新しい女性〉5,河出書房
▽内容……羽仁説子「女はなぜ美しくありたいと願うか」、大宅壮一「健康美」、向坂逸郎「働く女性の魅力」、阿部知二「聰明さ」、瓜生忠夫「教養」、佐藤忠良「スタイル−ゼスチュア」、丸岡明「三つの鍵」、白洲正子「スポーツについて」、岡本太郎「おしゃれと流行」、吉田健一「女性の魅力と食べ物」、北原武夫「個性美について」、福田定良「化粧のモラル」、朝倉摂「顔について」、高橋義孝「言葉づかい−声−文章」、河盛好蔵「女らしさについて」、附:服飾用語解説(片岡啓治)
◆石垣綾子ほか 1956 『イヴの創造――美しき性のために』自由新書,社会思想研究会出版部
▽内容……石垣綾子「女の自由」、平井潔「束縛された性」、菊地綾子「閉ざされた性」、吉田忠雄「待たされた性」、神崎清「商業化された性」、江上照彦「解放される性」
◆1957.6 『近代日本恋愛史』角川書店 (年表:pp.255-268)
◆石垣綾子ほか 1957.12 『世界女性解放史』中央公論社
▽内容……フランス篇(片岡美智)、イギリス篇(坂西志保)、アメリカ篇(石垣綾子)、ドイツ篇(田中寿美子)、北欧諸国篇(坂西志保)、ロシア篇(石垣綾子)、中国篇(西清子)、東南アジア篇(田中寿美子)
◆1957.12 『女のよろこび』三一新書132,三一書房
◆1957.12 『夫婦――愛と惑いの記録』光文社
◆1958.6 『女は太陽の如く』青春出版社
◆1958.8 『女性の生きかた』人文書院
◆1958.12 『愛と別れ――追憶の記』光文社
◆1959 『今日の女性たち――あたらしい歩み』人文書院
◆1960.12 『私の爪あと』東都書房
◆1962 『女論――女であることの喜びと悲しみ』白凰社
◆クレア・G.ミラー(Miller, Claire Glass) 石垣綾子訳 1963 『男の子は女の子の何を知りたいか』ビデオ出版
◆1963.3 『ソ連北欧おんな旅』白凰社
◆1964 『結婚生活の知恵――幸福な愛と性のガイド』講談社
◆1964.4 『赤いおんな――ソ連の情感』オリオン社
◆パール・バック(Buck, Pearl S.) 石垣綾子訳 1966.3 『若き女性のための人生論』角川文庫,角川書店
◆1966 『名医にきくあなたの病気』実業之日本社
◆1967 『回想のスメドレー』みすず叢書18,みすず書房
◆1969 『愛をささえるもの――不安と歓喜との調和』大和書房
◆1970 『オリーブの墓標――スペイン戦争と一人の日本人』立風書房
◆石垣栄太郎・石垣綾子 1971 『愛についての告白――男として女として』平和書房
◆1971 『つらぬきとおす愛――女として大切な勇気と決意』大和書房
◆1972 『さらばわがアメリカ――自由と抑圧の25年』三省堂ブックス26,三省堂
◆1973.6 『いのちは燃える――自由と可能性を求めて』,〈君たちの未来のために〉4,偕成社 (1973.11=第2刷 参考略年表:pp.244-245)
◆1973.12 『猛女猛獣と戦う――人間の原点を求めて』日本経済通信社 (*アフリカ東部紀行)
◆1975 『愛ある限り――若き日のスメドレー』偕成社
◆1976 『回想のスメドレー』新版,三省堂 (巻末:アグネス・スメドレー略年譜)
 →1987.7 現代教養文庫1197,社会思想社
◆1976.10 『スペインに死す』立風書房 (『オリーブの墓標』[1970年刊]の改訂版)
 →1985.6=第3刷 →1986=第4刷
◆1980.5 『愛と自由への飛翔――自伝的人生論のこころみ』,〈新・青春ゼミ6〉,一光社
◆1980.8 『美しく重ねる年輪――しなやかに生きる女の処方箋』海竜社
◆1981 『石垣綾子氏に聞く』(American society during World War II ; Oral history series ; v.3),東京大学教養学部アメリカ研究資料センター (聞き手:本間長世、亀井俊介、大原祐子)
◆石垣綾子ほか,現代文化ゼミナール運営委員会編 1981.11 『時代を考える』同時代社
◆1982.9 『いくつになっても人生は愉しい』海竜社
◆1982.11 『我が愛――流れと足跡』新潮社
◆1983.11 『美しき出会い――回想の18人』ドメス出版
◆19840131 『箱の中の人形たちよ――「主婦第二職業論」その後』労働教育センター
◆1984.10 『わたしの快老学』海竜社
◆1985.1 『アメリカに学ぶこと――パール・バックの人生論』岩波ジュニア新書88,岩波書店
◆1985.11 『女はいつも花のとき』PHP研究所
◆1986.6 『人生は六十過ぎが面白い』海竜社
◆19871101 『わが愛の木に花みてり』,〈女の自叙伝〉,婦人画報社 (年譜:pp.214〜215)
▽内容……4歳で母を亡くした幼女期からの愛への憧憬。革命と恋に酔った初恋の頃。画家石垣栄太郎との貧しくとも愛に満ちたニューヨーク生活。社会の下積みの人々とともに生き、反戦活動に取り組んだ日々。二つの戦争をはさんで起きた紛争や事件を、国際的な視野で見つめ、自らに忠実に生きた石垣綾子のもう一つの人生。
▽目次……第1章 寂しがり屋の少女 / 第2章 女性の自立に目覚めた思春期 / 第3章 社会への目覚めと初恋 / 第4章石垣栄太郎との出会いと恋 / 第5章 貧しさのなかで色濃く味わった幸福と不幸 / 第6章 日米戦争中、敵国日本人として / 第7章アメリカでの終戦、そして帰国 / 第8章 帰国後の栄太郎との日々 / 第9章 一人の寂しさに直面して / 第10章 生きてゆく責任と最後の仕事
◆1987.2 『美しく重ねる年輪』知的生きかた文庫,三笠書房
◆19880228 『はつらつ人生の秘訣――愉しく生きる老いの処方箋』海竜社
◆1988.7 『海を渡った愛の画家――石垣栄太郎の生涯』御茶の水書房 (石垣栄太郎年譜:pp.238-252)
◆1989.2 『スペインで戦った日本人』朝日文庫,朝日新聞社 (『スペインに死す』[立風書房1976年刊]の改題)
▽内容……スペイン内戦に際し、共和国防衛のため参戦した義勇兵ジャック・白井は1937年7月11日、マドリード西方40キロのブルネテ戦線で反乱軍の銃弾に倒れ、37年の生涯を閉じた。函館の孤児院から、船員生活を経てニューヨークに移り住んだ彼の生涯は、これまで多くの謎に包まれてきた。ニューヨーク時代の白井と親交のあった著者は、貴重な体験と精力的な取材を基に、激動の1930年代を愚直に生きた一日本人の実像に迫る。
▽目次……プロローグ / 1 異郷の反逆者 / 2 流転の旅路 / 3 激動と目ざめ / 4 スペインに死す / エピローグ
◆1990.1 『生きることは挑戦することである――生き方についての458の処方箋』海竜社
◆石垣綾子(マツイ・ハル) 佐藤共子訳 1990.12 『憩なき波――私の二つの世界』未来社 (Haru Matsui 1940 Restless wave : an autobiography の邦訳)
◆1991.2 『わが愛、わがアメリカ』ちくま文庫,筑摩書房 (『我が愛――流れと足跡』[新潮社1982年刊]の改題)
▽内容……1926年、自由と自立を求めて渡ったアメリカ。そこにはやがて大きな歴史のうねりがおしよせることになる。大恐慌下での貧しい生活、スメドレーやパール・バックらとの交流と反戦運動、そしてマッカーシズムによる国外退去。時代の波をもろに受け、それに立ち向かう支えとなったのは、夫・栄太郎と友人たちの力強い愛だった。歴史上の主要な出来事にいあわせた著者による“生きた証言”。
▽目次……序 記憶の中の風景 / 1 早稲田南町時代――母の死 / 2 失われた栄華 / 3 自由を求める青春像 / 4 青柳優を残して / 5 栄太郎とのめぐり逢い / 6 十日間の幼い命 / 7 ロスアンジェルスでの半年 / 8 ニューヨークで聞く大戦の足音 / 9 日米開戦の中で / 10 祖国への反戦ビラ / 11 みどりの丘(グリーン・ヒル)のパール・バック / 12 アグネス・スメドレーへの思い / 13 変貌するアメリカと深まる望郷 / 14 栄太郎の思い出と共に
◆1992.9 『人生に余生はない――ひとり暮らしの快老学』海竜社
◆ジャニス・マッキンノン(MacKinnon, Janice R.)+スティーヴン・マッキンノン(MacKinnon, Stephen R.) 石垣綾子+坂本ひとみ訳 1993.1 『アグネス・スメドレー炎の生涯』筑摩書房 (原題 Agnes Smedley : the life and times of an American radical
◆19960222 『石垣綾子日記 上:1946-1948』岩波書店
◆19960322 『石垣綾子日記 下:1949-1951』岩波書店
◆19980825 『石垣綾子:私の爪あと』,〈人間の記録〉76,日本図書センター (『私の爪あと』[東都書房1960年刊]の改題)


■石垣綾子に関する文章(◇……新聞記事)

◆1952/07 「今月の女性――石垣綾子」(P.Q.R.)
 『婦人朝日』7(7):92-96,朝日新聞社
◆フィリップス,J.P. 1953/08 「滞米三十年の売物――石垣綾子女史への反論」
 『文芸春秋』31(11):175-179,文芸春秋
◆近藤日出造 1955/03 「石垣綾子」
 『中央公論』70(3),中央公論新社
◆大宅壮一 1957/07 「石垣綾子・夫婦論」
 『文芸春秋』35(7),文芸春秋
◆田辺洋子 1967/11 「書評『回想のスメドレー』(石垣綾子)」
 『アジア女性交流史研究』〜
◆青木富貴子 1983/01 「二十年代のアメリカ――石垣綾子『わが愛 流れと足跡』」(BOOK PLAZA)
 『諸君』15(1):170-172,文芸春秋
◆1983/03 「ライター寸描――石垣綾子」
 『マスコミ評論』〜
◆清水知久 1983/04 「成熟から学ぶ――石垣綾子『我が愛――流れと足跡』」(伝記にみる女の生<主題>)
 『思想の科学』第7次(31):46-49,思想の科学社
◆19830623 「ファッショナブルなおばちゃまたち(グラビア)」
 『週刊文春』〜
◆木本至 19880406 「昭和30年『女は自由である』石垣綾子――美貌な硬派論客として鳴らした彼女を大宅壮一は《反米ジャンヌ・ダルク》と呼んだ」(戦後のベストセラー 80)
 『ダカーポ』〜
◆1988/08 「夫、石垣栄太郎回顧展で、石垣綾子さんが語る二人の青春(グラビア・PEOPLE)」
 『文芸春秋』〜
◆1989/04 「石垣綾子――人間、未完であたり前です」(われらエイジレス人間)
 『ライフラーニング』〜
◆本間千枝子 1990/02 「石垣綾子――お嬢さまミセスだった「主婦論争」の火つけ役」(秘話発掘!昭和を熱くした女性50人)
 『文芸春秋』〜
◆橋詰静子 1992/04 「〔玄冬を支える〕不屈の意志のスタイル――神近市子と石垣綾子」
 『女子教育』〜
◇19961114 「石垣綾子さんをしのぶ:主婦労働論争をいち早く」,『産経新聞』
◇19961114 「石垣綾子さんを悼む:主婦論争の火付け 女性の自立に功績」,『東京新聞』
◇19961116 「女の机:故石垣綾子さんの評論活動」,『信濃毎日新聞』
◇19961118 「石垣綾子さん追悼:「女性の自立」へ先駆け:わが意を得た「主婦第二職業論」」,『読売新聞』
◆19961128 「女の生き方を説いた石垣綾子さんの「女の一生」」(墓碑銘)
 『週刊新潮』〜
◆宮内美沙子 1997/01 「生きている石垣綾子さん(新・看護病棟日記-8-)」
 『未来』364:36-39,未来社
◆斎藤憐 1997/02 「石垣綾子さん、華やかさと大らかさ」
 『婦人公論』82(2):178-183,中央公論新社
◆沢地久枝 1997/05 「石垣綾子・国境を越えた人生」
 『図書』576:7-11,岩波書店
◆本間千枝子 1997/09 「解説「主婦という第二職業論」石垣綾子(昭和30年2月号)」(『婦人公論』創刊1000号特別企画――女の世紀を開いた名論文)
 『婦人公論』82(9):252-261,中央公論新社
◆佐高信 1998/02 「石垣綾子」(葬送譜 13)
 『世界』〜
◆渡辺美佐子 19991207 「演じながら学ぶ石垣綾子という生涯 ささやかな希望を明日につなぎたい」
 『婦人公論』84(25)=1050):185-187,中央公論新社
◆澤地久枝 2001/10 「やさしい先達たち(15) 石垣綾子――人生の秘めごと」
 『本の話』7(10)=77:62-65,文芸春秋
◆春日和夫 2002/01 「石垣綾子の旅」(飄飄旅人 9)
 『旅』〜
◆森まゆみ 2004/9 「大正快女伝(37) 石垣綾子――ニューヨークで反戦活動」
 『本の話』10(9)=112:74-77,文芸春秋


■石垣綾子に関する研究

◆広岡実 1973/11 「日本知識人の北米体験――日米比較文化への一視角 -2完-〔昭和時代、主として戦後 石垣綾子他4名の事例〕」
 『桃山学院大学人文科学研究』9(1):25-82,桃山学院大学総合研究所
◆堀眞由美 19950331 「20世紀後半におけるわが国主婦の社会的職業進出――石垣綾子『主婦という第二職業論』をめぐって」
 『女性文化研究所紀要』4:81-89,東横学園女子短期大学女性文化研究所
村上潔 20060331 「1950年代、石垣綾子による女性の結婚と労働への提言」,『コア・エシックス』2:285-293


*作成:村上 潔(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
UP:20050715 REV:20050716,0821,0831,0916,0929,1108,20060304,20080129
WHO ◇女性の労働・家事労働・性別分業 ◇主婦論争関連文献

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