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螺旋というリアリティ?:「事実への信仰」より・08

「身体の現代」計画補足・473

立岩 真也 2018/02/07
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/2010964655837178

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立岩真也・杉田俊介『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』表紙   『日本の血友病者の歴史――他者歓待・社会参加・抗議運動』表紙   『現代思想』2018年2月号 特集:保守とリベラル――ねじれる対立軸・表紙

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 荻上チキ×立岩真也×岸政彦の「事実への信仰――ディティールで現実に介入する」。『現代思想』2018年2月号(特集「保守とリベラル――ねじれる対立軸」)に掲載。
http://www.arsvi.com/ts/20180001.htm
 その私の発言部分、前回の終わりとかぶりつつ、続き。第8回。校正前の原稿なので雑誌の文章は違うかもしれない。


 「私はよく大学院生に「とにかく調べて書け」みたいなことしか言わない人だと言われているし、実際そうだし、別にそれは悪いことだと思っていません。そう言っているのは、その手前のところを残すとか、そういうことすらなされていないということです。それでも、沖縄については岸さんみたいな学者が何人もいたりするし、また水俣や広島といったごく限られたものについては、それでも調べたり書いたりするということがかろうじてなされてきたわけですが、それ以外のものに関しては本当に何もないというようなことがずっと続いている。それが今の学問というものの体たらくで、現状であるということを知ってもらいたいし、それを何とかしようという人がいるといいなと思います。

岸 立岩さんは螺旋というリアリティはありますか。グルグル回っているだけではなく、上がっているというリアリティは。

立岩 ちょっとあります。全然ないわけではない。そんなものはないという悲しい話をしてもいいのだけれど、あえてしないようにしているという部分も含めて。

岸 事件があるたびに発言されているというのは、そういうところもあるのですか。これは無駄ではないだろう、という。

立岩 無駄ではないというのもあります。もう一つは先ほどチキさんが言ったことで、「俺の代わりにもっとろくでもないやつがしゃべるに違いない。だったらいやだから俺がしゃべる」ということも間違いなくあります。」


この号には「社会科学する(←星加良司『障害とは何か』の3)――連載・142」も掲載されている。いっしょに読んでいただけるとありがたい。というか、この号の特集、そして上の討議というか鼎談というかを多少意識してこの第142回を書いたところがある。これは連載の第141回「星加良司『障害とは何か』の2」 http://www.arsvi.com/ts/20180141.htm
の続き、で「身体の現代」計画補足」では前回まで「の2」を分載してきたが、それは中止。雑誌買ってください。立岩真也編『社会モデル』
http://www.arsvi.com/ts/2016m2.htm
の購入者には、「1〜4?」の原稿を収録した増補版を無償で後日提供します。

 生存学研究センターのフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20182473.htm
にもある。


UP:2018 REV:
病者障害者運動史研究  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇『現代思想』 
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