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滋賀県難病連絡協議会/葛城貞三

「身体の現代」計画補足・298

立岩 真也 2017/01/17
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1834010146865964

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『流儀』 (Ways)表紙   立命館大学生存学研究センター編『生存学の企て――障老病異と共に暮らす世界へ』・表紙
[表紙写真クリックで紹介頁へ]

 葛城貞三は
http://www.arsvi.com/w/kt25.htm
前回の中村雅也と同じく4本の論文の全文を読めます。
『現代思想』の来月号(2017年2月号)掲載の「生の現代のために・18:資料について 連載・130」
http://www.arsvi.com/ts/20170130.htm
は、葛城が3月に提出する博士(学位申請)論文の「先行研究」をどうしたものかということもあって、書いたところがある。結果的にはそういう方面で直接役立つものにはならなかったが。そこにスモンについての書籍一覧も置いた。またスモン他については『流儀』
http://www.arsvi.com/b2000/0811im.htm
における山田真との対談にも出てくる。『流儀』よい本です。そして「病者障害者運動史研究」、いつもよろしくお願いします。
http://www.arsvi.com/d/hsm.htm
 以下は『生存学の企て』(生活書院、2016)
http://www.arsvi.com/b2010/1603rcav.htm
「補章」の再掲再開第9回(通算第36回)。

 フェイスブックに載せているこの文章は
http://www.arsvi.com/ts/20172298.htm
にもある。


 「■4 言葉にしていくこと

■4 組織・運動
 […]
 葛城貞三は、自らが「滋賀県難病連絡協議会」の事務局長を長く務めてきて、それと別に収入を得ていた勤務先を定年で退職した後、入学して、自らが活動してきたその組織について書いている(葛城[2009][2010][2011][2015])。長い歴史があるが、そんなに劇的な変化を経てきたというほどのものではない、そう派手なことをやったわけでない組織について、何を書くか。一つずつの組織について、ともかく記録があってよい、そしてそれは一つずつに一つなのだがそのことにおいて「オリジナル」なものだと割り切れば、たんたんと書けばよいし、実際おおむねそんな論文としてまとめられつつある。
 ただ、その組織は予算規模からしても相談を受けるぐらいの活動で手一杯なのだが、しかし、相談してそれが有益でもそれだけで人は生きていけるわけではない。葛城たちはその活動の中から、そしてこの場で研究がなされたことと関係がなくはないと思う、介助者派遣の事業体を作り出し、活動を始めた。博士論文がその部分にまで至るかは、結局筆者によって決められることになるだろうが、私はいろいろとやってみたあげくの一つの展開のあり方としてその部分も書いてくれたらよいと思って、そのことは伝えた。
 もう一つ、こんどは時期を過去の方に遡っていくと、各地域の難病連の始まりぐあいがわかるもかしれない。葛城によると、1960年代から70年代にかけて社会問題化したスモン病の患者、患者団体が、地域における組織化に役割を果たした、そして京都での運動が滋賀での組織化を促したところもあったということのようだ。国の政策としては、また全国的な動きとしてはスモン病がきっかけになったことは言われているが、地域レベルでどうであったかの研究は進んでいない。わかるところまで書いてくれたらよいと思う。」


UP:201701 REV:
『生存学の企て』  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇病者障害者運動史研究  ◇身体の現代:歴史
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