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『産経新聞』2020-7-21

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 一方、立命館大生存学研究所長で日本障害学会の会長の立岩真也教授(社会学)は、「人の尊厳にかかわる極めて難しい問題であり、慎重に議論する必要がある」と話す。本人の意思で人工呼吸器を譲ることについても「自己犠牲で他者の命を救う立派な行動として、受け入れたくなる考えではある」と一定の理解を示しつつも、「それをルールや提言として人に勧めることは賛成できない」という。患者に人工呼吸器を取り外す選択を認めることは「自死を認めること」として、「本人の意思であっても、『人の命を大切にしよう』という倫理から考えれば、周囲の人は認めるわけにいかない」と説明する。また、こうした議論が、現在人工呼吸器を使用している患者や障害者に、「自分の人工呼吸器を差し出すよう望まれるかもしれない、という不安を生じさせている」との懸念も示す。

 一方、立命館大生存学研究所長で日本障害学会会長の立岩真也教授(社会学)は、「議論するというなら根本からするべきだ」と話す。人工呼吸器を譲った人がいたとして、「自己犠牲で他者の命を救う立派な行動と受け止めるのはわかる」、だがそれを社会が認め、人に求めることは、「犠牲になるその人の命を無くすること、自殺することを認めること」であり、「命を救うのがよいというのと反対のことを肯定することになる」という。また、「生産せず、足りないとされているものを使っている自分があてにされている」と、人や技術を使って生きていて肩身が狭い気もちにさせられている人たちにさらに肩身が狭い思いをさせるという。「犠牲がどうしても避けられない状況ならともかく、そんな状況でなくすることもできるのに、それを飛び越して大雑把すぎる議論がなされている」という。


編集の都合もありますが、一言二言は入れられると思います。難しい内容にもかかわらず、紙面に限りがあり、ご配慮いただいたき恐縮です。
来週中掲載の見通しです。

別記事でこうした事態を避けるため、集中治療の体制強化を訴え国に働きかけている医師の話をつけます。例の研究会の話は、今回は取り上げません。

お写真ありがとうございます。

産経新聞 石川有紀
090-****-****

2020年6月19日(金) 9:45 立岩真也 <tae01303@nifty.ne.jp>:

石川様

返信おそくなってすみません。だいたいこうなると思いますが
1)何字まで増やすこと可能ですか?(可能としてほんのすこしであることはわかっています)
2)いつまで?
3)写真は
http://www.arsvi.com/ts/p.htm
http://www.arsvi.com/ts/p2.htm
にあります。

立岩

http://www.arsvi.com/ts/0.htm
コロナ
http://www.arsvi.com/d/id.htm


On 2020/06/18 16:37, 石川有紀 wrote:
> 立命館大生存学研究所 立岩真也先生
>
> 先日はオンラインでの取材にお時間いただき、ありがとうございました。
> 記事は、日本でも新型コロナで集中治療体制が一時逼迫した状況を踏まえて、
> 「命の選別」の議論が出ていることについて、
> 高齢者が若者に譲る意思表示を提案した医師の石蔵文信先生の記事とともにご紹介します。
>
> 立岩真也先生のインタビューは以下のようにまとめております。
> 手直しが必要な部分がございましたら、お知らせください。
> また、紙面掲載用にプロフィール写真をご提供いただけますでしょうか。
>
> *************************************
>
> 見出し仮・「命の選別」めぐり議論
>
>  新型コロナウイルスの医療崩壊を理由とした「命の選別」をめぐる議論についてはさまざまな意見がある。
> 〜石蔵先生のお話(中略)、死生観を家族で話し合う機会にといった内容です〜
>
>  一方、立命館大生存学研究所長で日本障害学会の会長の立岩真也教授(社会学)は、「人の尊厳にかかわる極めて難しい問題であり、慎重に議論する必要がある」と話す。
>  本人の意思で人工呼吸器を譲ることについても「自己犠牲で他者の命を救う立派な行動として、受け入れたくなる考えではある」と一定の理解を示しつつも、「それをルールや提言として人に勧めることは賛成できない」という。
>  患者に人工呼吸器を取り外す選択を認めることは「自死を認めること」として、「本人の意思であっても、『人の命を大切にしよう』という倫理から考えれば、周囲の人は認めるわけにいかない」と説明する。
>  また、こうした議論が、現在人工呼吸器を使用している患者や障害者に、「自分の人工呼吸器を差し出すよう望まれるかもしれない、という不安を生じさせている」との懸念も示す。
>
>
> 以上、よろしくお願いいたします。
>
>
> ☆・・・・・・・・☆・・・・・・・・・☆
> 〒556−8661
> 大阪市浪速区湊町2−1−57
> 産経新聞 大阪本社社会部
>
> 石川 有紀
> Ishikawa Yuki ???? ??
   […]
> ☆・・・・・・・・☆・・・・・・・・・☆
>
> 2020年6月11日(木) 7:40 立岩真也 <tae01303@nifty.ne.jp>:
>> 石川有紀様
>>
>> 取材わかりました。
>> 今日9時半から長い(オンラインの)会議で
>> 終わるのは12時すぎになるかと思います。そのあとになると思います。
>> このごろは取材もSkypeなどでということが多いです。
>>
>> 立岩真也
>> http://www.arsvi.com/ts/0.htm
>> コロナ
>> http://www.arsvi.com/d/id.htm
>>
>>
>> On 2020/06/10 13:18, Institute of Ars Vivendi Ritsumeikan University wrote:
>>
>> 立岩先生
>>
>> いつもお世話になっております。
>> 衣笠リサーチオフィスの平田です。
>> 下記、産経新聞社より、
>> 立岩先生への取材依頼がございましたので転送します。
>> お手数ですが取材可否のご連絡を
>> 先方と直接やり取りいただけますでしょうか。
>> 何卒よろしくお願いいたします。
>>
>> ↓以下取材依頼です。よろしくお願いいたします。
>>
>> -----Original Message-----
>> From: 石川有紀 <*@sankei.co.jp>
>> Sent: Wednesday, June 10, 2020 11:13 AM
>> To: 立命館大学 生存学研究所事務局(ars-vive) <ars-vive@st.ritsumei.ac.jp>
>> Subject: 立岩真也先生への取材のお願い(産経新聞石川)
>>
>> 立命館大生存学研究所 平田様
>>
>> お世話になっております。
>>
>> 先ほどお電話を差し上げました産経新聞の石川と申します。
>>
>> 立岩真也教授への電話取材のお願いでご連絡いたしました。
>>
>> 新型コロナの感染拡大に伴う集中治療体制の逼迫について記事をまとめております。
>> 立岩先生の現代ビジネスの寄稿を拝見して、以下のような点についてコメントをいただきたいと考えております。
>>
>> @政府の専門家会議や医学界からは、日本で感染爆発が起これば「治療の優先度をつける必要に迫られる局面も想定される」と言及がありました。本来命は平等とされ、医療現場で倫理的に厳しい判断を迫られるとして、ガイドラインの必要性や、治療を譲る意思表示について議論があることについて、お考えをお聞かせください。
>>
>> A海外で集中治療受け入れや人工呼吸器不足により「命の選別」と呼ばれる厳しい状況もあったことを踏まえ、
>>
>> 医療がひっ迫した場合に、結果的に命の選別となるようなことが起こらないためにどうすべきか。
>>
>>
>> お忙しいと存じますが、ご都合をお聞かせいただきお電話差し上げたいと思います。
>> よろしくお願いいたします。
>>
>> ☆・・・・・・・・☆・・・・・・・・・☆
>>
>> 〒556−8661
>> 大阪市浪速区湊町2−1−57
>> 産経新聞 大阪本社社会部
>> 石川 有紀
>> mobile:*
>> TEL:*
>> FAX:*


UP:2020 REV:2020
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