HOME > WHO >

唄 孝一

ばい・こういち
1924〜2011/01/11


・法学
・東京都立大学→北里大学



http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20110115-OYT1T00431.htm
 「唄孝一氏=東京都立大名誉教授
 唄孝一氏(ばい・こういち=東京都立大名誉教授)11日、肺炎で死去。86歳。告別式は近親者で済ませ、後日しのぶ会を開く予定。喪主は弟、脩(おさむ)氏。
 家族法の研究から医事法学という新しい領域を開いた。脳死や尊厳死の法的問題に関する研究で、文化功労者に選ばれた。」
(2011年1月15日14時52分 読売新聞)

http://www.metro-u.ac.jp/news/bai.htm

 本学名誉教授の唄孝一(ばいこういち)先生が文化功労者に選ばれました。
 唄先生は昭和26年から36年間、本学法学部の教員として教育・研究に貢献されるとともに、国家、社会に多大な貢献をされました。
  特に医事法学の分野における業績は極めて顕著であり、日本医事法学会の設立・運営の中心的な役割をされました。

唄 孝一 名誉教授略歴

大正13年3月18日 大阪府に生まれる
昭和22年3月 東京大学法学部政治学科卒業
昭和25年9月 東京大学法学部大学院特別研究生修了
昭和26年4月 東京都立大学講師(人文学部勤務)
昭和27年4月 東京都立大学助教授
昭和35年6月 東京都立大学教授(法経学部勤務)
昭和41年4月 東京都立大学教養部長
昭和44年12月 日本医事法学会創立に参加し、理事・事務局長となる
昭和45年8月 世界医事法学会副会長となる
昭和46年4月 東京都立大学法学部長
昭和54年12月 日本医事法学会代表理事となる
昭和62年3月 東京都立大学を定年退職
同 年 6月 東京都立大学名誉教授
平成6年11月 叙勲(勲二等瑞宝章)
平成15年11月文化功労者に選ばれる

■著書

◆19880906 『死ひとつ』,信山社,275p. ISBN: 4882610426 2500 [amazon][kinokuniya] ※

◆唄 孝一 1990 『生命維持治療の法理と倫理』,有斐閣,453+8p. <352>
◇Bai, Koichi (唄 孝一) 1990 Law and Ethics of Life Support Medicine(『生命維持治療の法理と倫理』), Yuhikaku (有斐閣), 453+8p. <352>

■編書

◆唄 孝一 編 19830916 『医療と法と倫理』
 岩波書店,547+4p. 6300 ※ *d01
◇Bai, Koichi (唄 孝一) ed. 1983 Medicine, Law and Ethics(『医療と法と倫理』), Iwanami Shoten (岩波書店), 547+4p.

◆唄 孝一 編 19850701 『医療と人権』(明日の医療9),中央法規出版,348p. 4800< *d01

◆唄 孝一 編 19870310 『医の倫理』,日本評論社,講座・21世紀へ向けての医学と医療1,編集代表:森亘 278p. 4535807019 4725(2920) [kinokuniya] *d01
◇Bai, Koichi (唄 孝一) 1987 Ethics of Medicine(『医の倫理』), University of Tokyo Press (東京大学出版会), 278p.

◇Bai, Koichi(唄 孝一) ; 石川 稔 eds. 1995 Family and Medicine: Eexaminations from Jurisprudence(『家族と医療――その法学的考察』), Kobundou (弘文堂), 457p. <168>



◆20020822 「インフォームド・コンセント」
 市野川編[2002:037-043]*
*市野川 容孝 編 20020822 『生命倫理とは何か』
 平凡社,202p. 2400 ※
◆20001203 11:25-12:10 「学会30年の歩み:回顧と点検」
 第30回日本医事法学会総会
 シンポジウム3「医事法学会(界)30年の歩み」

◆1965   「治療行為における患者の承諾と医師の説明」
 『契約法大系』補巻、1965年2月、有斐閣→唄『医事法学への歩み』、1970年3月、岩波書店、第1章「医事法の底にあるもの」に再録
 cf.立岩 2001**** 「自己決定権」,『哲学・思想翻訳語辞典』,論創社 【了:19991216】
 「医事法学の先駆者・第一人者である唄孝一の1965年の論文(「治療行為における患者の承諾と医師の説明」『契約法大系』補巻、1965年2月、有斐閣→唄『医事法学への歩み』、1970年3月、岩波書店、第1章「医事法の底にあるもの」に再録)の中で、医療行為についての患者のpersonale Selbstbestimmungの訳語として「個人の自己決定権」が使われている。」
◆19680121 「心臓移植への法的提言」
 『朝日ジャーナル』1968-1-21→唄[1989]
◆19700320 『医事法学への歩み』 岩波書店,447p. 3500 ※
◆1971   「イギリスにおける臓器移植の法的状況 1〜13」
 『法律時報』43-10,43-11(1971),44-2,44-3,44-4,44-9,44-11,
 44-13(1972),45-2,45-4,45-5,45-6,45-7(1973)→唄[1988]
◆1972 「医療における法と倫理」
 『medicina』9-1  
◆1973 「健康権についての一試論」
 『公衆衛生』37-1  
◆1974 『生命科学ノート』
 東京大学出版会
◆197409 「科学と法と生命と」
 松尾孝嶺他[1974]
◆197411 「現代医療における事故と過誤訴訟」
 唄・有泉編[1974]
◆唄 孝一・有泉 亨 編 197411 『医療事故・製造物責任』
 日本評論社
◆197411 「ライフサイエンスと法」
 日本医師会編[1974]
◆1975 「イギリスにおける臓器移植の近況――ドナー・カードと型合せセンター」
 『とらんすくりぷと』4→唄[1988:v]
◆1975 「医事法の道しるべ」
 『医学教室(第二版)』7
◆19760701 「解題・カレン事件――シュピリア・コートの場合」
 『ジュリスト』616→唄[199011:247-288]
◆19761001 「続・解題 カレン事件――シュプリーム・コートの場合」
 『ジュリスト』622→唄[199011:289-329]
◆1977 「生きる権利・死ぬ権利――いま法学が直面する一つの課題として」
 『世界』375→唄[199011:365-380]
◆1978 「医療問題――死に対する医事法学的接近」
 『現代法律学全集』51,筑摩書房
◆1978 「移植の旅」
 『現代法律学全集』51,筑摩書房 月報  
◆1978 「アメリカ判例法における輸血拒否――「死ぬ権利」論の検討過程における一つのデッサン」
 『東京都立大学法学会雑誌』18-1・2(喜多川篤典教授追悼号)
 →唄[199011:003-098]
◆1979 「かいまみたホスピス」
 『人間の医学』16-2→唄[199011:388-394]
◆1980 「続・イギリスにおける臓器移植の法的状況」
 『法律時報』52-3,4,5,9,10,11→唄[1988]
◆19801117 「ホスピスにみる医の心」
 『朝日新聞』1980-11-17夕刊→唄[199011:395-397]
◆19800315 「カレン事件をめぐって――ミューア判事にきく」
 『ジュリスト』712(19800315),713(19800401),714(19800415)
 →唄[199011:331-361]
◆1981 「カリフォルニア自然死法の成立過程」
 『東京都立大学法学会雑誌』22-1→唄[199011:439-402]
◆1982 「続・死に対する医事法学的接近 1・2」
 『法律時報』54-1,2→唄[1988]
◆1983 「ターミナル・ケアと法」
 『診断と治療』71-5→唄[199011:381-387]
◆19830719 「尊厳死の”虚像”を憂える――米報告書の精密な検討を」
 『朝日新聞』1983-07-19夕刊→唄[199011:398-400] et
◆編 19830916 『医療と法と倫理』
 岩波書店,547+4p. 6300 ※
◆19830916 「アメリカにおけるいわゆる「死ぬ権利」(?)判決の動向――医療と裁判との間で」
 唄編[1983:462-510]→唄[199011:099-149] ※ et
◆他? 1984 「臓器移植の比較法的研究」
 『比較法研究』46  
◆唄 孝一 19840220 「「生命の質」論の位置づけ」
 井上・小林・塚田・渡辺編[1984]*
 井上 英二・小林 登・塚田 裕三・渡辺 格 編 19840220
 『個体と集団――シンポジウム「個体と集団」より』
◆編 19850701 『医療と人権』(明日の医療9)
 中央法規出版,348p. 4800
◆内田 義彦・川喜田 愛郎・唄 孝一 19850701 「人間・病・医療・科学」
 唄編[1985:1-21]
◆198510 「脳死問題に対するわが法学者の対応 1〜3」
 『月刊法学教室』61-63(1985-10〜1985-12)  
◆19861110 「「社会と法」からみた脳死」
 医療技術と人間の生命特別委員会におけるヒアリング19860324
 →日本学術協力財団・・[1986:133-138]
◆編 19870310 『医の倫理』
 日本評論社,講座・21世紀へ向けての医学と医療1,編集代表:森亘 278p. 4535807019 4725(2920) [kinokuniya] *d01
◆19870310 「「医」の倫理と「バイオエシックス」との間」
 唄編[1987:3-38 ]
◆19870310 「アメリカにおける社会的合意の探究と形成:いわゆる大統領委員会の構造と役割」
 唄編[1987:253-273] et
◆19880408 『臓器移植と脳死の法的研究――イギリスの25年』★
 岩波書店,xiii+433+22p. 9200 ※/杉並498
◆19880915 「「氏」二題」(コラム)
 黒木・村武・瀬野編[1988:183-186]
◆19890620 『脳死を学ぶ』
 日本評論社,583p.  杉並490
◆19830916 「はしがき」
 唄編[1983:v-xi]  ※
◆19901130 『生命維持治療の法理と倫理』★
 有斐閣,453+8p. 10300 ※ d

■雑誌論文

◆198410 「イギリス(臓器移植の比較法的研究<シンポジウム>――各国の立法)」
 『比較法研究』46:049-061
◆1968 「臓器移植の法的考察」
 『法学セミナー』152
◆19681007 「死の「定義」と死の「認定」――医師と法律家と人々の役割に視点をおいて」
 『順天堂医学』16-1(658)
◆19710815 「死亡及び死体に関する覚書 二」
 『ジュリスト』0785
◆1972 「MEへの医事法学的接近――MEと社会と法―― 」
 『医用電子と生体工学』10-4
◆1972 「臓器移植における提供者側の意思――英米における動向」
 『私法』34
◆1972 「臓器移植における医療と法」
 『日本移植学会雑誌』8-2
◆1972 「臓器移植における法と倫理」
 『日本移植学会雑誌』8-2
◆1972 「医事法学会が「望みなき(?)患者の治療」を論ずることの意味と方法(第3回日本医事法学会シンポジウム司会)」
 『法律時報』44-13
◆1973 「腎移植普及の条件」
 『とらんすくりぷと』1
◆1974 「ライフサイエンスと法」
 『日本公衆衛生雑誌』21-5
◆1976 「解題・カレン事件――シュピリア・コートの場合」
 『ジュリスト』0616
◆1976 「続・解題・カレン事件――シュプリーム・コートの場合」
 『ジュリスト』0622
◆1976 「医療における法と倫理」
 『法哲学年報』1975(法と倫理)
◆1977 「生きる権利・死ぬ権利――今法学が当面する一つの課題として」
 『世界』305
◆1978 「生命の人工調節と法とのかかわりあい」
 『産科と婦人科』46-1
◆1978 「アメリカ判例法における輸血拒否――「死ぬ権利」論の検討過程における一つのデッサン」
 『東京都立大学法学会雑誌』18-1・2
◆1979 「デンマークの臓器移植法(世界の腎移植7)」
 『とらんすくりぷと』9
◆1979 「かいま見たホスピス」
 『人間の医学』16-2
◆1980 「カレン事件をめぐって――ミューア判事に聞く――(上・中・下)」
 『ジュリスト』0712・713・714
◆1982 「続・死に対する医事法学的接近 3〜」
 『法律時報』54-3〜
◆1983 「脳死論の当面する諸問題」
 『自由と正義』34-7
◆1983 「脳死とある法学者とのかかわり」
 『人間の医学』20-3
◆19830901 「生命維持治療を受けない条件(1)――大統領委員会報告は「尊厳死」を認めたか」
 『判例タイムズ』34-21(500):053-057→唄[199011:151-244] ※COPY et
◆19831001 「生命維持治療を受けない条件(2)――大統領委員会報告は「尊厳死」を認めたか」
 『判例タイムズ』34-23(502):039-042→唄[199011:151-244] ※COPY et
◆19831101 「生命維持治療を受けない条件(3)――大統領委員会報告は「尊厳死」を認めたか」
 『判例タイムズ』34-25(504):022-026→唄[199011:151-244] ※COPY et
◆1984 「新状況下での脳死論」
 『臨床成人病』14-4
◆19840101 「生命維持治療を受けない条件(4)――大統領委員会報告は「尊厳死」を認めたか」
 『判例タイムズ』35-01(510):048-056→唄[199011:151-244] ※COPY et
◆19840201 「生命維持治療を受けない条件(5)――大統領委員会報告は「尊厳死」を認めたか」
 『判例タイムズ』35-03(512):044-046→唄[199011:151-244] ※COPY et
◆19840301 「生命維持治療を受けない条件(6)――大統領委員会報告は「尊厳死」を認めたか」
 『判例タイムズ』35-06(515):041-044→唄[199011:151-244] ※COPY et
◆19840401 「生命維持治療を受けない条件(7)――大統領委員会報告は「尊厳死」を認めたか」
 『判例タイムズ』35-08(517):031-040→唄[199011:151-244] ※COPY et
松田 道雄・唄 孝一[対談] 19840905 「日本の医療を問う」
 加藤・森島編[1984:176-208]*
 *加藤 一郎・森島 昭夫 編 19840905
 『医療と人権――医者と患者のよりよい関係を求めて』
 有斐閣, xii+458p. 3900
◆198410 「序ー1 報告の趣旨,問題の限定(臓器移植の比較法的研究<シンポジウム>)」
 『比較法研究』46:002-011
◆198410 「その他(臓器移植の比較法的研究<シンポジウム>――各国の立法)」
 『比較法研究』46:073-078
◆198410 「質疑応答――討論に学ぶ――むすびに代えて(臓器移植の比較法的研究<シンポジウム>)」
 『比較法研究』46:140-146
◆19850115 「脳死と民法ー上ー(現代社会と民法学<特集>――人間存在の根本に触れる諸問題)」
 『ジュリスト』0828:057-066
◆19850315 「医療の科学性・倫理性と法の役割(昭和59年度家族計画・優生保護法指導者講習会――人権としての生命倫理について)」
 『日本医師会雑誌』093-6:1027-1038
◆198512 「聞き書き 動き出したデンマークの脳死」(特集:揺れ動く生命観) 『理想』631:87-99
◆19871101 「医薬品の臨床試験と倫理」(医と法と倫理・1) 『法律時報』59-12(728):037-41 ※COPY
◆1988 「脳死論の論理――日医「最終報告批判」」
 『世界』520
◆198804 「続・続・イギリスにおける臓器移植の法的状況ー1ー最近事情を速報する(医と法と倫理ー3ー)」
 『法律時報』60-05:133-130
◆198805 「続・続・イギリスにおける臓器移植の法的状況ー2ー臓器供給改善のための勧告(医と法と倫理ー4ー)」
 『法律時報』60-06:129-126
◆198806 「続・続・イギリスにおける臓器移植の法的状況ー3ー新生児の臓器移植と無脳児の問題(医と法と倫理ー5ー)」
 『法律時報』60-07:143-139
◆198810 「脳死論の論理―日医「最終報告書」批判」
 『世界』520:241-54
◆198810  「脳死論の論理――日医〔日本医師会〕「最終報告書」批判」
 『世界』520:241-254
◆199005  「医の倫理」
 森亘・本間三郎編『21世紀へ向けての医学と医療』,日本評論社 :007-056 ※
◆19900801 「医事法学者と生命倫理・二題(医と法と倫理6)」
 『法律時報』62-09:107-106
◆19920701 「ニュー・ジャージーのこころみと体験(1)」(医と法と倫理・11)
 『法律時報』64-08(790):124-128 ※
◆19931101 「医事法学者は医療のために何ができるか――医事法学から医学原論を」
 『ジュリスト』1033:058-067 ※COPY
◆1994 「インフォームド・コンセントと医事法学」
 『第1回日本医学会特別シンポジウム記録集』:018-029 ※
◆199904 「「婚姻予約」そして「死亡」」
 『上智法学論集』43-1:131-158 ※
◆1996 「患自己決定法(合衆国連邦法)の虚と実(序説)――「ニュー・ジャージーのこころみと体験」の付録として」
 『法律時報』68-4:118-115 ※

◆唄 孝一・人見 康子 1979 「体外受精と医事法」(対談) 『Law School』4

 ※は生存学資料室にあり

■言及


REV:..20050504
生命倫理  ◇医療と法(学)  ◇日本医事法学会  ◇安楽死・尊厳死  ◇WHO

TOP HOME (http://www.arsvi.com)