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発言・質問

立岩真也 2017/11/29
障害学会第14回大会,於:神戸学園大学

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■午前の発言

▽研究報告 2-2 (10:00-10:25)川添 睡「エイブリズムと差別のあいだの関係性について」

◇(質問でなくコメント)1:能力主義の否定の仕方:できることの肯定を否定するという方向と、できることをいったん肯定した上でその位置づけを問題にするというやり方とある。二つはあることを確認すること、両者はまずは別のものであることを確認して議論した方がよいと思う。

cf.『人間の条件』、T「できなくてなんだ」
 1 できることはよい
 2 できないことがよいこともあること
 3 だが勝手に持ち上げられたら迷惑であること

◇(質問でなくコメント)2:後で書きます。

■午後の発言・質問

▽シンポジウム 2「障害者イメージの流通と消費: 2020年パラリンピック東京大会を見据えて、今考える」
話題提供 /
河合 純一(日本パラリンピアンズ協会会長/日本スポーツ振興センター)
玉木 幸則(NHK「バリバラ」出演者/西宮社会福祉協議会)
司会+コメント /
星加 良司(東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター)

◇1(これはこのシンポジウム とは直接関係なし)「ableism」という言葉は――私も『私的所有論』の英語版において結局「能力主義」の訳語としてこの語を使ったのではあるが――英語ではそう使われない語で、かつ健常者主義〜障害者嫌悪といった素朴な意味で使われることが多く、日本語の能力主義というのとは少し異なるとみた方がよい。
◇2韓国でのパラリンピックに際して、韓国障害者運動(の一部)が反対したが、それはとくだん障害者のスポーツを否定したわけではなく、そんなことに金を使うなら、自分たちにまわせと言った。これは単純な主張だが、このシンポジウムでは出なかった、考慮に値する論点であるとかんがえる。
◇玉木さんへの質問:日テレの番組がくだらなくつまらないのは言うまでもない。「パリバラ」がおもしろくないと私は――相模原事件の際に出演させてもらったのではあるが、ゆえに――思う。玉木さんはどう考えるか?

 ※後で補足します。

■cf.


◇2017/11/29 「台風のもと神戸学園大学で障害学会大会――「身体の現代」計画補足・428」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1962589007341410
◇2017/10/26 「障害学会大会『精神』『社会モデル』等々等々――「身体の現代」計画補足・425」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1961371644129813

◆2017/10/28 挨拶
 障害学会第14回大会,於:神戸学園大学

UP:20171029 REV:
立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa 
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