last update:20100221
■紹介
1974年生まれ。4歳時より外界とつながっている感覚が乏しく、「自分は何者なのか」という問いに苦しみ続ける。虚弱で伏せがちな中高時代を過ごし、かといって原因もわからず、うつ浸りな思春期を過ごす。15〜16歳のときに教科書が読めなくなり、しばらく登校できなくなる。大学時代は関東聴覚障害学生懇談会にて聴覚障害学生と共に活動しながら、音声で話すことに高いハードルを感じる自分の言葉として手話を習得する。低血圧症、うつ病と、「自分のおかしさ」の原因をみつけたと思っては「やっぱり違う」と思わされることをくり返し、2006年、アスペルガー症候群の存在を知り、診断名をもらう。[『前略、離婚を決めました』著者紹介より]
■著書
◇綾屋 紗月 20090803 『前略、離婚を決めました』,理論社,260p. ISBN-10: 4652078471 ISBN-13: 978-4652078471 \1470 [amazon]/[kinokuniya] ※
◇綾屋 紗月・熊谷 晋一郎 20080910 『発達障害当事者研究――ゆっくりていねいにつながりたい』,医学書院,シリーズ ケアをひらく,219p. ISBN-10: 4260007254 ISBN-13: 978-4260007252 \2100 [amazon]/[kinokuniya] ※ a07
■学会発表等
◇綾屋 紗月・熊谷 晋一郎 20070916 「アスペルガー症候群の当事者研究」,障害学会第4回大会 於:立命館大学