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◆立岩 真也 2021/04/25 「続・介助者として働いてみようという本の話――何がおもしろうて読むか書くか 第14回」,『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』129
を分載していきます。『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』
http://www.arsvi.com/m/co.htm
おもしろい雑誌です。定期購読よろしくです。
■実用書を使い実業もする
そしてとにかく、今度の本は実用のための本だ。ヘルパー・ケアワーカー・介助者・介護者、名前はなんでもいいが、足りない。大きくは政治が変わらないとその状態は変わらない。しかしそれもほんとうは簡単なのだというのがこの本のメッセージなのだが、もうひとつ、自分たちでももうすこしなんとか手のうちようはあると思ってきた。
例えば私が住んでいる京都には専門学校や大学がたくさんある。私たちが学生だったときには、制度がなかったから無給の仕事だったが、今は生活費や学費を得る仕事にもできる。しかしあまりそういうことは知られていない。残念だ。そこでこの本を書いた。研修のときにも使ってもらえると思う。
さらに、じつは、会社の立ち上げと運営を手伝っている。以前からNPO法人の「ある」という名称のものはあったのだが、それと別に、二〇二〇年の末、合同会社の「ある」を作った。京都には実績もあり気合も入っている組織がいくつもあるがそれでも足りない。私は大学の教員で、同業者の知人もいる。まずはそういうルートも使って、声をかけようと思い、かけてみて、そして始まった。正確には事業の認可はまだで、いまは他の法人の「ひさしを借りる」かたちなのだが、とにかく始まった。その話は次回に。ヘルパー募集中。立岩〔tae01303@nifty.ne.jp〕まで連絡ください。
※生存学研究所のフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20212733.htm
にもある。
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◆立岩 真也 2020/11/11 「私たちはそういうことにあまり慣れてないのだが」,DPI日本会議,ご寄付、ご支援について
◆立岩 真也 2021/03/10 『介助の仕事――街で暮らす/を支える』,ちくま新書,筑摩書房,238p. ISBN-10 : 4480073833 ISBN-13 : 978-4480073839 820+ [amazon]/[kinokuniya]