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C被害者の運動(薬害スモン関連)

「身体の現代」計画補足・317

立岩 真也 2017/02/22
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1849440561989589

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『自閉症連続体の時代』表紙   『現代思想』2017年2月号 特集:ビットコインとブロックチェーンの思想――中央なき社会のゆくえ・表紙   北村健太郎『日本の血友病者の歴史――他者歓待・社会参加・抗議運動』表紙
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 幾度か同じことを繰り返すが、「病者障害者運動史研究」
http://www.arsvi.com/d/hsm.htm
がいくらか複雑なものの組み合わせを見て行く必要があること、そして、そのために幾種類か集めるものがあることを述べている。
 以下引用しているのは『現代思想』2017年2月号(特集「ビットコインとブロックチェーンの思想――中央なき社会のゆくえ」)に掲載された連載第130回を分載しているその第17回。
http://www.arsvi.com/ts/20170130.htm
は、その第130回に対応した文献リスト。そこにある薬害スモン関連書籍リストは
http://www.arsvi.com/ts/20170130.htm#s
北村[2014]は北村健太郎『日本の血友病者の歴史――他者歓待・社会参加・抗議運動』
http://www.arsvi.com/b2010/1409kk.htm
 フェイスブックに載せているこの文章は
http://www.arsvi.com/ts/20172317.htm
にもある。


 「■複数の存在、に由来する不在
 […]
 C:そして健康被害について、原因を究明し、責任の追求と補償を求める運動が起こる。そうした事件・運動は数多くあるが、難病政策につながっていったのは薬害スモンだった。スモンは社会問題になり、企業と政府を相手取った裁判になったから、多くの書籍がある。リスト◆には二二点をあげた。一つ、この事件でも被害者・原告側の間に分裂があった。(現在手元にある書籍のうち組織によるものとしては福岡県スモンの会、岩手スモンの会のものがある。)全国組織も、会計の不正問題があったというが、一度なくなることがあった。そんなことがなぜ起こるか、基本的にどう考えるべきかについては『自閉症連続体の時代』の補章「争いと償いについて」に述べたが、それはそれとして、まず、その差異、困難の実際がどうであったかだ★01。そこにも政党が関わっている。そして一つ、難病政策との連結について。難病政策という括り方、対処の仕方は、研究という枠組に、責任と生活の問題を収拾していくことだったと捉えられるかもしれない。そのことを確かめるためにも、スモンを巡る事々を押えておいた方がよいだろう。」

 「★01 さらに、争いについて考えるためには、争いが起こる前のことを知るべきだ。薬害エイズに関する書籍もたいへんたくさん出ているが、北村[2014]の意義はそんなところにもある。」


UP:201702 REV:
『生存学の企て』  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇病者障害者運動史研究  ◇身体の現代:歴史
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