日本学術振興会人文社会科学振興のためのプロジェクト事業の
「ボトムアップ人間関係論の構築」プロジェクト
◆2005/08/24 クラインマン講演会 (→ご本人は来日中止)
◆2005/09/04 A.フランク シンポジウム
*サトウさんより
2005年8月24日にアーサー・クラインマン教授(「病いの語り:慢性の病いをめぐる臨床
心理学」・「臨床人類学:文化の中の病者と治療者」などの著者)を迎えて、講演会
とシンポジウムを行ないます。ご興味をお持ちの方は、ご予約(必須・人数限定)のう
え、ご来場ください。
以下、転載歓迎
***********************
この8月に神戸で開かれる第18回 世界心身医学会議にご出席のクラインマン教授の
ご厚意により、京都にて講演とシンポジウムの会を行うことになりましたので、お知
らせいたします。なお、企画は、一部変更になる場合がございます。最新情報は、最
後に記載しております、企画のウェブでご確認ください。
なお、本企画への参加は事前予約者のみとさせていただきます。ご予約をお待ちし
ております。
企画タイトル:多分野連携における医療人類学の可能性:アーサー・クラインマン先
生を招いて 〜それぞれのヘルス・ケアをつなぎ、紡ぎ、橋渡しする。
企画趣旨
病いや障害は、生活、人生、人間関係、社会といったさまざまな物事のつながりの
中で生じるできごとである。これまでは、各種医療分野、福祉、行政、その他のさま
ざまな領域が、それぞれの専門性に基づいて関わってきた。しかし、そのような専門
性は、病む人や障害に悩む人に対して高度な知識と技能を生み出してきた一方で、こ
と他の専門領域との連携において、柔軟性を欠くものであったことは否めない。今日
医療人類学は、保健・医療・福祉に関わる様々な領域で関心を持たれている。そして
その関心はおそらくそれぞれの専門領域を超えて共通している。それは、社会文化的
視点から人間をトータルに捉えようとする文化人類学のまなざしや手法に裏打ちされ
たものであり、病む人や障害者を、それぞれの時代や土地・人生・人間関係を生きる
生活者としてとしてボトムアップに理解しようとするアプローチにあるのではなかろ
うか。それゆえ医療人類学には、それぞれの専門領域における応用の可能性に加え
て、共通の人間理解に基づいて各種専門領域をつないでいく、橋渡しの役割を担う可
能性を見いだすことができるのである。
今回のシンポジウムでは、アメリカの医療人類学の旗手としてさまざまな分野に影
響をもたらしてこられたクラインマン先生をお迎えし、ヘルス・ケアをめぐる他分野
連携における医療人類学の可能性を探りたい。[企画・辻内琢也(早稲田大学)]
なお、混雑が予想されるため、本企画への参加は、事前予約者のみとさせていただ
きます。ご予約・ご参加をお待ちしております。
日程・参加方法
■日時 2005年8月24日(水)13時から
■場所
立命館大学 衣笠キャンパス
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/access/kinu.html
創思館カンファレンスルーム
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/kikaku_2002/rin_kyou9/k-map-soshi.gif
■参加費 資料代として、1000円を当日申し受けます。
■参加方法
●予約サイトから
予約申し込みサイトから、申し込みをお願いいたします。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/kikaku_2005/kleinman/kleinman.html
●ファクスから
075-465-1987までファックスにて、参加者氏名・ご所属・電話番号・ファクス番号
・レセプションへの参加の有無を記入のうえ、お申し込みください。
なお、こちらから折り返し、予約番号をご連絡いたします。予約番号の発行をもっ
て、申し込みの完了とさせていただきます。
どちらの申し込み方法とも、締切は、8月5日とさせていただきます。また、会場の
都合により、期限前でも参加者が160名を越えた時点で、申し込みを締め切らせてい
ただきます。
■プログラム(予定)
総合司会:サトウタツヤ(立命館大学文学部)
○13:00〜14:30 講演
Arthur Kleinman(Harvard Medical School)
「The Moral Basis of Suffering and Care: Crisis and Opportunity」
通訳=北中淳子(McGill/慶応大学)
○14:30〜17:55 シンポジウム
江口重幸(東京武蔵野病院)
『医療人類学と日本におけるヘルスケア思想の変容』
児島達美(長崎純心大学人文学部)
『治療的コミュニケーション論からみた"疾患"と"病い"の相克の様相』
田垣正晋(大阪府立大学社会福祉学部)
『ライフ・ストーリは障害者問題にどのように貢献できるか?』
岩崎弥生(千葉大学看護学部)
『「病いの語り」の精神看護への適用 〜人生を意味づける〜』
星野晋(山口大学医学部)
『保健士の地域活動(仮)』
座長:松岡悦子(旭川医科大助教授)
シンポジウムは英語での発表になります。日本語のレジメも準備する予定です。
○17:55〜18:00 総括
大橋英寿(放送大学副学長)
○18:00〜 レセプション(レセプション参加費は別途申し受けます)
■主催
日本学術振興会 人文社会科学振興のためのプロジェクト事業の「ボトムアップ人
間関係論の構築」プロジェクト
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/kenkyu_2004/bottomup.htm
国立民族学博物館+医療人類学ワークショップ「研究フォーラム」(共同研究「健
康・医療・身体・生殖に関する医療人類学の応用学的研究」プロジェクト)
■後援
日本質的心理学会
■問合せ先
荒川 歩(立命館大学人間科学研究所)
E-mail arakawaa@fc.ritsumei.ac.jp (参加の申し込みは、下記の申し込み専用
フォームから)
FAX 075-465-1987
■詳細ウェブ・申し込み専用フォーム
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/kikaku_2005/kleinman/kleinman.html
◆◆A.フランク シンポジウム
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/frank/
■日時 2005年9月4日(日)15時から
■場所 立命館大学 衣笠キャンパス[アクセス]
創思館カンファレンスルーム[学内地図]
■参加費 無料
■参加方法 会場の都合上、本企画への参加は、事前予約者を優先し、残席があった場合のみ残席数だけ当日参加を受け入れるというかたちにさせていただきます。
■予約サイトから
予約申し込みサイトから、申し込みをお願いいたします。
■ファクスから
075-465-1987までファックスにて、参加者氏名・ご所属・電話番号・ファクス番号・レセプションへの参加の有無を記入のうえ、お申し込みください。
なお、こちらから折り返し、参加申込み受領の連絡をいたします。参加受領の連絡をもって、申し込みの完了とさせていただきます。
どちらの申し込み方法とも、参加者が160名を越えた時点で、申し込みを締め切らせていただきます。
■プログラム(予定)
第1部:講演会
Arthur Frank(Calgary大学)
"Narrative and the Drama of Illness."
日本語解説=三田地まみ(教育ファシリテーション・オフィス、日本ファシリテーション協 会理事)
第2部:シンポジウム
◆話題提供
田垣正晋(大阪府立大学社会福祉学部)
"Critical discussion on the analysis of experience of the disabled"
今尾真弓(名古屋大学医学部保健学科)
"Mourning work of patients with chronic (kidney) disease."
川口有美子(NPO法人さくら会・日本ALS協会・立命館大学大学院)
"The Catcher on the Web -Find a ALS patients' story through the Internet."
◆指定討論
Arthur Frank・小島康次(北海学園大学)
シンポジウムは英語での発表になります。日本語のレジメも準備する予定です。
18:00〜 レセプション(レセプション参加費は別途申し受けます)
■主催・問合せ先
主催 日本学術振興会 人文社会科学振興のためのプロジェクト事業の「ボトムアップ人間関係論の構築」プロジェクト(代表・サトウタツヤ)
共催 科研費プロジェクト「語りをとらえる質的心理学の研究法と教育法」研究会(代表・やまだようこ)
後援 日本質的心理学会
問合せ先 荒川 歩(立命館大学人間科学研究所)
E-mail arakawaa@fc.ritsumei.ac.jp
FAX 075-465-1987
UP:20050721 REV:0830
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立命館大学