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木村英子・続2/『往き還り繋ぐ――障害者運動於&発福島の50年』

「身体の現代」計画補足・626

立岩 真也 2019
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/2390845737849066

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◆09/06社会運動史・アーカイヴィングについての催
 http://www.arsvi.com/2010/20190906.htm
 おいでください。参加しようかなという人&情報保障いりような人(早めに)→立岩(tae01303@nifty.ne.jp)まで
◆青木千帆子・瀬山紀子・立岩真也・田中恵美子・土屋葉201909『往き還り繋ぐ――障害者運動於&発福島の50年』,生活書院
 http://www.arsvi.com/b2010/1909ac.htm

 以下、聞き取り・インタビューの記録を残すことに関連して。

◆2019/07/31 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/1156482109684379649
 「木村英子頁更新。「たぶん僕らが〔1986年に〕インタビューしてから10年は経ってないんじゃないですか。…赤窄さん。とんがった感じが、確かしたんです…とんがった女の子やなとは思ったけど…〔1995年〕急激に偉くなってた、10年経つ間に。」→arsvi.com/w/ke04.htm #れいわ新選組」

◆2019/08/01 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/1156734831872446465
 「障害者者自立応援センターYAH!DOみやざきの山之内俊夫へのインタビュー記録を掲載→ arsvi.com/2010/20180926y… 2018年9月、於:宮崎市YAH!DOみやざき事務所 おもしろいです。こんど国会議員になった木村英子さん(れいわ新選久美)との1995年の出会いについても語られています。」

青木千帆子・瀬山紀子・立岩真也・田中恵美子・土屋葉『往き還り繋ぐ――障害者運動於&発福島の50年』表紙

[表紙写真クリックで紹介頁へ]

 『往き還り繋ぐ――障害者運動於&発福島の50年』の「はじめに・いきさつ」
http://www.arsvi.com/ts/20190031.htm
には以下。

 「[…]
 *挨拶が終わった後の補足
 八〇年代の調査は、さきに記したメモと文字起こししたものを綴じたファイルによると、八五年六月から八七年四月にかけて三四回は――「は」、と言うのは、相模原でのもののように記録が失われているものもあるから――行なわれた。『生の技法』の「はじめに」を見ると、一〇〇人余りの人に話をうかがったとある。また五三名の方々の名前が列記されている。こちらにある調査の経緯についての記録は本書出版前には公開する。文字起こしした記録も、手書きのものありワープロで入力して印字したものあり(もとのファイルはない)なのだが、可能でまたその気になったものについては、入力しなおすなどして公開できればと思う。ただ、あの時のものだって使えるかもと思ったのはほぼ今日なので、その過去の記録は本書にはほとんど生かすことができない。
 それでも、こんなことを付記するのは、(「ぎりぎり」の後の)ほんとうの作業最終日の今日(七月二一日)は参議院議員の選挙の日で、れいわ新選組から木村英子が立候補しているのだが、私と石川准はその人に、一九八六年三月、東京都国立市の喫茶店スワンでインタビューしているのだ(赤窄[i1986]=木村[i1986])――今回は文献表に同じものを二つ載せてみた)。当時は赤窄(あかさこ)英子だった。B5の紙三四頁の記録がある。それ以来、彼女にはたぶん一度もお会いしていない――「たぶん」、と言うのは、「はじめまして」と挨拶すると、高い割合で相手からはじめてではないことを言われて恐縮するからだ。ただ、何度か彼女のことを聞くことはあった。近いところでは二〇一八年九月、宮崎市で山之内俊夫にインタビューした時(山之内[i2018])だ。山之内は東京でずいぶん木村に鍛えられて宮崎に戻ったのだと話した。さらに加えれば、私は昨日(=投票日の前日)、二〇一六年七月二六日に相模原の施設で起きた殺傷事件に関わる本の紹介を『朝日新聞』に書いたのだが(立岩[2019d])、そこで紹介した本の一冊は「生きている!殺すな」編集委員会編[2017]で、そこには木村の「私が地域へ帰るとき」(木村[2017])も収録されている。さらに、その事件の翌年の五月「津久井やまゆり園事件を考える集会」が開催され、「津久井やまゆり園の建替えに関する提言書」が出された時、そのよびかけ人のところに、「室津滋樹 グループホーム学会」(横塚[1975→2007:157])とともに「栗城シゲ子 くえびこ代表」を見た時、ああとても長い時間の後で、と思い、あれからずっと活動されてきたのだなと思った。こんなふうに、途切れながら、いろいろがつながっていく。ここまで書いて、寝て、七月二二日夜明けのだいぶ前、最後の仕事をと起き出したら、木村英子当選確実〜当選、との報あり。」(pp.11-12)br>

 生存学研究センターのフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20182626.htm
にもある。


UP:2019 REV:
立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇病者障害者運動史研究 
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