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『与えられる生死:1960年代』序2

「身体の現代」計画補足・341

立岩 真也 2017/04/15
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1874951919438453

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立岩真也編『与えられる生死:1960年代』表紙   立岩真也・杉田俊介『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』表紙   立岩真也『青い芝・横塚晃一・横田弘:1970年へ/から』表紙   『生死の語り行い・1』表紙
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 『与えられる生死:1960年代――『しののめ』安楽死特集/あざらしっ子/重度心身障害児/「拝啓池田総理大学殿」他』(立岩真也編、2015)
http://www.arsvi.com/ts/2015b1.htm
 04/22(土)日本社会福祉学中部地域ブロック部会主催2017年度春季研究例会研究例会 、「相模原障害者 殺傷事件から問い直す『社会』と福祉」で講演。於:名古屋。「道筋を何度も作ること――7.26殺傷事件後」
http://www.arsvi.com/ts/20170422.htm
に関連。今回はその「序」の後半。「横田と親交のあった臼井正樹の企画・執筆で出版されることになっている」という本は『われらは愛と正義を否定する』。
http://www.arsvi.com/b2010/1603yh.htm
 フェイスブックに載せているこの文章は
http://www.arsvi.com/ts/20172341.htm
にもある。

 「とにかく、これらを残して読める状態にすることが必要だと考えた。書き手の了解を得てのものではない。それには『しののめ』の特集号が出てから五三年が経つ今、事実上不可能だろうと思えたことが一つある。もう一つ、『しののめ』は同人誌とはいえ、国会図書館に送られ、より広範な読者に読まれることを想定していたと判断した。その上で、誰もがアクセスし読めるかたちでなく、メールアドレスを把握できる経路で購入してもらう――その売り上げはさらなる資料収集・整理・公刊のために使う――かたちをとった。どうかご理解をたまわりますよう、伏してお願いもうしあげます。
 そして七〇年代になる。この時期についても資料のデータ化をすこしずつ始めている。これも公刊する予定だ。そして、今年、偶然といえば偶然だが、この六〇年代を生き、本書に登場する人たちや『しののめ』との関わりあった横田弘の『障害者殺しの思想』の再刊にあたっての「解説」を書かせていただいた(立岩[2015])。それが最近書いたとさきに記した文章で、その一部(七〇年代に入る手前まで)を本書末尾に収録した。そして横田の生前、二度ほどインタビューというか対談というかさせていただいたその記録を含む本も、横田と親交のあった臼井正樹の企画・執筆で出版されることになっている。その同輩でも後輩でもあった(といっても横田は三三年生まれ、その二年後の三五年生まれだから二歳の違いということになる)横塚晃一の『母よ!殺すな』の解説も書かせていただいているのだが(立岩[2007])、その横塚についての文章を書かねばならないことになっている(立岩[2015])。こうして続くこともある。
 この人たち、その七〇年はたしかに大切な年であり、私もそのことを幾度か書いてきた(立岩[1998]等)。ただそれを、それ以後のことを捉え考えるためにも、その数年前のできごとを、誰がどのような語り口で何を語ったのかを知る意味があると思う。
 本書は窪田好恵、中村亮太、安田智博の3氏の協力・貢献があってることができた。また厚生労働科学研究費補助金(中島孝代表)を使わせていただいた。感謝いたします。」


UP:201704 REV:
病者障害者運動史研究  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa 
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