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早瀬 久美

はやせ・くみ



・早瀬 久美(後藤 久美)
・はやせ くみ(ごとう くみ)


*[DEAF-NEWS:03339]より

Date: Sun, 01 Aug 2004 08:22:58 +0900
Subject: [DEAF-NEWS:03339] 【こころの耳 伝えたい。だからあきらめない。】の新刊お知らせ

早瀬久美著 『こころの耳 伝えたい。だからあきらめない。』
待望の刊行!

そしてついに、法律の壁は打ち破られた!――障害者の薬剤師免許取得に制限を
設けていた欠格条項改正の原動力となり、日本で初めて聴覚障害者で薬剤師免許
取得を果たした早瀬久美さん。その半生を綴った感動の手記『こころの耳 伝え
たい。だからあきらめない』(講談社)が刊行されました。発売数日にして早く
も各方面で大きな話題を呼んでいます。ぜひご一読ください。

【著者略歴】早瀬久美(はやせ・くみ)/1975年4月25日、先天性の聴覚障害
を持って生まれる。薬剤師を志し、明治薬科大学に入学。卒業後、都内の製薬会
社に入社。また大学卒業と同時に薬剤師国家試験に合格するが、「耳の聞こえな
い者には免許を与えない」という薬剤師法の欠格条項により免許申請を却下され
る。その後、全国の障害者団体などの協力で欠格条項撤廃運動に尽力、220万人
以上の署名を集めた。2001年7月、ついに法改正が行われ、ろう者として日本
で初めて薬剤師免許を交付されて話題に。現在は仕事のかたわら、夫の憲太郎氏
とともにボランティアでろう児たちのためのフリースクールで指導している。

http://hayase.info/

『こころの耳 伝えたい。だからあきらめない。』
早瀬久美・著/講談社・刊/1575円(税込価格)
※全国書店で好評発売中。
アマゾン http://www.amazon.co.jp/
紀伊国屋BookWeb  http://bookweb.kinokuniya.co.jp/
ほかのネット書店でもお求めになれます。

講談社FRaU編集部 長谷川淳
Eメール j-hasegawa@kodansha.co.jp
〒112-8001東京都文京区音羽2-12-21

 

 *以下、◆経歴、活動〜◆将来は、下記する「コメント」にある文章です。

◆2002/07/19(金)夜21:00から22:52まで フジテレビ系
 【DoCoMo10周年記念スペシャル 情熱メッセージ『つ・た・え・た・い』】
 http://www.fujitv.co.jp/jp/message/index2.html

=聴覚障害の壁を乗り越え生きる早瀬久美さん(26歳)=
◇昨年7月、聴覚障害者として初めて薬剤師になる◇
どうしても薬剤師になりたかった彼女は、法律の壁があったにもかかわらず、あ
きらめないで訴え続け、見事免許を取得。その原動力は、同じ障害を持つ子供た
ちへの強烈な思いだった。人としての尊厳を持って彼女が問いかける熱いメッセ
ージ。

 

◆経歴、活動
1975年 大分県生まれ。
筑波大学附属ろう学校幼稚部を経て、千葉県内の一般小・中・高
校へ通う。
1998年 明治薬科大学薬学部卒業後、薬剤師国家試験に合格。
大正製薬株式会社入社
2001年現在 日本薬剤師会勤務

学生時代は関東聴覚障害学生懇談会及び全国ろう学生懇談会の役員を経験。
現在、ろうの子どものためのスマイルフリースクール(SFS)にて子どもたち
を教える傍ら、東京都聴覚障害者連盟青年部及び関東ろう連盟青年部で活動
中。

◆職場
(1)大正製薬
PMS(市販後調査)のシステム管理が中心
(2)日本薬剤師会
メールくすり相談が中心

◆教育(大学)
(1)受験時にはまだまだ理解が少なく、問い合わせても駄目と断られた所が
いくつかあったが、今は欠格条項問題などで、すこしずつ門戸が開けられて
いるのでは?ないかと考えている。これからは子ども達が自由にどこでも入
れるようになって欲しい。
(2)講義はノートテイクという手段で受講。
(3)聴こえない後輩は同大学に2名、他大学に2名いる。

◆将来
今後は薬剤師免許を活かして、医療現場等で経験を積んだ上で ″薬剤師の
資質は障害の有無に関係がない″という事を証明しつつ、より聴覚障害者に
合った服薬指導のあり方の研究や薬剤師として障害を持つ患者への服薬指導
の確立、学生に対する受け入れおよび講義保障の充実などに力を入れていき
たい。

 

◆田中さんより

2001/06/29 <北海道新聞>東京の早瀬さん、聴覚障害者薬剤師第1号

2001/06/26<日本経済新聞>(社会面コラム"窓")
障害を理由に免許・資格の取得などを制限

2001/06/26<中国新聞>聴覚障害の女性に薬剤師免許交付へ
欠格条項廃止で初のケース

◆20010717

 NHK手話ニュースで報道

◆20010717 金さんより

今日、早瀬(旧姓:後藤)久美さんが免許交付されたことで、その関連で、テレビ
東京からなくす会に取材がありました。
放送は、今日の「ニュース アイ」午後5:30から5:45分くらいの中で、5分間く
らいのようです。

急な連絡で恐縮ですが、お知らせいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
DPI(障害者インターナショナル)障害者権利擁護センター
金 政玉(きむ ぢょんおく)

◆20010717

【文字版】「念願の免許交付〜薬剤師免許交付:聴覚障害乗り越え〜」
【文字版制作&配信】☆宮下あけみ☆ akemizo@beige.ocn.ne.jp

※このメールは、転送・転記、FAXでの送信等、自由です。


【文字版】ニュース・アイ テレビ東京
【念願の免許交付 〜薬剤師免許交付:聴覚障害乗り越え〜】
【皆さまへ。】
こんにちは。☆宮下あけみ☆と申します。

2001年7月17日(火)午後5:00〜、テレビ東京「TXNニュース・アイ」
の中の、 午後7時15分頃〜7時22分頃に放送されました、
【チェック : 念願の免許交付 〜 薬剤師免許交付:聴覚障害乗り越え 〜 】
の、【文字版】を作成いたしましたので配信します。

「聞こえてくる限りのもの」を「文字化」させていただきましたので会話も
そのままです。

また、聞き取りにくい声や音は、自分に聞こえたまま、打たせていただきました。
不明な点は「+++」、補足解説は< >で記しております。

【制作・著作権】は【テレビ東京】様です。

聴覚障害者の方々がこの番組を視聴なさる時は、ご活用下さいませ。

この文字版は、【テレビ東京】様より、私、宮下が個人的に了解を得たものです。
この【文字版】の個人、団体等への【インターネットを利用しての転送・転記、
ホームページや会報への掲載、及び、FAX・プリントアウトしての配信・配布】等、
「自由」です。

最後になりましたが、【文字版】として文字化する事に対して、快くご了承して
下さり、また、短い時間で、多くのオープン・キャプションをつけて下さいました
【テレビ東京】様に、心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

尚、【文字版】に対するお問合せ、ご意見、ご感想がございましたなら、宮下まで、
直接ご連絡下さいませ。

また、この【文字版】は、「Word」にて作成しております。プリントアウト、
転送等のため、「Word」、又は「テキスト」での配信をご希望される方は、
宮下までD.M.にて、ご連絡下さいませ。

今後とも、宜しくお願い申し上げます。

        <文字版制作&配信>  ☆宮下あけみ☆
              【E-mail】    akemizo@beige.ocn.ne.jp


・・・・・・・<ここから下 ↓>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

平成13年7月17日
(映像:「ニュース アイ」Check)

(映像:スタジオ内)
佐々木明子アナウンサー / 「アイ・チェック」です。
皆さんは、「欠格条項(けっかく じょうこう)」と言う言葉を聞いた事がある
でしょうか?
<フィリップ→「欠格条項」障害のある人は資格を取れないと定めた法令の規定>

えぇ、これは、一定の障害がある人は、国家資格が取れないと定めた、法令
(ほうれい)の規定(きてい)の事です。 
医師や、看護婦などに、こうした規定があります。

斉藤一也アナウンサー / はい。この欠格条項のために、3年前、薬剤師の
試験に合格した聴覚障害の女性は、資格を取れませんでした。 
しかし、今年の6月に、欠格条項が緩和(かんわ)されたため、今日、坂口厚生
労働大臣から、「薬剤師の免許状」が手渡されました。


(映像:早瀬久美さん)
ナレーション(以下、「ナ」と記す。) / 早瀬久美(はやせ くみ)さん、
26歳。(旧制、後藤さん)。 都内の製薬会社に勤める早瀬さんは、
生まれた時から耳が聞こえない、聴覚障害者です。

(映像:早瀬さんのスナップ写真。子どもの頃や学生生活など、数枚。)
ナ / 子どもの頃から、算数や理科の授業が好きだった、早瀬さん。 
「耳が不自由でも、仕事の内容を考えればできるはずだ。」と、薬科大学に
入学。 卒業した年の春、早瀬さんは薬剤師の国家試験に合格しました。

しかし、その翌年、薬剤師免許を申請(しんせい)したところ、耳が聞こえな
い事を理由に、申請が却下(きゃっか)されたのです。

(映像:2000年2月 早瀬さん)
早瀬さん / やっぱり、「残念」という気持ちが強かったです。 ただ、日本
では、そういう面で遅れているかなぁ…とわかって、悔しい気持ちがありました。

<文字 「薬剤師法 欠格条項」
  「目が見えないもの 耳が聞こえないもの 口が利けないもの」には、
   免許を与えない。」

ナ / 国民の生命にかかわるため、「目の見えないもの、耳が聞こえないもの、
そして、口が利(き)けないものには、免許を与えない。」と、薬剤師法の欠格条
項で決められていたからです。

(映像:2000年2月 早瀬さん)
早瀬さん / それがいつかは、変わってくれればいいなぁ…と、ちょっとした
期待はあります。

ナ / 「耳が聞こえなくても、薬剤師の仕事はできるはず。」
早瀬さんは、そう、思い続ける日々でした。
現在は、製薬会社から出向(しゅっこう)した、「日本薬剤師会」で電子メールに
よる、薬の相談などを担当しています。

そうした中、今年6月、「薬剤師法が改正」。
欠格条項が見直され、聴覚障害者に対しても、薬剤師の免許が交付できる
ようになったのです。

そして、今日…。


(映像:午前11時過ぎ 厚生労働省)
坂口厚生労働大臣 / 「薬剤師免許証 早瀬久美殿」<宮下→免許証授与>

ナ / 国家試験合格から3年あまり。 ようやく早瀬さんに、「薬剤師免許」が
交付されました。

坂口厚生労働大臣 / おめでとうございます。

早瀬さん / ありがとうございます。

坂口厚生労働大臣 / 免許の交付がでませんでしたこと、大変、あのぉ、
心苦しく思っておりました。

(映像:記者会見)
早瀬さん / 免許を改めてもらう事ができて、本当にうれしいと思っています。
欠格条項がなくなった、と言う事、そのものも、これからの、聞こえない子どもと
か、障害を持つ子どもたちにとって、いろんな専門の道を、切り開く事ができた
と、本当に実感しています。


(映像:「聴覚障害を持つ、弁護士として」 山田弁護士の事務所)
ナ / 同じように、聴覚障害を持ちながらも、弁護士として活躍している、
山田弁護士に、欠格条項の改正について、話を聞きました。

山田裕明(まやだ ひろあき)弁護士 / 今回の欠格条項の見直しは、当然の事
ですけれども、障害者の完全な平等の実現に対する、一歩、前進です。 
障害者も、いろいろと、能力を補って(おぎな って)もらえれば、健常者と同等の
働きをするという事ができる。 
それをまず、考えて欲しい。 そこが大事だと思います。


(映像:スタジオ)
佐々木アナウンサー / この、欠格条項をなくす活動をしている市民グループの
調査によりますと、アメリカやイギリスなど、ま、こちら<フィリップ>ですね、
日本以外の先進国には、障害者に対し、一律(いちりつ)に、資格取得の門戸
(もんこ)を閉ざす欠格条項は、ないと言う事です。
  <フィリップ:「欠格条項」日本以外の先進国にはみられない。>

斉藤アナウンサー / そうなんですねぇ。まぁ、今回、日本政府も、この薬剤
師法も、法律を改正して、欠格条項の、「緩和(かんわ)」や「廃止(はいし)」に
動き出しています。

  <フィリップ:「欠格条項見直し」>
     緩和 = 薬剤師、歯科医師など。
     廃止 = 栄養士、調理師など。

斉藤アナウンサー / 例えばなんですが、薬剤師と同じように、歯科医師なども
欠格条項が「緩和」されて。 或いは、栄養士、調理師などは、欠格条項が、その
ものが「廃止」されたわけなんです。

佐々木アナウンサー / では、こうした「見直し」のあとに、何が必要になってく
るのか?を、聞きました。


DPI障害者権利擁護センター 金(きむ) 政玉 所長 / 障害を持つ事によっ
て、とにかく、できない、ダメなんだと言う決めつけがですね、非常にやっぱり、
あの、差別や偏見を生み出してきた経過がありまして。 そう言った事の、差
別や偏見を取り除いて行くためのですね、第一歩として、今度の「欠格条項の
見直し」が、明確に、やっぱり、あのぉ、考えられて行くべきではないのかなぁ…
というふうに思っています。

諸外国、特にアメリカやヨーロッパの中で、そもそも、「欠格条項」という言葉が
存在をしていないと言うのが普通だと思います。 本人が、どういう要件を満た
せばですね、そういう仕事ができるのか、できないのか。 そういう事で判断さ
れて行くべきだと。


(映像:スタジオ)
佐々木アナウンサー / 香山さん。「できないからダメ」という事から、
「どうしたらできるか?」という、一歩を踏み出したんですけれども。

香山さん / はい。 まぁ、あの、勿論、そういう人たちが勤める職場などでも
ね、サポートのシステムを整える事は大事ですよねぇ。 で、専門職にはね、私、
確かに、「適性(てきせい)」ってものはあると思うんですよ。 ただ、その「適性」
というのは、ハンディキャップがあるからダメとか、そう言う事では全然ないと
思うんですね。

だから、欠格条項などは緩和する一方で、例えば、今、医学部の入試などでも、
性格のいろいろ、あの、判断するような、「面接」を導入するとか、ただ、「勉強
ができればお医者さんになれる。」とか言うのじゃなくて、もっと「人間性」を見る
ような入試を導入するとかね、そういう事も、もう一方で進めていく必要性はあ
るんじゃないですかね。

佐々木アナウンサー / 「システム作り」みたいなものですね。

香山さん / そうですね。 はい。

佐々木アナウンサー / はい。 さ、コマーシャルのあとも、ニュースです。
「アノ」お菓子も、自主回収です。


平成13年7月17日(火)放送
【念願の免許交付 〜薬剤師免許交付:聴覚障害乗り越え〜】
制作・著作 : テレビ東京

        <文字版制作&配信>  ☆宮下あけみ☆
            【E-mail】     akemizo@beige.ocn.ne.jp

◆臼井さんより・上記番組について

 17日「ニュースアイ関西」(テレビ大阪)でも、放送がありました。

◆20010718 臼井さんより

17日夜、毎日放送「筑紫哲也NEWS23」でも、
免許証を手渡される前後の画面が出ていました。
正面に坂口厚生労働大臣・手話通訳者
さしむかいで、早瀬久美さん、
隣に佐谷圭一さん(日本薬剤師会会長)がおられました。

◆20010718 臼井さんより

 本日18日朝刊、各社の新聞報道を確認しましたが、記事がないようです。
 17日夕刊で、朝日新聞は掲載していました。

 見出し「聴覚障害者の女性に初の薬剤師免許交付」で
 記事本文は
「…障害を明らかにして免許を受けた薬剤師は初めて。(…中略…)早瀬さんら
の訴えで実った欠格条項見直しの法改正が16日に施行され、実現した。」
 との記述でした。

◆20010718 「早瀬久美さん(旧姓後藤)、3年目の薬剤師免許」
 DPI日本会議メールマガジン第3号

◆20010718 臼井さんより

7月17日に行われた薬剤師免許交付式についての文書をアップします。
早瀬さん、日本薬剤師会、大正製薬、厚生労働省の順です。


★早瀬久美さんからのコメント

2001.7.17
 本日は晴れて免許交付の日を迎える事ができ、本当に自分のことよりも
「やっと障害をもつスペシャリストの幅が広がった」と喜んでいます。これ
を機に、今後障害者が資格をとったり特別な職に就いたりする時に、いつま
でも「障害者なのにすごい!」と言うような事がクローズアップされる世の
中ではなく、障害者でも当たり前のように自分の夢をまっとうさせていける
ような世の中になって欲しいと切に願っています。

◆経歴、活動
1975年 大分県生まれ。
筑波大学附属ろう学校幼稚部を経て、千葉県内の一般小・中・高
校へ通う。
1998年 明治薬科大学薬学部卒業後、薬剤師国家試験に合格。
大正製薬株式会社入社
2001年現在 日本薬剤師会勤務

学生時代は関東聴覚障害学生懇談会及び全国ろう学生懇談会の役員を経験。
現在、ろうの子どものためのスマイルフリースクール(SFS)にて子どもたち
を教える傍ら、東京都聴覚障害者連盟青年部及び関東ろう連盟青年部で活動
中。

◆職場
(1)大正製薬
PMS(市販後調査)のシステム管理が中心
(2)日本薬剤師会
メールくすり相談が中心

◆教育(大学)
(1)受験時にはまだまだ理解が少なく、問い合わせても駄目と断られた所が
いくつかあったが、今は欠格条項問題などで、すこしずつ門戸が開けられて
いるのでは?ないかと考えている。これからは子ども達が自由にどこでも入
れるようになって欲しい。
(2)講義はノートテイクという手段で受講。
(3)聴こえない後輩は同大学に2名、他大学に2名いる。

◆将来
今後は薬剤師免許を活かして、医療現場等で経験を積んだ上で ″薬剤師の
資質は障害の有無に関係がない″という事を証明しつつ、より聴覚障害者に
合った服薬指導のあり方の研究や薬剤師として障害を持つ患者への服薬指導
の確立、学生に対する受け入れおよび講義保障の充実などに力を入れていき
たい。



★日本薬剤師会からのコメント

 本日、早瀬久美さん(旧姓:後藤)に薬剤師免許が交付されました。
 従来、法律の規制により障害者の方々は希望する資格を得ることができな
かったわけですが、欠格事由適正化法が国会において成立し、さっそく薬剤
師第1号が誕生したことは誠に喜ばしく、障害者団体や関係者のご努力に感
謝と敬意を表します。
 私は、薬剤師国家試験に合格したものの聴覚障事の故に薬剤師免許の申請
を却下された後藤さんの記事を昨年新聞で初めて拝見し、薬学を修めた先輩
として、また日本薬剤師会としても薬剤師欠格条項の改正に向け全面的に支
援させていただきました。後藤さんの薬剤師免許問題がきっかけとなり、医
師法や歯科医師法など数多くの法律に規定されていた欠格条項が幅広く見直
されたことは、薬剤師として誇りに思うところであります。
 薬剤師として早瀬さんがさらに活躍されることを大いに期待いたしますと
ともに、今後、大学等の受入れ・就学環境の改善、就職支援や薬局等の就業
環境の整備等多くの課題について、薬剤師会といたしましても関係機関と連
絡を取り、早瀬さんに続き有能な後輩諸君が資格取得を安心して目指せるよ
うな環境づくりのため、支援、協力を行う所存であります。

平成13年7月17日
社団法人 日本薬剤師会
会長 佐谷圭一



★大正製薬株式会社広報室からのコメント

2001年7月
早瀬久美さん(旧姓:後藤)への薬剤師免許交付に関する
大正製薬コメント

 このたび、当社の社員、早瀬久美さんに薬剤師免許が晴れて交付されたこ
とについて、大変喜ばしく思っております。
 早瀬さんは平成10年3月に薬科大学を卒業され、同年4月、当社に入社
されました。
 早瀬さんは、私どもの「コンピュータに強く、薬の副作用情報に興味を持
つ優秀な薬科卒業生」という新卒募集条件に適って採用された人です。当社
において、医薬品関係のデータベースの作成など、専門性の高い仕事に従事
してくれていました。

 彼女は現在、仕事に、また様々な活動に常にベストを尽くされています。
今回の免許取得の件についても、ご自分のことはさておき「次ぎに続く方々
のために」がんばってこられたと考えます。

 そのような「無私の姿勢」が結果的に多くの人の心を揺り動かし、このよ
うなすばらしい結果に結びついたのではないかと考えます。
持ち前の明るさと前向きな姿勢を忘れず、今後ともご活躍されることをお祈
りいたします。
以上



★厚生労働省

平成13年7月10日
(問い合わせ先)
厚生労働省医薬局総務課
霜島総務課長
担当:高橋

薬剤師免許交付式について

「障害者等に係る欠格事由の適正化を図るための医師法等の一部を改正する
法律」の施行に伴い、平成11年に欠格事由に該当したため薬剤師免許を交付
できなかった女性(早瀬久美さん)に対し、厚生労働大臣より免許を交付す
る。



日時:平成13年7月17日(火)11:15から
場所:厚生労働大臣室
免許交付対象者:早瀬久美さん(旧姓:後藤)
26歳、女性
平成10年3月 明治薬科大学卒業
同年4月 薬剤師国家試験合格
同年4月 大正製薬(株)に就職
平成11年8月 薬剤師免許の申請を却下
現在 日本薬剤師会中央薬事情報センター勤務

同席者 医薬局総務課
日本薬剤師会

※なお、薬剤師免許交付式については、頭撮り可である。
頭撮りを希望する報道各社においては、13日(金)までに、
医薬局総務課高橋まで登録されたい。

◆20010723 臼井さんより

薬剤師免許交付の報道について、各地の方から情報をいただいたり、
検索結果を知らせて下さったものを、まとめて掲載します。

★2001年7月10日

〈朝日新聞 夕刊〉聞こえない薬剤師、申請3年後の免許
欠格条項見直しで厚労省

★2001年7月17日

〈共同通信ニュース速報〉聴覚障害者に薬剤師免許
欠格条項廃止後の第1号

〈時事通信ニュース速報〉聴覚障害の薬剤師誕生
欠格条項見直しで免許交付−厚労省

〈日本経済新聞 夕刊〉聴覚障害者に薬剤師免許交付
欠格条項廃止後初

〈朝日新聞ニュース速報〉聴覚障害者の早瀬久美さんに薬剤師免許1号

〈朝日新聞 夕刊〉聴覚障害者に薬剤師免許
欠格条項見直しの法改正で実現

〈毎日新聞ニュース速報〉聴覚障害者に免許
試験合格から3年 薬剤師の夢かなう

〈毎日新聞 夕刊〉聴覚障害女性に薬剤師免許
「欠格条項」見直し後、初 東京の早瀬久美さん

〈読売新聞ニュース速報〉薬剤師免許、初めて聴覚障害者女性に交付

〈東京読売新聞 夕刊〉改正薬剤師法が「夢」実現
聴覚障害の女性、晴れて免許

〈産経新聞 東京夕刊〉聴覚障害の薬剤師誕生
「欠格条項」見直しに伴い

〈NHK手話ニュース〉聴覚障害女性、薬剤師免許交付

〈北海道新聞夕刊全道〉初の薬剤師免許 東京の早瀬さん
聞こえないこと個性に

〈NHKニュース速報〉聴覚障害者に薬剤師免許交付

<テレビ東京>(ニュースアイ)念願の免許交付

<毎日放送>筑紫哲也ニュース23
 聴覚障害者女性、薬剤師免許交付


★2001年7月18日

〈北日本新聞〉聴覚障害の女性にようやく薬剤師免許
欠格条項廃止後第1号

〈中日新聞朝刊〉早瀬久美さん 薬剤師免許を取得
『聴覚障害は個性』

〈日刊薬業〉短信・「欠格条項見直し法」

★2001年7月22日

〈四国新聞〉「時の人」欄 早瀬久美さん

◆『日本経済新聞』2001年8月3日(金)夕刊
 引用 by 斉藤@足立区さん


早瀬久美さん
聴覚障害者で初めて薬剤師免許取得
あきらめずに自分の夢実現

 このほど厚生労働大臣から薬剤師の免許を受けた。「耳が聞こえないもの
には免許を与えない】などとしていた「欠格条項」を見直した改正薬剤師法
が今年7月に施行されてから初めてのケース。「聞こえないというのは、自
分にとって一つの個性。『障害者なのにすごい』ではなく、だれもが一人の
人間として道を開き、認められる世の中になってほしい」と話す。
 生まれつき耳が不自由だった。だが、ろう学校の幼稚部に通ったほかは、
ずっと一般の学校で授業を受けた。薬剤師を目指したのは中学校の時。「国
家資格があれば、ずっと仕事ができるのではないか」。もちろん、欠格事項
は知っていたが、負けず嫌いの性格。「できることをアピールしていこう」
と、薬剤師の母親の応援も受け、勉強を続けた。
 ただ、教科書を何度も読み返し、分からないところを教師に聞くという高
校までの勉強法では、大学の専門教育にはついていけない。大学と交渉して
外部の人にノートをとってもらい、約10人の“ノートテイカー”に支えられ
て卒業、大正製薬に就職した。
 4月から出向している日本薬剤師会では耳の不自由な人や、仕事などで日
中電話ができない人向けに、電子メールで薬の相談に乗っている。「免許取
得はあくまでもステップの一つ」。今後も今の仕事に加えて、「ノートテイ
クなどを保証する公的な制度を作る運動や、医療や教育現場に手話を広める
活動などをしていきたい」という。
 仕事の傍ら、週末などを利用して、耳の不自由な子供たちを集めたフリー
スクールでお姉さん役を務める。「自分の道をあきらめずに歩いていけば、
いつか必ず結末は見えてくる。どんなに苦しくてもあきらめない。そんなこ
とを、自分の生き方を通じて子供たちに伝えられたら」

早瀬 久美(はやせ・くみ)
大分県出身。1998年明治薬科大卒。同年、薬剤師国家資格に合格するが、欠
格事項を理由に免許申請は却下された。大正製薬から日本薬剤師会に出向中。
26歳。


REV:20040806
欠格条項/障害者の権利  ◇聴覚障害/ろう  ◇情報・コミュニケーション/と障害者  ◇WHO
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