このちっちゃいかわいい文庫本、文庫版になっている本は、25年前、正確にいうと26年に近いんですが、普通の本のサイズで出ていました。3,000円ぐらいしたんですけど、2012年に第3版を出して、値段も安くなっています。皆さんに買ってもらえる値段になった、この講習の費用のなかに含めることができるようになったんです。もとはといえば1990年、増補改訂版が1995年、それも古くなったんでよろしくないっていうんで、2012年、新しくしたんです。だけどやっぱり2012年からだっていろいろ変わりもあるわけです。あるいは本に出てくるいろんな人がいる。もし興味があったら、興味が出てきたら、この〔人の表紙〕ページから行ってもらって、たとえばこの第1章っていうのは安積純子(あさかじゅんこ)。これは戸籍名で、今はほとんど安積遊歩(あさかゆうほ)っていう名前でやっているんですが、その人に関する情報が出てきます。
この甲谷さんて、今、画面に出てる人は、からだ系っていうか、舞踏、体を動かして、踊って、パフォーマンスっていうかアートっていうか、表現する人たちいるじゃないですか、そういう人たちの体を見てあげるっていう仕事をしていたんです。それで、そういう知り合いがいっぱいいて、まあ比較的時間が自由になる人もいて、そういう人たちが最初ボランティアみたいな形で入ったんだけども、でもやっぱ24時間365日いるから。これはたいへん、困ったって言ってたんです。彼をサポートするっていうか、してる、取材したことある京都新聞の記者とかね、それからさっき言った東京で事業やってる人とか、そういう人たちがたまたま私の周りにいて、そんなんで彼と付き合うようになって。
で、これはそのネットワーク、直接関係ないだけど、たとえば和歌山。京都の隣の和歌山で何年か前にやっぱり同じ障害の、ALSの人が裁判やって、なぜか24でなくて23時間、裁判所が出せっていうことを行政に命令するっていうか、そういう判決が下ったことがあります。裁判はちょっとしんどいですが、多くの場合、その弁護士が介在するっていっても裁判まで持ってかれること少なくて、弁護士が役所に交渉するっていうか、この人はこれだけいるんだから出してくださいよってことを言う。そうすると、東京とか大阪とか、そういうのに慣れてる役所は弁護士バッジぐらいじゃあんまりびびらないんだけれども、わりと地方に行くと、弁護士ってのはまだちょっとは偉いっていうか、そういう職業のようで、わりと言うことを聞くっていうようなことがあるらしくて、ここ数年は弁護士が入って交渉するっていうようなことになっています。この下のほうに、「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット」っていうのがあります。これクリックしてもらうと、われわれのこのページに行って、で、そこはそこで自分のところの事務局のホームページがあるので、そこを見てもらうことができます。〔本として介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット編、201610、『支援を得てわたしらしく生きる!――24時間ヘルパー介護を実現させる障害者・難病者・弁護士たち』〕。
ちなみにこれに関わったのは、神奈川を中心とする「青い芝の会」の人たちで、それに関わった人たちが何人かいます。僕はそこにいた横塚晃一というおじさんが、生前1回も会ったことないてすが、ちょっとフェイバリットです。昨日やっぱり『映像の世紀』を見てたら、チェ・ゲバラが出てきて、やっぱりゲバラかっこいいなとか思ったんですけど、ゲバラがかっこいいなというのは普通じゃないですか。ガンジーとかね。それは普通なので。僕はそういう普通の人は、それはお任せして、私のフェイバリットは横塚晃一だということにしてるんです。今日、せっかくなので言うだけ言っておきますね。
というのと、それから、2013年に80で亡くなった、横田弘さんってじいさんがいて、僕は、彼とは話すことができて。3回しゃべったので、その人との対談集とかが出たりしています。マニアになりたい人はどうぞ。というかね、マニアになりたくなくてもけっこうおもしろいと思います。
だけど、それだけじゃなくて、ボランティアって、なんか言葉としてもいいけど、ボランティアでやるっていうのはいいのかなっていう話もあったのね。これは、ちなみに、理論的にはまだ決着がついてないテーマかもしれなくて。私、いろんな変な本、変じゃなくてちゃんとした本をいっぱい書いてるんですが、『差異と平等』っていう本を何年か前に書いてます。堀田さんっていう倫理学と哲学をやってる人と一緒に書いた本なんだけど、この本は、堀田さんが、介助っていうのは本来は無償であるべきだっていう主義主張を展開し、いや、僕は、お金払ってもいいんだよ、お金もらってもいいんだよっていう話をしてる。そういう本です。両方が理屈を述べ合っているっていう、そういう本なんです。もし興味があれば見てください。
1つ追加するとすると、その文章、これです。2016年、「人工呼吸器の決定?」っていう、これです。これは、『人工呼吸器ポケットマニュアル』って本があって、そこに書いてるんですけど、その改訂版が今度出る。今月出ると思いますけど、そこに載る文章の一部です。できるだけ易しく、わかりやすく書こうと思って書いた文章なので、ここに引用してあります。今日しゃべった話がもっと短く書いてあります。そこのなかでちょっと言ってるんですけど、その話だけして終わりにします。こうやって40年、50年かけてできてきたこの仕組みは、国際的に見てもわりと珍しいっていうか、けっこういけてるかもしれないっていう話をして終わりにします。