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『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』紹介再度・2

「身体の現代」計画補足・339

立岩 真也 2017/04/07
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1870576103209368

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『税を直す』表紙   On Private Property, English Version   『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』表紙
[表紙写真クリックで紹介頁へ]

 村上慎司・橋口昌治との共著書『税を直す』
http://www.arsvi.com/
はてもとに在庫なく、明日はもっていけません。『ベーシック・インカムの哲学――すべての人にリアルな自由を』
http://www.arsvi.com/b1990/9500vp3.htm
あったので、高い本ですが、もっていきます。
 04/08午後、吹田市スタジオシチズンで「ベーシックインカムと人間の生存」(貰った題)。立岩真也・齊藤拓『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』等々割引販売します。
http://www.arsvi.com/ts/20170408.htm
ということなので、以前書いたその本の紹介文。『BIメールニュース』の依頼で書いたもの。前回はその前半。今回は後半。
http://www.arsvi.com/ts/20100015.htm
 フェイスブックに載せているこの文章は
http://www.arsvi.com/ts/20172339.htm
にもある。では以下。

 「対して、斎藤の第2部は、BIを力強く肯定する。ただその肯定の仕方は、日本でよくある(らしい)話とは違うところがある。また私の話と違うようで、意外に違わないところもある。ちなみに、本の副題の「分配する最小国家」という語は私が以前に使った語だが、斎藤はそれを超えて「最大限に分配する最小国家」がよいと言う。ただその点についても私にそう異論はなく、そんな姿勢があまりBIの主張にないのはいやだと思っている。そしてその主張は斎藤が訳した『ベーシック・インカムの哲学――すべての人にリアルな自由を』(原著1990、訳2009、勁草書房)のヴァン・パリースの主張でもある。しかしその人と私が思うことも違う。
 どうなっているのか。こういう――少しだけ――ややこしい話もときに必要だと私は思っている。同時にまったく現実的に具体的に考えていきたい。給付と対になり同時に重要なのは「財源」論である。村上慎司・橋口昌治との共著書『税を直す』(2009、青土社)と合わせて読んでいただきたい。当方(生存学創成拠点)のHPからでも注文できます。」


UP:201704 REV:
立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa 
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