「コロナ禍におけるALS」
山陰中央新報記者の取材に
立岩 真也 2021/11/24
■2021/11/24 Zoomで取材受ける ※録音記録あり [voice]
■Mon, 22 Nov 2021 07:34:59 +0900
多賀芳文様
メールいただきました。
1)2)についてはこちら(京都)でもそういう状況はあります。ただ
例えばオンラインでということはできないはずはなく、それを要望すると
今度はプライバシーを理由に断られるが、その人はじつは個室にいるといった
ことがあったり。京都市内の旧国立療養所でのことです。
人手が、というのはわかりますが、今よりよくすることは可能なはず。
3)じつは私も派遣に関わることになりまして、人手不足は実感するところです。
・労働条件をよくすることは言うまでもなく。しかし言うまでもないことが
実現しないので(わずかに国もわずかに額を増やそうとはしているようですが)
言い続けることになります。・もうひとつ、地方・地域によって制度のある/なし、
その供給枠が異なり、かつ行政の担当者等が制度のことを知らない、結果
みなが知らないということがあり、それを変える必要あり、それは可能。
そんなことで
http://www.arsvi.com/ts/2021b1.htm
を書いたのではあります。
今日は午後学校。明日はだいたい自宅にいます。Zoomでのやりとりが多いです。
立岩真也
http://www.arsvi.com/ts/0.htm
■On 2021/11/21 23:07, 多賀芳文 wrote:
> 立命館大学先端総合学術研究科 立岩真也さま
>
>
> 続いて失礼いたします。山陰中央新報報道部の多賀芳文と申します。
> 弊紙で掲載した日本ALS協会島根支部の窮状を掲載した記事をご参考までに添
> 付します。ご察収ください。
>
>
>
> Forwarded by 多賀芳文
> ----------------------- Original Message -----------------------
> From: 多賀芳文
> To: webmaster@arsvi.com
> Date: Sun, 21 Nov 2021 23:00:27 +0900
> Subject: 【取材ご依頼・山陰中央新報】
> ----
>
> 立命館大学先端総合学術研究科 立岩真也さま
>
>
> 突然のご連絡、失礼致します。
> 山陰両県で新聞を発行しております、山陰中央新報報道部の多賀芳文と申します。
> 難病のALS患者でつくる日本ALS協会島根県支部が先日、コロナ禍における
> 患者とその家族の窮状の聞き取り調査をし、弊紙で記事化しました。
> より詳しい追跡記事を今週末にも執筆し、社会の関心を維持できればと考えてお
> ります。ご多忙の折に大変恐縮ですが、以下の点についてお知恵をいただければ
> 幸甚です。ご検討の程よろしくお願いいたします。
>
> 早速ですが、
> コロナ禍の島根のALS患者の状況で、問題点が大きく3点あります。
>
> (1)病院の面会がほぼできない状態が続いており(感染者の波が和らいだとし
> ても)、日常の所作やコミュニケーションを熟知している家族やヘルパーが立ち
> 入れない状態が続いています。
>
> (2)病院の面会ができないため、レスパイト入院を見合わせる家族は、2年間
> に及ぶ介護に疲弊しています
>
> (3)加えて、慢性的なホームヘルパー不足が、コロナ禍でより顕著になってい
> ます。具体的にはALS患者にかかわらず、コロナ禍で在宅療養を選ぶ患者が増えてい
> ることなどが要因のようです。吸引作業に必要な研修もコロナ禍で開催できてお
> らず、ALSに対応する技能を持ったヘルパーが供給されないことも課題です。
>
> 以上、この課題を社会や医療機関がどのように向き合えばよいのか、ご指摘を頂
> ければ幸いです。
>
> 病院の面会制限は、病院側も「感染リスク軽減」「病態によって特別扱いできな
> い」「他の機関が明確な緩和をしていない」などを理由に二の足を踏んでいる向
> きがあります。厚労省や県などが、大まかな判断指標を示すなどして、判断を後
> 押しすることが必要かと個人的には思います。
>
> ヘルパー不足の解消は、根深い課題ですが、コロナ禍で顕在化した課題なので、
> 本気で考える好機ではないかと思っています。
> ---------------------------------
> 山陰中央新報社 編集局報道部 多賀芳文
[…]
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