私の勤め先の大学院で博士号をとったりした人たちが出した本におまけのようなものを幾つか書いてきた。
→◆立岩が関係した博士論文:http://www.arsvi.com/ts/dt.htm(現在整理中)
それを紹介していきます。これまで5冊を途中まで。6冊めがつい最近出版された
天畠大輔『しゃべれない生き方とは何か』,生活書院
天畠:http://www.arsvi.com/w/td01.htm
そこに書かせてもらったのが
◆「誰の?はどんな時に要り用なのか(不要なのか)」
それを分載していく。その第15回。
査読には通っているようだが、つまらない「含意」が書かれ、つまらない「おち」でおちている論文をたくさん見てきて疲れ気味、ということもあるが、そう思っている。加えて、そのようなひとつひとつ分量内に「まとめ」をつけて、査読に落ちたり、ときに通ったりといったような仕組みのもとでは、書かれていくペースが遅すぎ、書かれるべき量にまったく足りないと思っている。だから、私としては、分業・協業おおいにけっこう、とにかく書いてくださいと思っているし、普通には論文とされないものであっても書いてもらい読んでもらいたいと思っているし、その手前の材料をたくさん集めて、公開していこうと思っている。話してもらった記録を研究者の所有物のように手許におくのでなく、むしろ話し手のものとして、話し手の許可を得て公開していきたいと思っているし、すでにそれを進めている(「生を辿り途を探す――身体×社会アーカイブの構築」→「声の記録」:http://www.arsvi.com/a/arc-r.htm)。
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◆立岩 真也 2022/**/** 『人命の特別を言わず*言う』,筑摩書房
◆立岩 真也 2021/03/10 『介助の仕事――街で暮らす/を支える』,ちくま新書,筑摩書房,238p.
◆立岩 真也 2020/11/11 「私たちはそういうことにあまり慣れてないのだが」,DPI日本会議,ご寄付、ご支援について
生存学研究所のフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20222826.htm
にもある。