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樋澤吉彦『保安処分構想と医療観察法体制』・04 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/3144350302498602

「身体の現代」計画補足・798

立岩 真也 2022


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樋澤吉彦『保安処分構想と医療観察法体制――日本精神保健福祉士協会の関わりをめぐって』表紙

 「□論文審査の結果の要旨/制度の始まりや変更についてそれに関わる学会・業界の対応やその変遷を辿ることの意義は大きい。に△294 もかかわらず研究はわずかである。それでも日本精神神経学会の動きについてはいくらか知られているが、コメディカルと呼ばれる職種や社会福祉の側についてはこれまでほとんど研究がない。本論文で医療観察法とPSWとの関わりの推移が詳細に明らかにされた。しかもその組織は態度を変更している。それは医療観察法をどのように見るか、それへの関わりをどのように考えるかに関わる。そして本研究は職能団体の性格・動態を明らかにしようとする研究でもある。協会の医療観察法への関わりを詳細に辿った本論文が博士論文の水準を十分に超えていることを審査委員は一致して認めた。[…]」


 私の勤め先の大学院で博士号をとったりした人たちが出した本におまけのようなものを幾つか書いてきた。
立岩が関係した博士論文:http://www.arsvi.com/ts/dt.htm(現在整理中)
 それを紹介していきます。これまで4冊を途中まで各々3回。5冊めは
◆樋澤吉彦 201710 『保安処分構想と医療観察法体制――日本精神保健福祉士協会の関わりをめぐって』,pp.291-302
 http://www.arsvi.com/b2010/1710hy.htm
 そこに書かせてもらったのが
◆2017/10/12 「不可解さを示すという仕事」

 この文章、この「「身体の現代」計画補足」という連載にかつて分載したのだった。以下。上に引用したのは●から。

◇2017/10/26 「義務、だと思う:樋澤本に・1――「身体の現代」計画補足・426」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1962581570675487
◇2017/10/28 「審査報告書再掲:樋澤本に・2――「身体の現代」計画補足・427」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1962581570675487
●2017/11/16 「論文審査の結果の要旨:樋澤本に・3――「身体の現代」計画補足・437」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1969968063270171
◇2017/11/17 「手を挙げたことに何が作用していた(いる)のか:樋澤本に・4――「身体の現代」計画補足・438」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1971602936440017
◇2017/11/18 「よいではないか、と思えたのかもしれない、が:樋澤本に・5――「身体の現代」計画補足・439」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/1971617889771855
◇2017/11/21 「多くの大勢による仕事が要るし、既にいくらかはある:樋澤本に・6――「身体の現代」計画補足・440」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/1972111526389158


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◆立岩 真也 2022/**/** 『人命の特別を言わず*言う』,筑摩書房
◆立岩 真也 2021/03/10 『介助の仕事――街で暮らす/を支える』,ちくま新書,筑摩書房,238p.
◆立岩 真也 2020/11/11 「私たちはそういうことにあまり慣れてないのだが」DPI日本会議,ご寄付、ご支援について


 生存学研究センターのフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20222798.htm
にもある。


UP:2022 REV:
博士号取得者  ◇立命館大学大学院先端総合学術研究科  ◇生を辿り道を探る――身体×社会アーカイブの構築  ◇『介助の仕事――街で暮らす/を支える』  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa 
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