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遡行/遡航・1

「身体の現代」計画補足・830

立岩 真也 2022
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 『遡航』002号(2022/06/30)に掲載された「遡行/遡航」を分載していく。その雑誌の(今のところの)表紙頁は
 http://aru.official.jp/m/index.htm
 ※始まったばかりです。「いいね」などよろしくです。※

遡行/遡航

 「学問」や「研究」について思うこと考えてきたことはあって、それでこの雑誌にも関わるようになった。ただ、それはだんだん書いていくことにする。ここでは言葉のことを少し。そういえば、私は、「遡行」「遡航」という言葉を、わりあい前から使ってきたなと思った。それで検索などしたらいくつか出てきた。ここではそれをたんに並べていく。
 ちみなに「遡行」「溯行」「遡航」「溯航」と4つほどの熟語があるようで、私は「遡行」を使ってきた。このたび「行」ではなく「航」を使うことにしたのは、雑誌の表題として並べた時に2つの漢字の字画・密度があまり違わないほうがよいように思ったこと、そして「航」という字も、船が上流のほうに進んでいくのもよいと思ったことによる。『地獄の黙示録』の影響というわけではない。また、検索したら柄谷行人に『内省と遡行』という本があり、「そういえばあったかな」と思ったが、長く忘れていた。
 そして「溯航」のほうが、やはりなんとなく、並べた時の左右のバランスがよいように思ったので、これで行こうと思った。ただ、今回雑誌ができるにあたってやはり検索してみたら、「早稲田大学大学院文研考古談話会」の発行で『溯航』という雑誌が1987年から刊行されていることを知った。(さらに調べてみると、「早稲田大学考古学専攻院生協議会」が1978年から1981年にかけて、『文研考古連絡誌』という雑誌を出していて、これが第1号から第3号まで刊行されている。そこで『溯航』は第4号から始まったようだ。)同じでいけないとは思わなかったが、やはりかぶらないほうがよいと思って、『遡航』にした。

 続きは以下。次号以降に掲載予定。
1998
2000
2005→現在


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◆立岩 真也 2022/**/** 『人命の特別を言わず*言う』,筑摩書房
◆立岩 真也 2021/03/10 『介助の仕事――街で暮らす/を支える』,ちくま新書,筑摩書房,238p.
◆立岩 真也 2020/11/11 「私たちはそういうことにあまり慣れてないのだが」DPI日本会議,ご寄付、ご支援について


 生存学研究センターのフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20222830.htm
にもある。


UP:2022 REV:
天畠 大輔  ◇博士号取得者  ◇立命館大学大学院先端総合学術研究科  ◇生を辿り道を探る――身体×社会アーカイブの構築  ◇『介助の仕事――街で暮らす/を支える』  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa 
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